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スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます 作者:月夜 涙(るい)

第三章:【剣】のエンライト、シマヅ・エンライトは斬る

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第四話:スライムは娘に見惚れる

 いよいよ、キョウにたどり着いた。
 避難勧告がすでに行われていることに加えて、しかも人の行き来を制限しているのに街には活気がある。
 もとが百万都市だからだろう。
 百万人が暮らしている都市なんて、世界中探しても、キョウぐらいだ。

「うわぁ、シマヅ姉さんみたいな恰好の人ばっかりだ」
「……ん。びっくり。ニコラたちの格好だと浮きそう」

 極東の都というだけあって、みんな着物を着ている。
 そして、刀をぶらさげているものも多い。
 極東では剣よりも刀が愛用され、武士という特権階級のものにとって、刀はその象徴ということもあり、積極的に帯刀している。
 オルフェとニコラは興味深そうにきょろきょろとあたりを見ていた。とくに、着物に興味があるらしく華やかな着物をまとった女性を眼で追っていた。

「オルフェ、ニコラ、着物に興味があるなら、良かったら着てみない? いいお店を知っているわよ」
「行きたい! 一度着てみたいと思ってたんだ」
「ニコラも」

 二人がシマヅのほうに身を乗り出す。
 オルフェとニコラは、女の子にしてはおしゃれにあまり関心はない。
 とはいえ、着物には興味を持ってくれたようだ。
 俺としても、二人の着物姿を見てみたい。
 オルフェとニコラの着物姿はきっと可愛いだろう。

「じゃあ、いきましょう。その前に両替商のところに行かないといけないわね。街の入り口の近くに良心的なところがあったはず」

 極東は独自通貨を使っている。
 アッシュポートで使っていた金貨は通用しないのだ。
 シマヅの案内で、良心的な両替商のところで、金貨と宝石類を、極東で使われる小判や小銭というものに変えて、そして呉服屋に向かった。

 ◇

 呉服屋にたどり着いた。
 シマヅが選んだ店は見るからに高級店といった趣だ。

 店に入るなり、店主がいぶかしげな顔をする。こんな高級店に少女たちだけで入ったのだ。ひやかしと思われても無理はない。
 だが、店主の表情がにこやかな顔に変わる。
 ……さすがはプロだな。
 オルフェたちの着ている服や装飾品を見て、金があることを見抜いたのだ。

 彼女たちの衣服は、すべて特別製だ。快適さだけでなく性能を追求している。それは防御力だけでなく、魔術を円滑に使うための配慮もされている。
 素材も縫製技術も超一級。
 そうなると、当然値段はすさまじいものになるのだ。
 下手な貴族では到底手に入れることができない代物だ。

「お嬢様がた、今日はどのようなご用件で」

 店員ではなく、店主自らが笑顔ですり寄ってくる。
 この変わり身の早さに苦笑してしまいそうになった。

「この二人に服を仕立ててほしいの。予算はこれぐらいで頼むわ」

 シマヅがオルフェとニコラを指出し、予算を口にする。
 提示した値段は、この街の労働者の三か月分の給料ぐらいだ。この呉服屋では妥当な予算だろう。

 シマヅは、かなりの金持ちなので、これぐらいの出費は苦にしない。
 彼女は修行のため、絶望的な戦場、しかも敗北が濃厚なほうの傭兵となり、多額の報酬をもらっている。シマヅが何も言わなくても、千人分の働きをするシマヅを引き留めようと、勝手に雇い主が報奨をどんどん積み上げていくのだ。

 金に執着があまりないシマヅも、あれば便利だということはわかっているので、報酬は素直に受け取っており、荷物にならないように高価な宝石にして持ち歩いていた。

「シマヅ姉さん、自分で払うよ」
「ニコラたちだってお金がある」
「いいのよ。たまにはお姉さんらしいことをさせて。妹なら、素直に姉に甘えなさい」

 シマヅに言われて、オルフェたちは顔を見合わせて、それから頷いた。

「ありがと、シマヅ姉さん」
「シマヅねえ、この恩はいい刀を作って返す」

 そうして、オルフェとニコラは店主のほうに歩いて行った、二人は、いろいろな着物を紹介される。

「うわぁ、着物にもいろいろあるんだね。形も色もたくさん!」
「目移りする」
「お客様、用途がそれぞれに違うのです」

 そういって、店員はそれぞれの着物の特徴を説明を始める。
 ここは、公式の場でも通用する着物から普段着用までそろえている。二人が悩むのも無理はない。二人はいろいろと説明を聞いて、欲しいものを選んだようだ。

「私は、一番かわいい、これにするよ!」

 オルフェが選んだのはさくら色の振袖だった。
 絵羽模様と長い袖が印象的な可憐な着物だ。
 本人が言っているように、一番かわいいのを選んだ結果だろう。
 さくら色の振袖は、温かで優しげなオルフェによく似合いそうだ。

「ニコラはこれにする。動きやすそうだし、十分可愛い。それに、シマヅねえとお揃いの色」

 ニコラが選んだのは、浴衣だ。単衣に仕上げられているので、涼しいし動きやすい。
 空色の浴衣は、クールなニコラにぴったりだろう。

 オルフェはかわいさ、ニコラは機能性重視で、選ぶ際の観点が違って面白い。

「二人ともいい着物を選んだわね。店主、この二着をいただけるかしら? さっそくで悪いけど、二人に着付けを教えてあげて。それから、丈の調整も頼むわ」
「かしこまりました。いやはや、当店の商品の中でもよりすぐりのものを選ばれるとはお目が高いです。では、あちらで」

