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(時子)何か 垢抜けてきたんじゃないの?
東京の女になったっつうか。(みね子)えっ? 本当?
(幸子)好きな人でもできたの?(優子)えっ? そんたの?
(澄子)いやいやいや。ん?
(豊子)相変わらず 田舎娘ですね。
何? 豊子!
♪「Pon pon pon…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な 宝物だけは」
♪「ずっと この胸に抱きしめて来たのさ… Ah ah」
♪「夜の酒場で Lonely」
♪「あの娘 今頃どうしてる?」
♪「さなぎは今、 蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い 声合わせて」
♪「希望に燃える 恋の歌」
みね子 今日は ありがどね。ううん。
(優子)みんなに会えでうれしかった。
私もです。 何か ほっとしました。
うまがったし 楽しかったぁ。
みんな またな。
うん みんな 頑張ろうね。
今度 愛子さんにも来てもらってまたやろうね。
(一同)うん。んだね。
じゃ 行ごうか。
2人とも またね! ありがどう。また会おうね。
またね。うん またね 気ぃ付けてね。
(時子)気ぃ付けてね。(幸子)ありがとね!
ありがとう!またね!
♪~
楽しかったね。
あ~ 小腹 減りましたね。えっ?
(豊子)澄子 早えよ それ。
愛子さんどうして隠れてたんでしょうね?
(高子)ご苦労さん。(秀俊)ありがとうございました。
(元治)お疲れ!高ちゃん 高ちゃん 高ちゃん!
ごきげんよう。
みんな 元気そうだったね。(時子)ね~。
まぁ あんたのことは怒ってあげようかね。
何がよ?
ゆっくりでぎんの?うん!
そう? じゃ 終わったら私の部屋 行ごう。
(愛子)みんな 元気そうでよかった。
ね?
♪~
アハハ! あの インコ?
あの… ね! かわいい ハハハ…。
どうぞ。
♪~
イチコ 誰だ? 私も知らない。
へぇ ここが みね子の部屋かぁ。
ヘヘヘヘ 何にもないでしょう。
そんなことないよ。
あるもんは みんな もらいもんだ。
その鏡台は 鈴子さんからだしこの机は 高子さんからだしあとね これは隣の中華店の安江さんって人がら。
みんな いい人たちなんだよ。へえ そうなんだ。
そうなの。
お店の人みんな いい人たちだったねぇ。
そうなんだよね… はい どうぞ。
ありがとうございます。
はぁ~。
で?
「で?」って何よ?
私のこどは手紙で知らせでるよね。読んでんでしょ?
読んでるよ。
だから お店の人も 近所の人もこのアパートの人のことも間取りまで 全部 把握してる。うん。
でも あんたは全然 知らせでこない。
はい すみません。
うん…。
あっ 時間 大丈夫なの?
うん 大丈夫。そう?
まっ あれだったら泊まってってもいいよ。
うん そうする。そう? 泊まる?
うん しばらく泊まる。
え…? しばらく!?
お願い みね子 しばらく泊めて。お願い! このとおり!
いや いいけどさ…。
何? 泊まるとごないの?
まぁね。「まぁね」って どういうこどよ?
そんな心配するほどのことじゃないって。
するよ!するに決まってんでしょうよ!
何 言ってんの!
分かりました 分かりました。説明させて頂きます。
(発声練習)
(時子)劇団に入れてもらってさ最初は 喫茶店で働いてそこの寮に入れてもらったんだけど。
「いらっしゃいませ。あっ ご注文は?」。
「困るんだよね」。「迷惑なんだよね」。
(時子)なかなか思ったように自由が きかなくてやめるしかなくてさ。で 住み込みで お芝居 続けられるアルバイト 探してたんだけどこれが ながながなくてさ。うん…。
(時子)でね 劇団の先輩の女優さんが紹介してくれたアルバイトがあってそこだと出たい時にだけ 仕事に出て芝居に専念できるっていうからさ。
へぇ… どんな仕事?
(時子)まぁ 簡単に言うとキャバレーっつうの?
へぇ…。
えっ!?
え~! えっ? えっ? 行ったの?
