【SMシーズン4使用構築】ミミマンダスタンダード【最高・最終2206(2位)】

〈前書き〉

はじめましてTN:Reginaで潜っていた者です。

シングルレート2200を達成できたということで記念に構築記事を書かせて頂きます。

SMシーズン1の時にも構築記事を書いたことがあるのですが削除してしまったので今回が実質初投稿です。

ブログを書くことに慣れていないうえ、かなり急いで書いたのでおかしな部分も多いかもしれませんが最後まで読んで頂ければと思います。

 

〈構築経緯〉 

シーズン4ではメガバシャーモメガバンギラスといった強力なメガ枠が解禁され、今まで以上に構築難易度が高くなったように感じました。

自分がサイクル+対面の構築しか扱えないのは前々から分かりきっていたので、それを基に組み始めました。

今回は元々のスペックが高いポケモンに多少アクセントを加えて選出スペースを圧縮し、80点に近い選出をしやすい構築を目指しました。

上手く説明できなくて申し訳ないのですが、とにかく1匹のポケモンに多くの役割を持たせられるように工夫したということです。

並びとしての美しさよりも、単体で見た際の性能の高さや個人的な使いやすさを重視したため、結果的に鋼2体、飛行3体という美意識の欠片もない構築になってしまいました。

個人的にはむしろ偏った構築の方が好きだったりするんですけどね(6世代ガルポリ2の民)

 

〈並び〉

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〈個別紹介〉

※最終的に使用していたものを記載しています。

 

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ボーマンダ@ボーマンダナイト いかく→スカイスキン

いじっぱり H212 A44 B4 D12 S236

メガ前:197-177-101-×-102-150

メガ後:197-188-151-×-112-170

やつあたり/りゅうのまい/みがわり/はねやすめ

 

最も無難なメガ枠。

技構成は反動を気にせずに安定した火力が出せる「やつあたり」、終盤の抜き役になれる「りゅうのまい」、サイクル戦になった際に無いと困る「はねやすめ」は個人的に確定。

「みがわり」の枠は鋼やバンギラス、カプ・コケコあたりへの打点になる「じしん」も候補ですが、状態異常等による甘えた詰めを許さない点や裏のポケモンの技とのシナジーを考慮して今回は「みがわり」としました。

配分は最速ガブリアス抜きを確保し、メガ前(B<D)、メガ後に211メガリザードンYの「めざめるパワー氷」を高乱数耐え、残りAです。

スカイスキン「やつあたり」で131-100ミミッキュをギリギリ確定で落とせませんが、他に削れる箇所がなかったです。

火力、耐久、素早さどれも高水準で、メガ前の特性も腐らないため、雑に投げても強いです。

もちろん厚く対策を施されていることも多く、出して明らかに不利になると予想できる相手には選出を控えました。

 

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ミミッキュ@フェアリーZ ばけのかわ

いじっぱり H228 A252 B28

159-156-104-×-125-116

じゃれつく/かげうち/つるぎのまい/のろい

 

行動保ショウZ。

言わずと知れた7世代最強ポケモン

持ち物はガルーラやポリゴン2に対して躊躇せずに出せる点や単に威力が高い点を評価してフェアリーZとしました。

配分はSが必要な場面が少ないと感じたことや、耐久に振ることで耐えられる技が大幅に増えることからHAベース。

積みに対するストッパーとしての役割が主ですが、「つるぎのまい」→「Zじゃれつく」で自ら崩しを行うことも多いです。

「のろい」はバトン構築やオニゴーリ入りに刺せるだけでなく、数的有利状況での明確な詰め筋としても重宝しました。

「シャドークロー 」を切った弊害は想像以上に少なく、「のろい」のおかげで拾えた試合のほうが明らかに多かったです。

つるぎのまい」と「のろい」の両立は一見アンチシナジーですが、それぞれ状況を判断して使い分けることができればとても強力な構成だと思っています。

このミミッキュは一部のサイクルパを除けば出して腐る場面が無いので、積極的に選出するようにしていました。

ストッパー、崩し、先制技、害悪耐性などスタンに欲しい要素がギュッと凝縮されているため、個人的に7世代のスタンでミミッキュは抜く理由が無いと思っています。

 

