「リカちゃん」発売50年 かつての子どもたちは…
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着せ替え人形の「リカちゃん」が発売されて、ことしで50年になります。これを記念して、今は大人になった女性たちが「リカちゃん」との思い出を語り合うパーティーが千葉県・浦安市で開かれました。
「リカちゃん」は50年前の1967年(昭和42年)に発売された着せ替え人形で、これまでに合わせて6000万体以上が販売されています。
人形を販売しているおもちゃメーカーが50周年を記念して開いたパーティーには、およそ950人が参加しました。パーティーの募集が行われたのは今から25年前で、17日に集まったのは、そのころ「リカちゃん」と遊び、今は大人になった女性や家族の人たちです。
パーティーではさまざまなイベントが行われ、参加者全員で「ありがとう」と声をそろえてリカちゃんに感謝の気持ちを伝えました。
会場には1975年(昭和50年)に発売された「ミニスカート」のリカちゃん人形や1995年(平成7年)に発売された「ルーズソックス」姿のものなど、およそ50体が展示され、参加した人たちが一緒に写真を撮ったり、親子で思い出を語り合ったりしていました。
参加した家族連れは「25年前に子どもが生まれた記念にリカちゃんを購入しました。時間がたつのはあっという間で、こんな日が来るなんて思ってもみませんでした」と話していました。
タカラトミーの「リカちゃん企画部」栗原※しょう太部長は「親子、孫まで3世代にわたって愛されているので、これからも女の子たちの憧れを少し先取りして実現する形で商品開発を進めていきたい」と話していました。
※「しょう」は「示」に「羊」。
人形を販売しているおもちゃメーカーが50周年を記念して開いたパーティーには、およそ950人が参加しました。パーティーの募集が行われたのは今から25年前で、17日に集まったのは、そのころ「リカちゃん」と遊び、今は大人になった女性や家族の人たちです。
パーティーではさまざまなイベントが行われ、参加者全員で「ありがとう」と声をそろえてリカちゃんに感謝の気持ちを伝えました。
会場には1975年(昭和50年)に発売された「ミニスカート」のリカちゃん人形や1995年(平成7年)に発売された「ルーズソックス」姿のものなど、およそ50体が展示され、参加した人たちが一緒に写真を撮ったり、親子で思い出を語り合ったりしていました。
参加した家族連れは「25年前に子どもが生まれた記念にリカちゃんを購入しました。時間がたつのはあっという間で、こんな日が来るなんて思ってもみませんでした」と話していました。
タカラトミーの「リカちゃん企画部」栗原※しょう太部長は「親子、孫まで3世代にわたって愛されているので、これからも女の子たちの憧れを少し先取りして実現する形で商品開発を進めていきたい」と話していました。
※「しょう」は「示」に「羊」。
「リカちゃん」は50年前の1967年(昭和42年)に発売された着せ替え人形で、これまでに合わせて6000万体以上が販売されています。
人形を販売しているおもちゃメーカーが50周年を記念して開いたパーティーには、およそ950人が参加しました。パーティーの募集が行われたのは今から25年前で、17日に集まったのは、そのころ「リカちゃん」と遊び、今は大人になった女性や家族の人たちです。
パーティーではさまざまなイベントが行われ、参加者全員で「ありがとう」と声をそろえてリカちゃんに感謝の気持ちを伝えました。
会場には1975年(昭和50年)に発売された「ミニスカート」のリカちゃん人形や1995年(平成7年)に発売された「ルーズソックス」姿のものなど、およそ50体が展示され、参加した人たちが一緒に写真を撮ったり、親子で思い出を語り合ったりしていました。
参加した家族連れは「25年前に子どもが生まれた記念にリカちゃんを購入しました。時間がたつのはあっという間で、こんな日が来るなんて思ってもみませんでした」と話していました。
