只見線の今後考える座談会
6年前の豪雨で、一部の区間が不通となっているJR只見線の復旧が決まったことをうけ、鉄道の今後のあり方や沿線の活性化策について語り合う座談会が、只見町で行われました。
座談会は、沿線自治体の住民や観光協会の職員ら16名が参加し行われ、鉄道ファンとしても知られ、只見線の応援歌「只見線のうた」を歌う俳優の六角精児さんも招かれました。
JR只見線は、山と川に抱かれた四季折々の豊かな景色をバックに走る姿が、鉄道ファンを始め多くの人たちを魅了しています。
座談会では、「杉の木が邪魔になっている沿線のビューポイントを改善して欲しい」という要望や、「車内で景色の見どころなどをアナウンスしたらどうか」という意見などが出されたほか、「1日3往復しかないことを活かし、電車が走っていない時間に線路でイベントを考えたらどうか」というアイデアも出されました。
JR只見線は、6年前の豪雨で今も一部の区間が不通となっていますが、2021年度中の全線再開を目指しています。
しかし、沿線の人口減少と急速な過疎化で利用者の急増が見込めないことから、今後どのように集客していくかが課題となっています。