52/52
第四話:スライムは娘に見惚れる
いよいよ、キョウにたどり着いた。
避難勧告がすでに行われていることに加えて、しかも人の行き来を制限しているのに街には活気がある。
もとが百万都市だからだろう。
百万人が暮らしている都市なんて、世界中探しても、キョウぐらいだ。
「うわぁ、シマヅ姉さんみたいな恰好の人ばっかりだ」
「……ん。びっくり。ニコラたちの格好だと浮きそう」
極東の都というだけあって、みんな着物を着ている。
そして、刀をぶらさげているものも多い。
極東では剣よりも刀が愛用され、武士という特権階級のものにとって、刀はその象徴ということもあり、積極的に帯刀している。
オルフェとニコラは興味深そうにきょろきょろとあたりを見ていた。とくに、着物に興味があるらしく華やかな着物をまとった女性を眼で追っていた。
「オルフェ、ニコラ、着物に興味があるなら、良かったら着てみない? いいお店を知っているわよ」
「行きたい! 一度着てみたいと思ってたんだ」
「ニコラも」
二人がシマヅのほうに身を乗り出す。
オルフェとニコラは、女の子にしてはおしゃれにあまり関心はない。
とはいえ、着物には興味を持ってくれたようだ。
俺としても、二人の着物姿を見てみたい。
オルフェとニコラの着物姿はきっと可愛いだろう。
「じゃあ、いきましょう。その前に両替商のところに行かないといけないわね。街の入り口の近くに良心的なところがあったはず」
極東は独自通貨を使っている。
アッシュポートで使っていた金貨は通用しないのだ。
シマヅの案内で、良心的な両替商のところで、金貨と宝石類を、極東で使われる小判や小銭というものに変えて、そして呉服屋に向かった。
◇
呉服屋にたどり着いた。
シマヅが選んだ店は見るからに高級店といった趣だ。
店に入るなり、店主がいぶかしげな顔をする。こんな高級店に少女たちだけで入ったのだ。ひやかしと思われても無理はない。
だが、店主の表情がにこやかな顔に変わる。
……さすがはプロだな。
オルフェたちの着ている服や装飾品を見て、金があることを見抜いたのだ。
彼女たちの衣服は、すべて特別製だ。快適さだけでなく性能を追求している。それは防御力だけでなく、魔術を円滑に使うための配慮もされている。
素材も縫製技術も超一級。
そうなると、当然値段はすさまじいものになるのだ。
下手な貴族では到底手に入れることができない代物だ。
「お嬢様がた、今日はどのようなご用件で」
店員ではなく、店主自らが笑顔ですり寄ってくる。
この変わり身の早さに苦笑してしまいそうになった。
「この二人に服を仕立ててほしいの。予算はこれぐらいで頼むわ」
シマヅがオルフェとニコラを指出し、予算を口にする。
提示した値段は、この街の労働者の三か月分の給料ぐらいだ。この呉服屋では妥当な予算だろう。
シマヅは、かなりの金持ちなので、これぐらいの出費は苦にしない。
彼女は修行のため、絶望的な戦場、しかも敗北が濃厚なほうの傭兵となり、多額の報酬をもらっている。シマヅが何も言わなくても、千人分の働きをするシマヅを引き留めようと、勝手に雇い主が報奨をどんどん積み上げていくのだ。
金に執着があまりないシマヅも、あれば便利だということはわかっているので、報酬は素直に受け取っており、荷物にならないように高価な宝石にして持ち歩いていた。
「シマヅ姉さん、自分で払うよ」
「ニコラたちだってお金がある」
「いいのよ。たまにはお姉さんらしいことをさせて。妹なら、素直に姉に甘えなさい」
シマヅに言われて、オルフェたちは顔を見合わせて、それから頷いた。
「ありがと、シマヅ姉さん」
「シマヅねえ、この恩はいい刀を作って返す」
そうして、オルフェとニコラは店主のほうに歩いて行った、二人は、いろいろな着物を紹介される。
「うわぁ、着物にもいろいろあるんだね。形も色もたくさん!」
「目移りする」
「お客様、用途がそれぞれに違うのです」
そういって、店員はそれぞれの着物の特徴を説明を始める。
ここは、公式の場でも通用する着物から普段着用までそろえている。二人が悩むのも無理はない。二人はいろいろと説明を聞いて、欲しいものを選んだようだ。
「私は、一番かわいい、これにするよ!」
オルフェが選んだのはさくら色の振袖だった。
絵羽模様と長い袖が印象的な可憐な着物だ。
本人が言っているように、一番かわいいのを選んだ結果だろう。
さくら色の振袖は、温かで優しげなオルフェによく似合いそうだ。
「ニコラはこれにする。動きやすそうだし、十分可愛い。それに、シマヅねえとお揃いの色」
ニコラが選んだのは、浴衣だ。単衣に仕上げられているので、涼しいし動きやすい。
空色の浴衣は、クールなニコラにぴったりだろう。
オルフェはかわいさ、ニコラは機能性重視で、選ぶ際の観点が違って面白い。
「二人ともいい着物を選んだわね。店主、この二着をいただけるかしら? さっそくで悪いけど、二人に着付けを教えてあげて。それから、丈の調整も頼むわ」