タカラトミーの「リカちゃん企画部」栗原※しょう太部長は「親子、孫まで3世代にわたって愛されているので、これからも女の子たちの憧れを少し先取りして実現する形で商品開発を進めていきたい」と話していました。
※「しょう」は「示」に「羊」。
人形を販売しているおもちゃメーカーが50周年を記念して開いたパーティーには、およそ950人が参加しました。パーティーの募集が行われたのは今から25年前で、17日に集まったのは、そのころ「リカちゃん」と遊び、今は大人になった女性や家族の人たちです。
パーティーではさまざまなイベントが行われ、参加者全員で「ありがとう」と声をそろえてリカちゃんに感謝の気持ちを伝えました。
会場には1975年(昭和50年)に発売された「ミニスカート」のリカちゃん人形や1995年(平成7年)に発売された「ルーズソックス」姿のものなど、およそ50体が展示され、参加した人たちが一緒に写真を撮ったり、親子で思い出を語り合ったりしていました。
参加した家族連れは「25年前に子どもが生まれた記念にリカちゃんを購入しました。時間がたつのはあっという間で、こんな日が来るなんて思ってもみませんでした」と話していました。
タカラトミーの「リカちゃん企画部」栗原※しょう太部長は「親子、孫まで3世代にわたって愛されているので、これからも女の子たちの憧れを少し先取りして実現する形で商品開発を進めていきたい」と話していました。
※「しょう」は「示」に「羊」。
本名は香山リカ 11歳
リカちゃん人形は50年前の1967年に発売された着せ替え人形です。当時、おもちゃ売り場に並んでいたのはアメリカの「バービー人形」など、外国人の女の子の姿をした着せ替え人形でした。
そこで、日本の女の子向けのオリジナルの人形を作ろうと、おもちゃメーカー大手、「タカラ」がリカちゃんを開発しました。本名は香山リカで、5月3日生まれの11歳という設定で、両親のほか双子の妹などの家族もいます。
メーカーによりますと、この50年の間に合わせて6000万体以上が販売され、日本国内だけでなくタイやベトナム、台湾など海外でも販売されているということです。
そこで、日本の女の子向けのオリジナルの人形を作ろうと、おもちゃメーカー大手、「タカラ」がリカちゃんを開発しました。本名は香山リカで、5月3日生まれの11歳という設定で、両親のほか双子の妹などの家族もいます。
メーカーによりますと、この50年の間に合わせて6000万体以上が販売され、日本国内だけでなくタイやベトナム、台湾など海外でも販売されているということです。
時代の変化を反映 リカちゃんハウス
リカちゃん人形と合わせて「リカちゃんハウス」という、おもちゃの家も販売されていますが、商品にはこの50年間の日本の社会や経済の変化が反映されています。
最初に発売された1967年の初代「リカちゃんハウス」は、応接間1つというシンプルなデザインでしたが、当時の日本は高度経済成長の真っただ中。マイホームを求めるサラリーマンの増加に合わせて、郊外に公団住宅や民間の分譲マンションが続々と登場。マンションブームとなりました。
こうした時代を反映して、1971年には「リカちゃんマンション」が発売されました。室内にはシステムキッチンが備えられ、新・三種の神器の1つだったカラーテレビもあります。
また、当時は日本中でボウリングが大ブーム。シリーズには実際にピンを倒すことができるボウリング場も登場しました。
その後のいわゆる「バブル景気」の時代。土地の価格が高騰し、都心部に“億ション”と呼ばれる超高級マンションが登場するようになります。1988年にはリカちゃんハウスにも「ひろびろオクション」が登場。縦横1メートル近くという大きさで、間取りも5LDKという豪華なタイプでした。
バブル景気が崩壊し、不良債権問題などに苦しむさ中の2000年代初頭、にわかに盛り上がったITブームで成功を収めたいわゆる“ヒルズ族”が登場。2004年には「ハートヒルズマンション」も作られました。
