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 大丸松坂屋百貨店を運営するJフロントリテイリングは27日、JR浦和駅前の浦和パルコに入る食品専門店「大丸浦和パルコ店」を来年7月末に閉店すると発表した。2007年10月の開業以来、赤字が続いて、今後も黒字化が見込めないことから閉店を決めた。

 同店は「デパ地下」をコンセプトに、パルコの地下1階に出店した。だが地元のニーズと合わず当初から苦戦が続き、昨秋のアトレ浦和開業もあって競争が激化。16年2月期の売上高は、37億7700万円まで落ち込んでいた。同店で働く正社員8人は、配置転換で雇用を継続する。

 跡地についてパルコの広報担当者は「周辺環境も変わったのでマーケティングし直して、どういったテナントがよいのか検討したい」と話している。