「かしこまりました。いやはや、当店の商品の中でもよりすぐりのものを選ばれるとはお目が高いです。では、あちらで」
女性の店員と共に、オルフェとニコラが消えていった。
さてと、俺も二人の様子を見に行こう。ちゃんと着物の着付けを覚えられるかが心配だ。
「スラさんは私とお留守番ね」
「ぴゅいぃぃ(放せぇぇぇ)」
シマヅに体をつかまれて、目論見が失敗する。
そして、店の隅にあるスペースで二人を待つことになる。
そこで、お茶とお菓子が出された。
高級店かつ、広い店なので、こういったサービスもある。
周囲から人がいなくなったタイミングで、シマヅが小声で語り始める。
「父上、私は天狐の力を取り戻そうと思うわ。キョウまで失うわけにはいかない」
「ぴゅい(あの力は……)」
「心配しないで、あのときとは違うから。今度はちゃんと制御して見せる。そのために、私は外に出て強くなったの」
シマヅが覚悟を決めた目で遠くを見ている。
鬼の再来とシマヅの力の復活。それは密接なかかわりがある。
二つの力の根源は同じなのだ。
鬼がよみがえる以上、シマヅの力も戻す機会が得られる。
半神としてのシマヅ本来の力。だが、圧倒的な力は人格すらゆがめる。かつてのシマヅはその力に溺れて暴走し、すべてを失った。
「スラさん、二人が来たわよ。思った通りすごく似合うわね」
「ぴゅい!」
どこか恥ずかしそうに、オルフェとニコラがやってきた。
オルフェのさくら色の振袖も、ニコラの空色の浴衣もよく二人の魅力を引き出している。
「スラちゃん、シマヅ姉さん、どうかな?」
「ちょっと、恥ずかしい。こういう可愛い服、ひさしぶり」
「ぴゅいっぴゅ!(二人ともすごく可愛いよ)」
オルフェとニコラの周りでスライム跳びでぴょんぴょんはねる。
お世辞抜きで可愛いと連呼する。
とくに、ニコラは似合っていた。……着物は胸がないほうが似合うのだ。
「スラちゃん、おいで」
「ぴゅい!」
オルフェの胸元に飛び込む。いつもよりかわいいオルフェに抱かれると、きっと最高な気分になるはずだ。
「ぴゅいぃ……(悲しい)」
「スラちゃん、どうしたの?」
「ぴゅいっぷ(抱かれ心地が悪い)」
振袖なので、生地が分厚い。オルフェの柔らかな胸の感触が今いち伝わらずに気持ちよさ半減だ。
ただ、可愛いオルフェとニコラの姿は眼福なのでトータルではプラスだと考えよう。
「さて、二人とも着替えも済んだし、行きましょうか。極東一の鍛冶師のところへ」
二人が頷く。
そして、支払いを終えて呉服屋を出た。
二人とも着物が気に入ったので、着てきた服は鞄にいれえ、着物のまま外に出た。
◇
シマヅに案内されて、キョウの奥へ奥へと進んでいく。
極上の美少女が三人もいるせいで、やたらと視線を集める。
いやらしい視線を送ってくるものもいる。
もし、オルフェたちに変なことをしてきたら、スラビームをお見舞いしよう。そんなことを考えているうちに、極東には似つかわしくない、いいづくりの屋敷の前までたどり着いた。
「うわぁ、立派な建物ですね」
「ん。キョウの他の家とは全然違う。なるほど、鍛冶師だから、木と紙を使えないみたい」
さすがはニコラだ。
一瞬で、この屋敷の意図に気付いた。
極東では木と紙の家が主流だが、火を扱う鍛冶師の家がそれでは火事のリスクが高くなる。
だから、ここは石造りになっている。
シマヅが扉に備え付けられている呼び鈴を鳴らす。
すると、乱暴な足音が聞こえてきて、扉が開かれる。
「しつこいぞ! 何度来ても答えは変わらねえ! てめえらに渡す刀はねえ、帰った、帰った!」
無精ひげを生やし、全身が筋肉に包まれた、いかめしい顔をした男が出てきて、乱暴に叫ぶ。
まったく、この男は相変わらずだ。
「ああん、あいつらと思ったら新顔か、女子供ばかり、それにスライムなんて連れて、けったいな客だな。なんのようだ。冷やかしならかえってくんな」
いぶかしげに、オルフェたちを男は眺める。
シマヅが小さく笑いを漏らす。
そして、一歩前に出る。
「久しぶりに会ったのに、ひどいわね。カネサダ」
「あっ、なんだてめえ」
シマヅが帽子を脱いで、キツネ耳をさらす。
男が目を見開く。
「あら、私のことを忘れたのかしら?」
「姫!」
「忘れられていなくて良かったわ」
シマヅが微笑む。
カネサダは涙ぐんで、そして手ぬぐいで目元をぬぐった。
「ご立派になられて。大きくなっただけでなく、剣士として大成されておられる。キョウを出ると決められたことは間違いじゃなかった。さあさ、入ってくだせえ。姫と、その友人なら歓迎させていただきますぜ」
そうして、カネサダの家に招かれた。
彼は、極東一の鍛冶師にして、至高の刀工。
かつて、キシュウでシマヅの父に仕えており、数年前、シマヅが俺のもとに来ることにもっとも反対した男だ。
彼との出会いは、きっとニコラの成長の糧になるだろう。
いつも応援ありがとう。ブクマや評価をいただけるとすごく嬉しいです
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!