そして、今のリカちゃんハウス。室内の家電製品が様変わりし、ドラム式の洗濯機やロボット掃除機、それに薄型テレビを備えています。時代の移ろいを反映するリカちゃんハウス。日本経済の変化とともに今後はどんな家が登場することになるのでしょうか。
最初に発売された1967年の初代「リカちゃんハウス」は、応接間1つというシンプルなデザインでしたが、当時の日本は高度経済成長の真っただ中。マイホームを求めるサラリーマンの増加に合わせて、郊外に公団住宅や民間の分譲マンションが続々と登場。マンションブームとなりました。
こうした時代を反映して、1971年には「リカちゃんマンション」が発売されました。室内にはシステムキッチンが備えられ、新・三種の神器の1つだったカラーテレビもあります。
また、当時は日本中でボウリングが大ブーム。シリーズには実際にピンを倒すことができるボウリング場も登場しました。
その後のいわゆる「バブル景気」の時代。土地の価格が高騰し、都心部に“億ション”と呼ばれる超高級マンションが登場するようになります。1988年にはリカちゃんハウスにも「ひろびろオクション」が登場。縦横1メートル近くという大きさで、間取りも5LDKという豪華なタイプでした。
バブル景気が崩壊し、不良債権問題などに苦しむさ中の2000年代初頭、にわかに盛り上がったITブームで成功を収めたいわゆる“ヒルズ族”が登場。2004年には「ハートヒルズマンション」も作られました。
そして、今のリカちゃんハウス。室内の家電製品が様変わりし、ドラム式の洗濯機やロボット掃除機、それに薄型テレビを備えています。時代の移ろいを反映するリカちゃんハウス。日本経済の変化とともに今後はどんな家が登場することになるのでしょうか。
大人向け戦略も
小さな女の子の着せ替え人形のリカちゃん。少子化の進行に対応して、最近は大人の女性向けのファッションに身を包み、大人になったかつてのファンを再び引きつけています。
2015年に発売された「スタイリッシュドールコレクション」という新シリーズは価格が1万円を超え、子ども向けの3倍以上。パーティー用のドレスやおしゃれなコートを身にまとい、室内のインテリアなどとして楽しむ大人が増えているといいます。
少子化が進み、子ども向けのおもちゃの市場縮小が避けられない中、大人向けの市場開拓はメーカーの戦略として重要になっているのです。
このため、リカちゃんとファンをつなぐサービスも様変わりしています。リカちゃんと小さな女の子をつなぐため、メーカーでは電話口からリカちゃんの声が聞こえてくる「リカちゃん電話」を続けてきました。
最近は電話だけでなく、ツイッターでリカちゃんがつぶやくようにしました。これによって、かつてリカちゃんと遊んだ大人の女性たちが、リカちゃんと“再会”し、反響を呼んだといいます。
大人のファンの中には自分のお気に入りのファッションを人形に着せ、その写真を投稿して楽しむ女性たちも現れ、子どもの遊び相手だったリカちゃん人形の新しい楽しみ方が登場するようになっています。
2015年に発売された「スタイリッシュドールコレクション」という新シリーズは価格が1万円を超え、子ども向けの3倍以上。パーティー用のドレスやおしゃれなコートを身にまとい、室内のインテリアなどとして楽しむ大人が増えているといいます。
少子化が進み、子ども向けのおもちゃの市場縮小が避けられない中、大人向けの市場開拓はメーカーの戦略として重要になっているのです。
このため、リカちゃんとファンをつなぐサービスも様変わりしています。リカちゃんと小さな女の子をつなぐため、メーカーでは電話口からリカちゃんの声が聞こえてくる「リカちゃん電話」を続けてきました。
最近は電話だけでなく、ツイッターでリカちゃんがつぶやくようにしました。これによって、かつてリカちゃんと遊んだ大人の女性たちが、リカちゃんと“再会”し、反響を呼んだといいます。
大人のファンの中には自分のお気に入りのファッションを人形に着せ、その写真を投稿して楽しむ女性たちも現れ、子どもの遊び相手だったリカちゃん人形の新しい楽しみ方が登場するようになっています。