データベース
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背中線鱗数 | 後頭部から背鰭条までの鱗数 |
側線鱗数 | 鰓蓋から尾の付け根までの鱗数 |
横列鱗数 | 背中から腹までの鱗の数 |
背鰭条数 | 背鰭条の数 |
胸鰭条数 | 胸鰭条の数 |
臀鰭条数 | 臀鰭(しりびれ)条の数 |
尾鰭条数 | 尾鰭条の数 |
鰓耙数 | 水を濾過して浮遊生物を餌として送り込む器官 |
最大サイズ | 記録の中での最大サイズ |
平均サイズ | 通常飼育したときの平均 |
生息地 |
北米~中米に分布 |

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アトラクトステウス属
特 徴
- オスよりメスの方が体が大きくなる
- 地域バリエーションを除き 成魚は全て100㎝を越える
- 吻の基部は上顎に対して下顎が広く 上から見たときにはみ出している
- 上顎に ほぼ同じ大きさの歯が2列に並ぶ
- 全長に対し胴回りが太く、各ヒレが大きい
- 大きな鰓耙があり、数が多い
Atractosteus属名の由来は 骨質の紡錘 atractos+osteus
atractos |
ギリシャ語で 紡錘(ぼうすい)、矢印の意味 紡錘とはコマの回転力を利用して繊維をねじって撚りあわせて紡いで糸にする道具。 はずみ車とかスピンドルとかいう |
osteus |
原意はギリシャ語の τό ὀστέον、osteosが ラテン語化したもので骨格・骨のように硬いものの意味
ostreatusは牡蠣のように粗くて硬い |
アリゲーター |
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学 名 | Atractosteus spatula Lacépède,1803 |
種小名 由来 | ラテン語で幅広い吻を表したスプーン、フライ返し、ヘラ |
地質時代 | 新第三紀 中新世 Miocene(約2,300万年~700万年前) |
背中線鱗数 | 49~54 |
側線鱗数 | 58~62 |
横列鱗数 | 23~32 |
背鰭条数 | 7~10 |
胸鰭条数 | 11~15 |
臀鰭条数 | 7~10 |
尾鰭条数 | 12~14 |
鰓耙数 | 59~66 |
最大サイズ | 304㎝ |
平均サイズ | 150㎝ |
成熟年齢 | オス:6年 メス:11年 |
産卵期 | 4月~7月 |
産卵数 | 77,000~138,000個 |
孵化日数 | 6~8日 |
平均寿命 | オス:26年 メス:50年 |
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特 徴 |
1989年に観賞魚として初輸入。
主に昼行性。非常に貪欲で生死問わず魚類・両生類・カメ類・水鳥類・小型哺乳類など何でも食べ、成長スピードがとても早く、最も大型化する種。
密放流後の越冬や自然繁殖が確認され外来種問題になっている。
背部の地色は褐色~オリーブグリーン系の暗色、腹部はクリーム色がかる、各鰭に乱れたストライプが入る。
模様は地域バリエーションのほかに、全身に黒の綱目模様・尾鰭付近に綱目模様・暗色の無地系など個体バリエーションがある。 |
生息地 |
海水濃度の耐性があり 淡水域~海水域
ミシシッピー川下流域とその支流 オハイオ川、ミズーリ川、フロリダ半島西部~メキシコ湾岸の大きな河川や湾海岸平野、ニカラグア湖 |

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トロピカル |
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学 名 | Atractosteus tropicus Gill,1863 |
種小名 由来 | 生息する中米熱帯地域 |
地質時代 | 中生代 白亜紀前期 |
背中線鱗数 | 42~48 |
側線鱗数 | 51~56 |
横列鱗数 | 20~24 |
背鰭条数 | 7~8 |
胸鰭条数 | 11~12 |
臀鰭条数 | 7~8 |
尾鰭条数 | 11~12 |
鰓耙数 | 59~62 |
成熟年齢 | ----- |
産卵期 | 雨期後 4月~10月 |
平均寿命 | 8~12年 |
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特 徴 |
主に魚食性。限られた水域に生息するため地域変異の3タイプに分けられるが、学術的な分類はされいない。
発表論文の中で tropicus の基準産地がコスタリカとなっているので、3タイプの中でニカラグアトロピカルが当てはまる。 |
トロピカル ジャイアント |
最大サイズ | 100㎝ |
平均サイズ | 250㎝ |
生息地 |
メキシコとグアテマラの国境付近 コアツァコアルコス川(Coatzacoalcos)、ウスマシンタ川(Rio Usumacinta)の周辺流域 |

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チャパシウス |
最大サイズ | ----- |
平均サイズ | ------ |
生息地 |
メキシコ チアパス州(Estado de Chiapas)の河川のみ |

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ニカラグア トロピカル |
最大サイズ | 125㎝ |
平均サイズ | 70㎝ |
生息地 |
ガーの中で最南に生息 ニカラグア湖・マナグア湖 の周辺流域 |

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マンファリ、キューバガー |
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学 名 |
Atractosteus tristoechus Bloch & Schneider,1801 |
種小名 由来 |
3列 tri:ラテン語で 3 stoechus:ギリシャ語で 列
キューバ先住民族の言葉でマンファリ Manjuariとは「鋭い3本の歯の線」という意味があり、それに因んでいると思われる。 |
地質時代 | 新第三紀 中新世 Miocene(約2,300万年~700万年前) |
背中線鱗数 | 49~51 |
側線鱗数 | 56~63 |
横列鱗数 | 21~24 |
背鰭条数 | 7~8 |
胸鰭条数 | 11~12 |
臀鰭条数 | 7~8 |
尾鰭条数 | 11~12 |
鰓耙数 | 67~81 |
最大サイズ | 200㎝ |
平均サイズ | ----- |
成熟年齢 | メス:50㎝ほどに成長後 |
産卵期 | 春~夏 |
平均寿命 | 8~12年 |
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特 徴 |
1994年に初輸入。現在はブリードが流通しているが、一昔前は稀少な幻のガーとされていたキューバ固有種。
アリゲーターのような体型、短く幅広の吻、頭部は体に対して小型、成長過程の模様の変化が乏しい、独特の体色 など外見での区別が容易。
| 生息地 |
キューバ西部、青年の島(Isla de la Juventud 旧 ピノス島)の河川や湖 |

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