二度目の人生を異世界で
唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。
「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」
これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全366部)
- 9134 user
-
最終掲載日:2017/07/19 12:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。
運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。
その凡庸な魂//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全359部)
- 9010 user
-
最終掲載日:2017/03/23 20:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを
ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全219部)
- 9589 user
-
最終掲載日:2017/03/25 21:22
ありふれた職業で世界最強
クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全274部)
- 13128 user
-
最終掲載日:2017/07/15 18:00
カット&ペーストでこの世界を生きていく
成人を迎えると神様からスキルと呼ばれる技能を得られる世界。
主人公は二つのスキルを授かり、それをきっかけに英雄と呼ばれる存在へと成り上がる。
そんなありきたり//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全197部)
- 8876 user
-
最終掲載日:2017/07/16 06:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-
世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。
弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全172部)
- 9427 user
-
最終掲載日:2017/05/24 23:35
村人ですが何か?
飯島竜人は異世界に転生し、リュート=マクレーンとなった。
転生先の肉体の最適職業は村人で、家も普通の農家で普通に貧乏だった。
ゴブリンやらドラゴンやらが闊歩する//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全90部)
- 8511 user
-
最終掲載日:2017/07/05 03:00
私、能力は平均値でって言ったよね!
アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。
自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全209部)
- 11204 user
-
最終掲載日:2017/07/18 00:00
蜘蛛ですが、なにか?
勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全499部)
- 12124 user
-
最終掲載日:2017/06/22 23:05
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで
「働きたくない」
異世界召喚される中、神様が一つだけ条件を聞いてくれるということで、増田桂馬はそう答えた。
……だが、さすがにそううまい話はないらしい。呆れ//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全278部)
- 8548 user
-
最終掲載日:2017/07/19 00:00
人狼への転生、魔王の副官
人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全415部)
- 8990 user
-
最終掲載日:2017/06/30 09:00
望まぬ不死の冒険者
辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全369部)
- 9425 user
-
最終掲載日:2017/07/11 18:00
LV999の村人
この世界には、レベルという概念が存在する。
モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。
また、誰もがモンス//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全296部)
- 9163 user
-
最終掲載日:2017/07/17 01:35
とんでもスキルで異世界放浪メシ
※タイトルが変更になります。
「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」
異世界召喚に巻き込まれた俺、向//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全372部)
- 13816 user
-
最終掲載日:2017/07/17 21:51
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~
魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする
だが、創造の魔王プロケルは絶望ではなく希望を糧に得ようと決め、悪意の迷宮ではなく幸せな街を//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全163部)
- 15406 user
-
最終掲載日:2017/07/16 19:09
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~
とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。
彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。
そうして導き出された//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全135部)
- 11205 user
-
最終掲載日:2017/07/18 20:37
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~
柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全101部)
- 8951 user
-
最終掲載日:2017/07/02 11:09
デスマーチからはじまる異世界狂想曲
アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全533部)
- 12116 user
-
最終掲載日:2017/07/16 18:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -
34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全286部)
- 10309 user
-
最終掲載日:2015/04/03 23:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む
魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。
彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全119部)
- 9227 user
-
最終掲載日:2017/07/18 08:36
回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~
――世界そのものを回復《ヒール》してやり直す。
回復術士は一人では戦えない。そんな常識にしばられ他人に利用され続けたケアル。
彼はある日、回復《ヒール》の先にあ//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全83部)
- 10980 user
-
最終掲載日:2017/07/17 18:11
レジェンド
東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1431部)
- 8859 user
-
最終掲載日:2017/07/18 18:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~
『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。
あらすじ ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全808部)
- 8873 user
-
最終掲載日:2016/11/16 00:00
Re:ゼロから始める異世界生活
突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全443部)
- 9423 user
-
最終掲載日:2017/06/13 01:00
賢者の孫
あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。
世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全120部)
- 10947 user
-
最終掲載日:2017/05/16 04:45
八男って、それはないでしょう!
平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全205部)
- 11342 user
-
最終掲載日:2017/03/25 10:00
転生したらスライムだった件
突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全303部)
- 12615 user
-
最終掲載日:2016/01/01 00:00