マニラ国際空港ターミナル3(NAIA3)出発ロビーにあるメータータクシー乗り場の場所
最近のマニラ国際空港(NAIA)ではタクシー乗り場の混雑が激しいらしいです。
私がよく利用するマニラ国際空港ターミナル3(NAIA3)は最初は全日空ANAとセブパシフィック航空くらいしか国際線の利用がなかったのですが、最近ではデルタ航空、キャセイパシフィック航空、エミレーツ航空、KLMオランダ航空などの国際線に加え、一部のフィリピン航空の国内線も利用するなど利用者数が増えているのだと思います。
乗り入れ航空会社:「ニノイ・アキノ国際空港」Wikipediaより
そこで当然タクシー乗り場も混み合ってくるわけですが、私が利用しているイエローメータータクシーの乗り場も昼間とはいえ、1時間くらい待つのは珍しくなくなってきました。
そこで新しく情報を仕入れたのが、出発ロビー階のメータータクシー乗り場の存在。
去年(2015年)くらいから使い始めていてシェアするか迷っていたのですが、私のブログに訪問する人の数などたかが知れていると思いますので、少しでもお役に立てればと思い、決心しました(笑)
この出発ロビーのタクシー。一つ間違えるとかなり危険なので、その注意点も含めてお伝えしたいと思います。
そもそもマニラ国際空港のタクシーの種類って?
マニラ国際空港ターミナル3(NAIA3)のタクシー乗り場の場所をシェアする前に、そもそもマニラ国際空港ではどんなタクシーを利用できるのでしょうか?念のため予備知識として確認しておきましょう。
クーポンタクシー
本来一番安心できる空港タクシーです。料金も一定でタクシー乗車前にカウンターで支払い、チケットを受取、それをタクシー運転手に渡します。
車両も大きめのワゴンタイプのものが多く、荷物も人数も多い時などは比較的快適です。
その分、料金的には一番高く、私の感覚では、一般タクシーの3倍近くしますね。
ただし長距離にも対応していて、こちらは思ったよりも高くなかったです。
と、ここまでは今までのクーポンタクシーのイメージだったのですが、昨年でイメージが変わりました。
次に説明するイエローメータータクシー乗り場で待っていた時のこと。なんとパサイ地区まで800ペソと言われて仰天してしまったのです。
正規のクーポンタクシーの価格はおそらく300ペソ位のはずです。クーポンタクシー公認の臨時価格なのか、それとも価格が改正したのか、はたまた個人スタッフによるボッタクリだったのかは定かではありません。
現在は、マニラ市内までの移動には使っていません。
イエローメータータクシー
到着ロビーに出て少し右に歩いた所にタクシー乗り場があります。安全度と金額から言って、昨年あたりまで一番妥当だなと考えていた空港タクシーです。
初乗り(確か2km?ご存知でしたらコメンとか問い合わせから教えて下さい!)70ペソですので、一般テクシーの1.75倍。高いといえば高いですが、少し前までは一般タクシーが堂々と空港で客待ちが出来ないと思ってましたので仕方ないかなという感じでした。
実際的にも、街場の一般タクシーよりも多少なりとも車両も綺麗ですし。
到着ロビーから乗れるので、空いてさえいれば、マカティやパサイまでの近場なら今でも乗っても悪く無いと思ってます。
一般タクシー
今回、タクシー乗り場をご紹介するタクシーです。市内を走っているタクシーですので、初乗りが基本的には40ペソです。
出発ロビーに乗り場があるということは、勘のいいあなたでしたらおわかりだと思いますが、出発ロビーまで乗せてきて帰りに待っているということです。
乗り場についてはこの後、ご紹介しますが、気になるのは料金。
それについては、乗り場を解説してからご紹介しますね。
NAIA3で(今のところ)穴場的な一般タクシー乗り場の場所
前置きがだいぶ長くなりましたが、それでは、出発ロビー階にあるタクシー乗り場の場所と行き方です。到着ロビーから出てきたものとして解説しますね。
ちなみに、NAIA3は国際線から出てきても国内線から出てきても、ほぼおなじ位置に出てきます。
それでは、手荷物受取所から国際線なら税関を越えて(国内線は当然税関はスルーします)、到着ロビーに出てきました。
到着ロビーを出て右に向かうと、下の写真のように、各種の看板が見えます。外に出るとイエロータクシー伸び場ですので、外に出ずに、そのまま真っすぐ歩きます。
しばらく歩くと、下の看板が見えてきますので、「Departures」の方向に向かいます。つまり右に曲がります。