 女性の店員と共に、オルフェとニコラが消えていった。
 さてと、俺も二人の様子を見に行こう。ちゃんと着物の着付けを覚えられるかが心配だ。

「スラさんは私とお留守番ね」
「ぴゅいぃぃ(放せぇぇぇ)」

 シマヅに体をつかまれて、目論見が失敗する。
 そして、店の隅にあるスペースで二人を待つことになる。

 そこで、お茶とお菓子が出された。
 高級店かつ、広い店なので、こういったサービスもある。
 周囲から人がいなくなったタイミングで、シマヅが小声で語り始める。

「父上、私は天狐の力を取り戻そうと思うわ。キョウまで失うわけにはいかない」
「ぴゅい(あの力は……)」
「心配しないで、あのときとは違うから。今度はちゃんと制御して見せる。そのために、私は外に出て強くなったの」

 シマヅが覚悟を決めた目で遠くを見ている。
 鬼の再来とシマヅの力の復活。それは密接なかかわりがある。

 二つの力の根源は同じなのだ。
 鬼がよみがえる以上、シマヅの力も戻す機会が得られる。
 半神としてのシマヅ本来の力。だが、圧倒的な力は人格すらゆがめる。かつてのシマヅはその力に溺れて暴走し、すべてを失った。

「スラさん、二人が来たわよ。思った通りすごく似合うわね」
「ぴゅい!」

 どこか恥ずかしそうに、オルフェとニコラがやってきた。
 オルフェのさくら色の振袖も、ニコラの空色の浴衣もよく二人の魅力を引き出している。

「スラちゃん、シマヅ姉さん、どうかな?」
「ちょっと、恥ずかしい。こういう可愛い服、ひさしぶり」
「ぴゅいっぴゅ!(二人ともすごく可愛いよ)」

 オルフェとニコラの周りでスライム跳びでぴょんぴょんはねる。
 お世辞抜きで可愛いと連呼する。
 とくに、ニコラは似合っていた。……着物は胸がないほうが似合うのだ。

「スラちゃん、おいで」
「ぴゅい!」

 オルフェの胸元に飛び込む。いつもよりかわいいオルフェに抱かれると、きっと最高な気分になるはずだ。

「ぴゅいぃ……(悲しい)」
「スラちゃん、どうしたの?」
「ぴゅいっぷ(抱かれ心地が悪い)」

 振袖なので、生地が分厚い。オルフェの柔らかな胸の感触が今いち伝わらずに気持ちよさ半減だ。
 ただ、可愛いオルフェとニコラの姿は眼福なのでトータルではプラスだと考えよう。

「さて、二人とも着替えも済んだし、行きましょうか。極東一の鍛冶師のところへ」

 二人が頷く。
 そして、支払いを終えて呉服屋を出た。
 二人とも着物が気に入ったので、着てきた服は鞄にいれえ、着物のまま外に出た。

 ◇

 シマヅに案内されて、キョウの奥へ奥へと進んでいく。
 極上の美少女が三人もいるせいで、やたらと視線を集める。
 いやらしい視線を送ってくるものもいる。

 もし、オルフェたちに変なことをしてきたら、スラビームをお見舞いしよう。そんなことを考えているうちに、極東には似つかわしくない、いいづくりの屋敷の前までたどり着いた。

「うわぁ、立派な建物ですね」
「ん。キョウの他の家とは全然違う。なるほど、鍛冶師だから、木と紙を使えないみたい」

 さすがはニコラだ。
 一瞬で、この屋敷の意図に気付いた。
 極東では木と紙の家が主流だが、火を扱う鍛冶師の家がそれでは火事のリスクが高くなる。
 だから、ここは石造りになっている。

 シマヅが扉に備え付けられている呼び鈴を鳴らす。
 すると、乱暴な足音が聞こえてきて、扉が開かれる。

「しつこいぞ! 何度来ても答えは変わらねえ! てめえらに渡す刀はねえ、帰った、帰った!」

 無精ひげを生やし、全身が筋肉に包まれた、いかめしい顔をした男が出てきて、乱暴に叫ぶ。
 まったく、この男は相変わらずだ。

「ああん、あいつらと思ったら新顔か、女子供ばかり、それにスライムなんて連れて、けったいな客だな。なんのようだ。冷やかしならかえってくんな」

 いぶかしげに、オルフェたちを男は眺める。
 シマヅが小さく笑いを漏らす。
 そして、一歩前に出る。

「久しぶりに会ったのに、ひどいわね。カネサダ」
「あっ、なんだてめえ」

 シマヅが帽子を脱いで、キツネ耳をさらす。
 男が目を見開く。

「あら、私のことを忘れたのかしら?」
「姫!」
「忘れられていなくて良かったわ」

 シマヅが微笑む。
 カネサダは涙ぐんで、そして手ぬぐいで目元をぬぐった。

「ご立派になられて。大きくなっただけでなく、剣士として大成されておられる。キョウを出ると決められたことは間違いじゃなかった。さあさ、入ってくだせえ。姫と、その友人なら歓迎させていただきますぜ」

 そうして、カネサダの家に招かれた。
 彼は、極東一の鍛冶師にして、至高の刀工。
 かつて、キシュウでシマヅの父に仕えており、数年前、シマヅが俺のもとに来ることにもっとも反対した男だ。
 彼との出会いは、きっとニコラの成長の糧になるだろう。
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