こんにちは、安倍晋三です
● 教育再生
こんにちは、安倍晋三です。
総理大臣に就任して1カ月。息をつく暇もなく、国会に、外交に、そして内政に激走する日々が続きました。改めてその責任の重さを実感していますが、日々緊張感をもって任務に励んでいます。
さて、明日10月27日は、私の郷里が生んだ偉人、尊敬する吉田松陰先生の命日です。刑死される前日、安政6年(1859年)の今日、26日、松陰先生は、徹夜で遺書といえる留魂録(りゅうこんろく)を書き上げました。
「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」
その冒頭に書かれた辞世の句、ここに込められた気概には圧倒されます。
松陰先生は、松下村塾で若者たちに、志を持たせる教育を行いました。ここから巣立った塾生たちが明治維新の原動力となったことは、みなさんもよくご存知だと思います。
その一人高杉晋作は、身分を問わずに組織した奇兵隊を立ち上げ、新しい日本への改革の動きを加速させました。士農工商の身分がはっきり分けられていた150年も前の日本にあって、出自を問わず、誰もが改革に参加できる機会を与えたことは画期的だったと思います。
ちなみに、私の名前「晋三」は、高杉晋作に由来しています。
次代を担う若者や子どもは社会の宝です。志ある国民を育て、品格ある国家をつくるためには、教育が大切であることは、いつの世でも、どこの国でも変わりありません。家族、自分たちの住む街、国、そして命を大切にする豊かな心を育てる教育、それができる教育力の再生が何よりも必要です。
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