日本における死刑執行について

2017年7月13日

日本において再び死刑が執行されたことを受け、ドイツ連邦政府の人権政策・人道支援担当委員を務めるベアベル・コフラードイツ連邦議会議員は本日(7月13日)次のとおり談話を発表しました。

「日本において死刑が執行された と聞き、衝撃を受けている。本日(13日)、2人の死刑が執行された。これにより、日本では2012年12月以降、19人の死刑が執行されたことになる。

死刑は非人道的かつ残酷な刑罰である。ドイツ政府は、いかなる状況下であっても死刑制度に反対する立場であり、今後もEU各国とともに世界における死刑制度廃止に向け積極的に取り組んでいく。

ドイツと日本は緊密なパートナーであり、多くの課題において信頼に満ちた協力を行っている。日本国政府に対しては、従来の制度運用を見直し、死刑執行を停止するよう呼びかけたい。日本においては、死刑制度廃止について市民社会による開かれた議論が行われている。こうした議論は、対話の重要な契機となるものであり、これを歓迎する」