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ポリゴン2@しんかのきせき ※アナライズ

おだやか H244 B20 D244

191-76-113-125-160-80

れいとうビーム/ほうでん/どくどく/じこさいせい

 

本構築の主軸の一匹であるHDポリゴン2

ポリゴン2ミミッキュボーマンダの3体がこの構築の基本選出になります。

HDラインは211リザードンYの晴れ「かえんほうしゃ」+「オーバーヒート」の乱数を考慮するとこれ以上削れないと思います。 

残りはパルシェン意識でBに振りました。

技構成は「れいとうビーム」と「じこさいせい」は確定で、残りの2枠には水タイプやテッカグヤへの打点となり、麻痺の追加効果も強力な「ほうでん」、耐久ポケモンを機能停止させることができ、裏のポケモンの「みがわり」や「まもる」との相性も良い「どくどく」としました。

「イカサマ」が欲しい場面もありましたが、前述した2つの方が明らかに打ちたい場面が多かったです。

特性はトレースだと天候やフィールド系の相手に邪魔になる点、ダウンロードは能力上昇が相手依存になってしまう点から、一番無難そうなアナライズを選択。

アナライズにすることで耐久振りでない霊獣ボルトロスを「れいとうビーム」+ミミッキュの「かげうち」でほぼ落とせるようになります。 

ポリゴン2は選出段階でHDを想定されづらく、単純な特殊火力の押し付けでこのポケモンを処理しようとしてくる相手は詰ませることも多かったです。

7世代でHDポリゴン2を使っている人は少ない気がしますが、もっと評価されていい型だと思っています。

 

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グライオン@どくどくだま ポイズンヒール

しんちょう H244 A4 B4 D252 S4

181-116-146-×-139-116

まもる/はねやすめ/じしん/ハサミギロチン

 

前期の構築記事を読んで感銘を受けたHD羽ギロチングライオン

カプ・コケコ、ギルガルドヒードランへの受け出し性能や強引なサイクル破壊性能を評価して採用に至りました。

ポイズンヒール+「まもる」+「はねやすめ」による回復量が素晴らしく、「ハサミギロチン」の試行回数を容易に稼ぐことができます。

ちなみに毒が通らないサイクルも強引に崩す必要があるため、「どくどく」は候補外です。

「ハサミギロチン」は基本的にローリスクな場面で打ちますが、ここで当てなきゃ勝てないという場面も当然多かったです。(勝負どころでは結構当てていた)

不安定な要素が含まれる分、絶対に崩せないサイクルがほぼなくなる点は良かったと思います。

ボーマンダ入りの補完としては微妙かもしれませんが、低速低火力寄りのサイクル構築を中心に選出していくため、相性補完の悪さが気になる場面はほとんどありませんでした。

ギロチン被害者の方々ごめんなさい。

 

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テッカグヤ@たべのこし ビーストブースト

ずぶとい H212 B252 C12 D4 S28

199-95-170-129-122-85

エアスラッシュ/やどりぎのたね/みがわり/まもる

 

ここまで耐性面や物理耐久指数に不安が残ったので、それらを補強できるHBテッカグヤを採用しました。

配分はSがほとんどのポリゴン2を抜けるラインで、あとはHBベースに適当に振りました。

持ち物、技構成は様々な選択肢がありますが、最終的に嵌め重視の型に落ち着きました。

1Wには流行りの「エアスラッシュ」を採用しましたが、「ヘビーボンバー」や「かえんほうしゃ」にもそれぞれ利点があるので悩ましいところです。 

テッカグヤの処理ルートが薄い構築は一方的に嵌めることができ、「やどりぎのたね」を当て続ければ、ほぼ脳死で勝てたりもしました。

 

