テーマ:新田祐士
春になりましたね。
温かくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、最近ですが、
かなり色んな事業を同時並行で進めています。
先週も、ボクシング業界の方の相談に乗っていて、
実際にその方が主催している後楽園の大会に行って、
どうやってお客さんを増やしていくのかを皆で考えていました。
後楽園って最大で2000人くらい入るんですが、
毎回平均で1000人くらいお客さんが来て、
これが倍になるだけで、利益が数百万乗るわけです。
しかし、試合に来てくれるお客さんは、
毎回ほとんど新規の方で、リピーターがいない、
という状況だったんですね。
試合には、世界チャンピオン級の人達を呼んでいて、
テレビ局が入る事もあるのですが、
試合に来る人は基本的に選手の知り合いで、
選手がチケットを売っている、という状態。
しかも、ほとんどが新規で、
ボクシングの事をロクに知らず、
ただ知り合いの選手が出るから見に来るだけで、
自分の目当ての選手の試合が終わったら帰ってしまうのです。
結果、最後の一番盛り上がる試合の時には、
かなりのお客さんが帰ってしまっているという状況・・・
かなり「勿体無すぎる」状態です。
そこで、どういった事をアドバイスしたのかというと、
お客さんをリスト化する戦略です。
折角毎回1000人単位で来てくれてるわけですから、
このうち半分でもリスト化する事ができれば、
どんどん読者が増え、何度でもアプローチをかけれるわけですね。
ただ、そうは言っても、試合に来てくれた人に、
「メールマガジン登録してね」
って言っても登録してくれません。
そこで、選手がチケットを売るときに、
専用の会員ページを用意して、そこに登録してもらう事を考えます。
その会員ページでは、
それぞれの選手のストーリーやボクシングの基礎知識が分かる会員ページがあって、
それを事前に読んでおいてもらう事で、
より選手達の背景が分かって、楽しめるわけです。
スポーツって、それぞれの選手のストーリーが分かった方が
圧倒的に楽しめるし、自分の知り合い以外の試合にも興味を持ってくれます。
また、ボクシングの知識が増えたら、
試合がより面白くなって、また見たい、と思える筈。
だから、会員サイトに登録してもらって、
そこで選手をプロデュースしていくのです。
選手のプロデュースは、コアなファンに手伝ってもらい、
1つの会員サイトで、それぞれの選手のファンが
自分の好きな選手の人気集めをしてもらう、という流れです。
また、顧客単価を上げる事も考えます。
選手のファンが増えたら、入り口でグッズを販売して、
例えば選手を応援する服とか、
「お客さんがお金を払う事で、その選手をもっと応援できる」
状態を作ります。
そして、試合が終わった後も、
会員ページで選手のコメントだったり、
その後の状況などを告知していきながら、
更にファン度を上げていきます。
・・・と、他にもかなり色んな戦略を考えて、
色んなビジネスを考案していたのですが、そもそも、
「リピーターがほぼいない」
「新規は口コミだけ」
な状態なので、ネットを使えばいくらでもお客さんは増やせるなと確信しました。
ネットビジネスの業界って最先端すぎるので、
他の業界にそのノウハウ持っていけば、
いくらでもマネタイズはできます。
最近は、飲食店などの実店舗のコンサルも増やしていますが、
基本的にはキャッチコピーや、ぐるなびの紹介文、メニューなどを変えるだけで
売り上げはすぐ増えます。
しかも、ネットビジネスほど斬新なコンセプトは必要無くて、
ベタなやつで十分なのです。
お店のHPがある場合は、
そこのプロフィールや理念を作り直すだけで、
売り上げが一気に伸びた、という事例も沢山あります。
最近の例で言えば、とある動物病院のHPのプロフィールを一緒に作って、
変えてもらっただけでお客さんが150%に、
さらに顧客の質が一気に上がった、という事例もあります。)
他にも、塾や、整体師、歯科医師など、
世の中には色んなお店があって、