♪~
(時子)やめた。お母ちゃんが泣くかなと思ってさ。
「どうすっかな~」。
(時子)でさ 最初は稽古場で寝泊まりさせてもらってたんだけどそれも ずっとってわけにはいがなくてねえ。
「どうすっかなあ!」。
まっ そういうわげよ。よろしくね。
あっ 結構 私 時間不規則でいつ出かけて いつ帰ってくるか分かんないからさあんま 気にしなくていいからさ。ね?
私さ 楽しいんだよね 今。
お芝居の勉強とか稽古とか楽しいの。
何か 自分が開放されてくっていうかさ。
はい! 今日は第2幕後半から。
「それに 何から何まで書いてあるんですね」。
「書き方には随分 気を付けたつもりですがね」。
「それを主人に渡してはいけません。破いて下さい。お金なら 私が工面致します!」。
♪~
あっ はい。
♪~
はい!
(時子)楽しいんだ。
前はね 漠然と「女優さんになりたい。だから お芝居の勉強もしないと」って思ってたんだけど今は違うんだ。
お芝居するのが楽しいの。面白くて しかたがないの。
うちの劇団なんてそんな有名じゃないし私の役なんて小さいけど楽しいんだ。
そう… いがったね。
うん。
<お父さん…。時子はキラキラと目が輝いていました>
その髪形 すんごく似合うね。
そう?
<うれしいんだけど 何だか時子が違う世界の人になってしまった気がして…>
みね子。
私が変わってしまって寂しいなって思ってるんでしょ。
私たちの友情はさ変わらないでしょ 絶対!んだっぺ?
うん。
あっ!
ん? 何?
何よ?
そうと決まれば 挨拶しないとねアパートの人にもね!
あぁ… うん…。
借ります。
でも 何でそんな楽しそうな顔してんの?
漫画家さん2人とえっと 早苗さんとあとみね子の好きな島谷さんもね。
えっ? ちょっと!
何 言ってんの?そんなこど書いてないでしょうよ。
書いてなくてもそれくらい分かるわ。何で?
何でじゃないよ。みね子 認めなさい。
いや 認めなさいって…。
そんなこど言われてもさ…。どっち?
好きだな すてきだなと思うけど。
けど 何?
向こうはどう思ってっか分がんないし。
当たり前じゃないの。
そんなの確かめればいいじゃないの。
やだよ。えっ? 何で?
だってさ そんなおんなじアパートにいんのに やだよ。
失恋したぐないよ。
失恋して おんなじアパートにいんの嫌でしょ? そうでしょ?
あぁ なるほど。うん。
だがら 確かめんのとが やめて。分かった。
うん。
見れば分かるよ きっと。
みね子を見ている目でさ私には分かる。
私に任せなさい!何を?
よし 行ごう!
行くって…えっ? ちょっと待って 時子!
ちょっと待って! あっ!
時子 待って…。
(ノック)失礼します。
あ~ あっちだったか…。
失礼しました!
(祐二)何や? 今の。分からんけど 何か すんごく…。
(啓輔)期待外れやった感じやちゃね。あぁ。
(ノック)
ちょっと 時子…。あっ 炊事場にいっかもね。
共同炊事場 1階の。えっ!? ちょっと待って!
時子! 待って!
時子?…って 誰だっけ?
(2人)あ~!
・ちょっと待って!(足音)
早苗さんと 島谷さんですね。
アハハ…。(島谷)はい。
(早苗)もしかして 時子か?
はい 時子です。
しばらく みね子の部屋で一緒に暮らすことになりまして。
へぇ。へぇ そうなんですか。
そうなんですぅよろしくお願い致しますぅ。
はぁ よろしく。はい。
♪~
ハハハ…。
あっ じゃ 歓迎会やるか?外で パ~ッと。
えっ?ん?
ちょっとね 明るくパッといきたい気分なんだ。
早苗さんが おごる。
何かいいこどでも あったんですか?
嫌なことがあったのよ。
すみません。
そうと決まれば…。おう 行くぞ ただ酒だ。
(2人)え~!?(早苗)行くよ! はい お出かけ~。
♪~
(たたく音)痛いって もう! バカ!
♪~