右に折れるとすぐに、エスカレーターが見えてきますので、出発ロビー階まで上がりましょう。荷物が多い時は左奥にエレベーターがありますので、そちらを利用します。
エスカレーターを上りきったらUターンをして出口方面へ向かいます。右側のショッピングモール的な場所にスタバが見えればOKです。(下の写真でかすかにスタバが見えるかと)
スタバを右手に見て進んでいくと突き当たりますので、右に曲がります。この時点で、出口が見えてきますので外に出てしまって大丈夫です。
外に出たら、間もなく「5」の看板が頭上に見えますので、そこから車道を渡ります。「METERED TAXI」の看板も見えますよね。
ただし、こういう看板は移動しているかもしれないので注意が必要です。とにかくこの辺りから車道を渡りましょう。
車道を渡ったらそこはもう一般タクシーの乗り場です。
混雑状態にもよるのですが、私はこの乗り場で10分まで待ったことはないです。今までに5回ほど乗りましたが、5分待ったことも1回しかないですね。
高速道路も開通して、今後この乗り場がどうなるかでは定かではありませんが、しばらくは便利な状況が続くと思います。
私のタクシー交渉術
最後に今回ご紹介したタクシー乗り場での交渉術と、以前、白タクで痛い目にあったお話をしたいと思います。何と言っても雲助さんが多い、マニラのタクシー事情。黙ってメーターで走るドライバーとそうでないドライバーとにわかれます。
メーターを使うかは乗る前に確認するか、走り始めてメーターを使わなかったらすぐに指摘しましょう。
指摘しても、今度は金額ネゴに入るパターンがあります(爆)
運転手は難癖付けてくるんですよ。ターミナルまで乗客を乗せてきたくせに、「空港で待機料を払わなくてはいけない」とか、もしくは単に「空港だから」とかね(笑)
私の場合のパターンは、まず少し走ってメーターを使ってなかったらメーターを使ってくれるように伝えます。
メーターを使わないドライバーはその段階で何らかの交渉をしてくることが多いです。
人によっては一切払わない人もいるのかもしれませんが、私は自分の中で追加で支払う金額を決めています。
本当に近い、例えばパサイのビクトリーライナーバス乗り場までとかでしたら「メーター+50ペソ」、それ以外は「メーター+100ペソ」
イエローメータータクシーに乗ったらそれくらいになってしまうので、ここは時間短縮になったと思い下手にケチらずに払います。
特に深夜とかは気を付けたほうがいいですね。
これが私の交渉パターンです。いろいろと工夫していい方法がありましたらコメントからでも教えてください!
まんまとハマってしまった真夜中の白タク
さて、最後の最後はお恥ずかしいお話をシェアします。以前、NAIAターミナル2のほうで、出発ロビーから客を降ろした一般タクシーを捕まえてマニラ市内まで乗ったことがあったんです。
ある日NAIAターミナル3のイエロータクシーが混んでいたので、同じように出発ロビーからタクシーを捕まえました。
その頃は空港公認の一般タクシー乗り場はなかったので、運転手に手招きされるままに乗ったんです。
まだフィリピンに来て3回目くらいでしたので完全にチェック不足でした。
夜だったのですが、走りだしてしばらくするとメーターが付いていないことに気づきました。
そこで、なぜメーターがないかを聞くと、おもむろに料金表を出してきました。
そこに提示されているのは・・・マラテまで2,500ペソの文字。
一般タクシーのざっと10倍以上です。
到底受け入れられないので、私は正規の料金を知っている旨を伝えたのですが、「このタクシーは空港に正式に出入りしているタクシーだ」の一点張り。
だったらということで、一度空港に戻ってもらうように依頼。運転手の答えは、戻ってもいいけれど一度乗ったのだから料金は払ってもらうとのこと。
そんな押し問答を繰り返しているうちに、どちらからともなく交渉が始まりました(笑)
結果的に、確か800ペソくらいで落ち着いたと思います。当初の金額からはかなり値引き?されましたが結構痛いです。
まあ当時のレートだと1,600円くらいだったので、日本でタクシーに同じ時間、同じ距離乗ったのに比べればまったく安いですけどね。
騙されたという悔しさのほうが先に立ちます。
それ以来はマニラ国際空港ターミナル3(NAIA3)では出発ロビーからタクシーを拾うのを控えていたのですが、今回ご紹介したとおり、比較的しっかりした乗り場が出来ましたので、しばらくは出発ロビーからの一般タクシーを使うと思います。
参考になりましたら幸いです。