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メタグロス@メタグロスナイト クリアボディ→かたいツメ

ようき H156 A100 S252

メガ前:175-168-150-×-110-134

メガ後:175-178-170-×-130-178

アイアンヘッド/れいとうパンチ/じしん/バレットパンチ

 

第二のメガ枠。

ボーマンダの技が通らない且つ此方への負荷が大きいポケモンに対して勝率が悪かったため、それらに出していけそうなメガ枠を探していたところメガメタグロスに行き着きました。

基本的にボーマンダが出せない相手がいた場合や刺さりが良いと判断した場合に選出していきます。

メガ枠の選出率はボーマンダ:メタグロスで8:2ぐらいでした。

技構成は「アイアンヘッド」と「れいとうパンチ」は確定で、ミラーでの打点となる「じしん」、メガバンギラスに対面で勝てたり、削り残した相手を処理するための「バレットパンチ」としました。

「かみなりパンチ」や「アームハンマー」も採用する価値は十分にありますが、補完枠なので技範囲を広げるよりも勝てる相手に確実に勝てる構成にしました。

配分はミラーで上を取りたいので最速を確保し、耐久はメガ後に156ミミッキュの「Zシャドークロー」確定耐え、残りをAに振りました。

オニゴーリ入りやイーブイバトンはメタグロスミミッキュ@1で対処可能です。

選出率はあまり高くないですが、出した時の勝率はなんだかんだ9割ぐらいあった気がします。

高い素早さと追加効果により運勝ちを狙いやすいので、何度も良い流れを引き寄せてくれました。

2200チャレを綺麗に締めくくってくれた最高のポケモン

 

細かい配分や技構成はまだまだ改善の余地がありますが、これが自分なりの結論です。

使われて特につらいと感じたのはステロカバルドン展開からのメガギャラドスポリゴンZです。

あと、此方のメガ枠1匹だけでは対応しきれないメガ枠(ギャラドスメタグロスバンギラスなど)が複数いる構築には選出択にされてしまい、苦戦を強いられました。

 

〈余談〉

今期はシーズン終了3週間前から1ROMで潜り始めました。

元々構築の基盤はほぼ完成していたので、潜りながら細部を改良する作業を繰り返していました。

2100にのってから3〜40戦ぐらいは潜りましたが、一番溶かした時で2055とかだったので、構築自体の安定感はかなり高いと思います。

最終日は2108からスタートし、13勝3敗で98上がったのでマッチング運はかなり良かったです。

2200チャレは2回目で成功したのですが、1回目のチャレは技を避けまくったにも関わらず負けてしまい、悔しいというより恥ずかしかったです(笑)

シングルレートはXYのS3から全シーズン潜っている(ガチり出したのはORASのS12)のですが、今まで本気で潜ったシーズンも2150を過ぎたあたりから毎回のように闇に呑まれていたので、デフレシーズンで2200までいけたことには自分でもビックリしています。

最終2位という結果になりましたが、1位の方は3期連続で2200らしい(凄すぎる‼)ので、この順位にはとても納得しています。

 

↓一応証拠写真(見づらくてすみません)
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〈後書き〉

自分は高3で本来ならばゲームなんかやってる場合ではなく、来シーズンからは絶対に潜らないと決めていたので、このような素晴らしい結果で終えることができ、とても嬉しく思います。

マッチングした方はありがとうございました。

最後にQRチームを公開しておきます。

Pokémon Global Link

※注意点

ボーマンダ…なつき度の関係で「やつあたり」→「すてみタックル」に変更。

テッカグヤ…個別紹介の欄ではA最低値で記載してありますが、実際は急いで捕まえたA最低値+2の妥協個体です。

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

何か質問等あればコメント欄にお願いします。