中国海警船2隻 津軽海峡や周辺で日本領海に入る
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15日、九州北部の日本の領海に侵入した中国海警局の船2隻が、17日、津軽海峡やその周辺を航行中に日本の領海内に入ったことが確認されました。海上保安本部によりますと中国海警局の船が東北地方の日本の領海で確認されたのは初めてで、海上保安庁などで航行の目的について分析を進めています。
第2管区海上保安本部によりますと、17日午前8時すぎ、青森県西部の艫作崎の沖合で中国の海警局の船2隻が津軽海峡に向かって航行中に日本の領海内に入るのを巡視船が確認しました。
海上保安本部が無線で呼びかけ監視を続けたところ、2隻はおよそ1時間半後に領海から出ました。しかし、2隻はその2時間後の17日正午前にも津軽海峡を東に向かって航行中、再び領海に入り、およそ3時間半後に青森県東部の尻屋崎の北東の沖で領海から抜けたということです。東北地方の日本の領海で中国海警局の船が確認されたのは初めてだということです。
2隻は、15日、福岡県の沖ノ島沖の日本の領海に侵入し、うち1隻は長崎県の対馬沖の日本の領海にも侵入しています。各国の軍や沿岸警備隊などの船は一般の船舶と同じように沿岸国の安全を害さなければ領海を通過できる「無害通航権」が国際法で認められていますが、海上保安庁などで航行の目的について分析を進めています。
海上保安本部が無線で呼びかけ監視を続けたところ、2隻はおよそ1時間半後に領海から出ました。しかし、2隻はその2時間後の17日正午前にも津軽海峡を東に向かって航行中、再び領海に入り、およそ3時間半後に青森県東部の尻屋崎の北東の沖で領海から抜けたということです。東北地方の日本の領海で中国海警局の船が確認されたのは初めてだということです。
2隻は、15日、福岡県の沖ノ島沖の日本の領海に侵入し、うち1隻は長崎県の対馬沖の日本の領海にも侵入しています。各国の軍や沿岸警備隊などの船は一般の船舶と同じように沿岸国の安全を害さなければ領海を通過できる「無害通航権」が国際法で認められていますが、海上保安庁などで航行の目的について分析を進めています。
外務省「状況を注視している」
15日、九州北部の日本の領海に入った中国海警局の船2隻が17日、津軽海峡やその周辺を航行中に日本の領海内に入ったことが確認されたことについて、外務省は、日本の秩序や安全を脅かすものかどうか確定的に言えないとして、中国側に対し、「無害ではない航行は認められず、状況を注視している」と関心の表明を行いました。
一方、17日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船4隻が相次いで日本の領海に侵入したことについて、外務省は、東京の中国大使館に対し、「尖閣諸島は日本固有の領土であり、領海への侵入は日本の主権の侵害に当たり、全く受け入れられない」と抗議しました。
一方、17日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船4隻が相次いで日本の領海に侵入したことについて、外務省は、東京の中国大使館に対し、「尖閣諸島は日本固有の領土であり、領海への侵入は日本の主権の侵害に当たり、全く受け入れられない」と抗議しました。