そのほぼ全てが、まともにネットを活用できていないし、
自分の理念をきちんと伝える手段がありません。
最近僕がやっているのは、
こういったお店のコンサル契約をどんどん取って、
皆に振っていく、という事をしています。
もちろん、いきなりコンサルしてって言っても難しいと思うので、
最初は一緒にお店に行って、コンサルしている様子を隣で見てもらって、
その場で感覚を掴んでもらいます。
こうしたノウハウって、
多分横で実際に見てもらわないと、
分からないと思うんですよね。
確かに、
・こうやって契約とって、
・こんな風にキャッチコピー作って、
・こんな風に集客して、
みたいな話はできますけど、
小手先のテクニックを使って売り上げを伸ばすのではなく、
本当にお店の店長の思いやこだわり、理念を汲み取って、
それを言語化していく事が重要だと思っているので、
この辺は実際にセンスを磨いてもらうのが一番なのです。
「センス」の話をすると、
センスというのは、音声や動画では、なかなか伝わりません。
これはある意味、「密教」的なものです。
密教とはつまり、少人数で、徹底的に時間をかけて、
伝授していく、というイメージです。
最近、少人数制のライティング合宿もやっていて、
毎回2~3人で、1日12時間×2日間みたいな感じで
みっちり教えるってのをやっているんですが、
2日間、2~3人に全エネルギーを注いだら、
相当感覚は変わるなと実感しています。
昔は、なるべく大規模な企画をやって、
毎回数千人集めて、一気に教育する、という事をやっていて、
もちろんこれはこれで成果が出る人は沢山いるのですが、
見れる人に限界はあります。
本当に、ちゃんと育てようと思ったら、
1人に徹底的にエネルギーを注ぐ、というのが一番で、
昔はそういうスタイルだったんですが、
なかなかお客さんが増えるとそれが難しくなってしまいました。
実は、大規模な方が、「精神的な楽さ」がありました。
例えば数千人集めたら、数百人は勝手に結果を出してもらえて、
その数百人からは感謝されます。
でも、じゃあ後の人達はどうなったの?
ってなった時に、「どうなったのか分からない」のです。
把握してないだけで実はちゃんと結果出てたって人も多いでしょうし、
逆に、どうしていいか分からず、挫折してしまっていたのかもしれません。
また、その数百人も、結果は出たからと言って、
必ずしもそれが人生にとってプラスとは限りません。
変に結果が出過ぎてしまったが故に、
おかしくなってしまう人もいます。
そういう人も、もっと近い距離で長期間にわたって教えられていたら、
方向を軌道修正する事ができるのに、
距離が離れてしまっているが故にそれができない、
という事も多いのです。
それって勿体無いよなぁと思うのです。
だから、今年からは、
「とにかく長期的に付き合っていける人を集めて、
時間をかけて育てていきたい」
と思っています。
結果が出たら卒業してもらう、という感じでもなく、
結果が出たら更に売り上げを伸ばしてもらう、ってのもちょっと違って、
きちんと売り上げも出しつつ、自分の心がブレずに、
多くの人に感謝されるビジネスを構築していける人を
増やしていきたいのです。
また、加えて、積極的に色んなところに連れて行って、
コンサルしている様子を目の前で見てもらったり、
どんな風にインプット&アウトプットをしているのかを目の当たりにしてもらい、
感覚を高めてもらいたいのです。
「リスペクト」と「親近感」が両立している関係が、
もっとも感覚がインストールされやすい状態です。
リスペクトというのは、お互いに、です。
お互いに尊敬し合えて、かつ、お互いに親近感がある状態って、
もっとも感覚をうつしやすいのです。
僕は、ビジネスは直接誰かに教わった事は無いのですが、
ビジネス以外の事は、色んな先生がいました。
そして、その人の一番感覚をうつせるのは、
一緒にビジネスをやった時です。
一緒にビジネスをやったら、
打ち合わせをしたりしながら仲良くなって、
プライベートでの付き合いが生まれて、
