はじめに
猫の出産に立ち会い、里親さんに引き渡すまで子猫たちと一緒に生活をしたことがあります。そんな経験をもとに、子猫の育て方について解説します。
子猫を里親に出すときや、屋外で生活していた子猫を保護したとき、自分で子猫を洗う必要があります。ここでは、子猫のじょうずな洗い方について解説します。
ステップ1
まず、子猫とスキンシップを十分にとります。
時間がある場合は一緒に昼寝をしたりして、自分に慣れさせ、信頼関係を築きましょう。
- ポイント
- 子犬や人間の赤ちゃんもそうですが、心臓の音を聞かせてあげると安心します。
- 心臓の位置に耳が来るようにしてあげて、抱っこしたり、一緒に寝たりするとよいです。
ステップ2
お風呂の準備をします。
キッチンや洗面所で洗う、なんて人もいますが、私はお風呂をお勧めします。
バスタブに、ほんの少しだけぬるめのお湯を入れます。
子猫のおなかが浸かるくらいの高さがベストです。
洗うのは、できれば猫用のシャンプーがおすすめですが、なければ石鹸などで大丈夫です。
ステップ3
着替えをしましょう。
上半身はすぐ洗えるようなTシャツなどがおすすめです。
下半身は、ジーンズをはいて、裾まくりした状態にしておきましょう。
ジーンズをはくことによって、暴れた子猫が鋭いちいさな爪でよじ登ってきてもだいぶカバーができます。(素足だと血だらけになる恐れあり!)
ステップ4
子猫を抱いてバスタブに入りましょう。
子猫にそっとお湯をかけてやりながら、バスタブに放します。
子猫は怖がって逃げ惑うかもしれませんが、バスタブからは出られないので、追いかけっこをしなくて済みます。
また、子猫の体を洗って流すときは、バスタブのお湯をかけるようにして洗えば、シャワーを持ちかえたりする必要もありません。小さな子猫の体なので、十分にすすげます。
最後にきれいなお湯をかけ流してあげれば完了です。
ステップ5
洗い終わった子猫は、バスタオルで拭いた後は室内に放してあげてください。
冬場でないようだったら、ドライヤーはいらないかもしれません。
暖かい季節だったら子猫の体はすぐに乾くと思います。
びしょぬれの自分の体を、落ち着ける場所でせっせと舐めて乾かすと思うので、あまり構わずに、そうっとしたいようにさせておいてあげましょう。