■ ■ ■ ■ ■ 愛の群像 ■ ■ ■ ■ ■ | ||
愛の群像(私達は本当に愛したのだろうか) 出演 : キム・ヘス、ペ・ヨンジュン、ユン・ソナ、イ・ジェリョン 演出 : パク・ジョンイ 放送 : MBCテレビ 1999.127-1999 .6.24(44部作) |
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●あらすじ 大学教授のシニョン(キム・ヘス)は、自分の講義を聞くジェホ(ペ・ヨンジュン)が気に入らなかった。彼は高慢で生意気だし、自信満々で卑劣にさえ見えた。ジェホはこんなシニョンの様子には神経を使わなかった。シニョンはどうなっても、ヒョンスさえ彼の心を知れば、それだけだった。彼の目にはヒョンス(ユン・ソナ)は貧困に打ち勝つことができる、野望を果たすことができる、道具であった。 彼はヒョンスを振り向かせたかった。彼女が自分を愛するようにしたかった。そして、彼は目的を達成した。ヒョンスが彼を振り返った。シニョンは可愛かった。小さな事にも全神経を投入し熱くなっているシニョンを見ながら、ジェホは不思議と気が楽だった。ジェホはヒョンスに自信と覇気、男性的な魅力を見せるが、ヒョンスはジェホの仮飾的な行動から何となく彼が演劇をしているという感じを受ける。 ヒョンスは直感する。「この人は私の条件が好きなんだ」。しかし彼女は彼が嫌いではない。そんな彼の姿から何故か純粋さを感じることが、たぶん彼に惹かれる理由らしかった。そんなある日、シニョンはジェホの家を訪れたのだが、そこで思いがけない風景を目撃してしまう。頭にポマードを塗り、自身満々だったジェホではない、わずか十ウォンに叫んで、もがいて、汗を流し、喜ぶ男性であった。シニョンは心を奪われてしまう。だがその心を誰にも話せない。シニョンとヒョンスが少しずつジェホに引き寄せられていた。互いにあまりにも違う理由ではまり込んでいったのだ。一方シニョンと同じくらい、ジェホもシニョンに心を奪われていた。母のような温もり、何んでも話せるような信頼。しかし彼はシニョンに素振りをみせない。二人の女性は、互いに一人の男性を愛していることを悟って葛藤する。だが、シニョンもヒョンスもジェホを諦めることはできなかった。 彼女たちはそれぞれジェホに迫る。ヒョンスが愛しているとジェホに告白する。だがその瞬間ジェホは嬉しくなかった。既に彼の心はシニョンにあった。彼らはそうして別れた。ジェホはシニョンに話す。「これが愛なのか、よくわからないけれど、どちらにしろ…俺が嫌いでなかったら、俺たち、結婚しないか?」シニョンはこっくりと、うなずいた。その夜、シニョンはヒョンスに申し訳なく思う気持ちから、ジェホとの関係を話す。自分の愛が他人を傷つけるという事をその日彼女は初めて知った。ヒョンスはあきれた。泣きたかった。彼女はその夜、たくさん泣いた。シニョンにジェホを奪われたからではなく、彼をあまりに愛していたからだった。シニョンは両親に結婚するとジェホを紹介する。…しかしそんな彼の前にあるものは幸福ではなく不幸が…。 ●カン・ジェホ(26才)-ペ・ヨンジュン 鷺梁津水産市場で『蟹』競売をする競売員の彼の子供の頃は、教育公務員だった父と静かな母の下で妹のチェヨンと楽しく暮らしていた。その時までは、彼は垢のついていない澄んで純粋で美しかった。しかし、小学校3年生の時に父が自動車事故で世を去り、母が家を出て彼は変わった。その後、彼はこの世に信じる女性、いや人は誰もいないと考えるようになり、人生を生きる最高の目標が物質的な成功にあると信じるようになる。 ●イ・シニョン(31才)-キム・ヘス 心理学科、時間講師。大学院を卒業して博士論文を準備中だ。年齢は三十一だが、勉強一筋で世の中の垢がつかなかった。純粋で愚かなくらい自分の表現に正直だ。顔は可愛いが、愛を一度もしてみたこともなく、キス一つしたこともない。ゆえに愛がこの世全てを変えられると信じる理想主義者だ。ジェホに絶えず傷つけられるけれど、愛しているので赦しでなはく理解する女性。 ●チョ・ヒョンス(24才)-ユン・ソナ シンヒョンの父と友人のチョ会長の1男1女のひとり。典型的な新世代でよどみなく、闊達だ。年齢はまだ幼いが、人生を見る観点はシンヒョンより成熟している。ソウルのシンヒョンの家に寄宿する。彼女はジェホの意図的な接近を知ってもジェホをつっぱねたりせず、彼を愛するようになる。ジェホがシンヒョンを愛していることを知っているが、それゆえにジェホをあきらめたりしない。彼女は、愛は奪うものだと信じている。 訳 メィ |
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