どんどん感覚がインストールされていきます。
これまで、ビジネス以外の講座を沢山やりました。
催眠術合宿、多言語講座、古神道の講座、医療講座、などなど、
クローズドでやったのも含めたらもっと色んなジャンルの講座をやりました。
その都度、その道のエキスパートの人を呼んで、一緒にやっているので、
最初は打ち合わせって感じで喋って、仲良くなり、
いつしか気軽に会ったりするようになって、という感じで、
いつの間にか感覚がうつって来るのです。
親近感はあるんですけど、今でも尊敬はしています。
ただの友だちみたいになってしまうとダメで、
仲は良いんだけど、めちゃめちゃ尊敬してる、
ってのが大事だよなと思うのです。
逆に言えば、本当にきちんと教育していこうと思ったら、
これを両立させる事が重要です。
過度なブランディングをしたら、
尊敬はされる(というか信者化する)けど、親近感が無くなります。
また、先ほど書いたように、リスペクトというのは、
お互いに持っている必要があります。
一方的なリスペクトでは、
「教える側」「生徒側」
という関係になり、これだと、意外と人は育ちません。
逆に、親近感を強め過ぎたら、
仲良くはなるけど、リスペクトが無くなります。
リスペクトの無い友だち感覚になってしまうと、
抽象度が相手の位置まで下がってしまうのです。
これは、僕も経験があります。
例えば、高校時代の友人と会うと、
相変わらず仲良く話すんですが、
彼らが僕と喋ってるとビジネスセンスが上がるのか?というと、
そうでもない。
居心地の悪さ0%の関係ではダメなのです。
だから、ブランディングは確かに必要です。
尊敬されなかったら、伝わるものも伝わらないからです。
ただ、それが承認欲求や自己顕示欲を満たす為のものだと、逆効果です。
また、リスペクトと同時に、親近感を持ってもらう事も、
ある意味必要です。
距離が近い人ほど、成長は早くなります。
・・・という事を考えた結果、最初に書いたように、
最近は少人数制の企画で、
ある意味友だちのような感覚で気軽に会えるけど、
きちんと「教えてもらう」「学びに来てもらう」というつもりで来てもらい、
僕も、その人を通して学ばせてもらう、というつもりで会う、
という感じで進めています。
そして、引き続きですが、
「一緒に何かを学ぶ」
というスタイルの入り口を用意しようと思っています。
ビジネスを教える、となると、どうしても、
「教える側」「教わる側」
みたいな関係になってしまうのですが、そうではなく、
「一緒に何かを学ぶ」
という事を通して、自分の感覚を伝えて行くのです。
そういえば、今年やろうと思っている講座の1つが、
「武術」講座です。
これは、半年かけて、
みっちりやっていこうと思っています。
僕がここ数年で学んだものの中では、
一番「見える世界が変わった!」と思ったものです。
そんなぶっ飛んだ世界を、ぜひ多くの方に知って欲しいです。
(激しいトレーニングとかはしないので、
女性でも、大人でも、大丈夫です!)
興味ある方は、詳細をこちらに書いていますので、どうぞ!
http://
※なお、関西と東京の両方で開催するのですが、
東京の方はほぼ埋まっていて、残り僅かです。
関西基礎と直伝の方はまだ空いてます!
ついでに、と言っちゃなんですけど、ビジネスも教えます。
半年間、一緒に武術を学びながら、
ビジネスの事も何でも聞いて下さい。
最近はコピーライティングの合宿も定期的に行なっていて、
セミナー音声が60時間分くらいあるので、
そういうのも配っていきますし、
その他さまざまなコンテンツを配りますし、
希望とあらば、練習会の懇親会の時にでも、
個別に聞いてもらって構いません。
また、関西の方は、お茶会なども開いて、
積極的にサポートしていけたらと思います。
特に直伝の方は、ほぼコンサルを受けるのと同様だと思って頂いて構いません。
(なので、コンサルを申し込むより、直伝に申し込んだ方がお得です!)
それくらい、この講座には気合いを入れてやっていきます!
それでは、有り難う御座いました!