まぁー皮肉たっぷりに『ハルヒ』やら『らき☆すた』やら『かんなぎ』やらを「ヤマカンの全盛期」と(で、結局どれなんだよ)ぬかしているバカがまだいるが(もうこんな話題出してる時点でいい歳こいてるんだろう)、俺の全盛期?絶対そこじゃない。


『AIR』だろうね。


あの時までは、本当に純粋にクリエイトができた。
あれ以降は政治だ経済だ、余計なものを気にするしかなくなった。

もちろんどれも全力でやったが、悔いが一番残ってないのは『AIR』だ。

『ハルヒ』以降はもう、しょうがない。
T本さんに煽られて、監督なんてやるもんじゃなかったなぁと、ちょっと思う。

あの時、監督やりまーすって手を挙げてなかったら、会社の対応も相当変わってただろうね。
あの辺りからやけに警戒され始めた気がする。

まぁそれはともかく。


『薄暮』はプロデュースも兼ねているので、もちろん金だスタッフィングだと四苦八苦している。
でも今コンテを切ってる限りでいうと、『AIR』の時の感覚に近いんじゃないかな?

やっと「業界のしがらみ」から自由になれたということだろうね。
やだやだ、この業界。感情の汚泥まみれ。