春の夜空
4月中旬 夜9時ころ
これは4月中旬の夜9時ごろの空のようすです。円のふちの部分が地平線を表わし、円の中心が頭の真上になります。観察する日時や場所によって、星の方位や高さが変わって見えます。明るい星の並びを参考にして、星をつないでみてください。
また、図には描いていませんが、月や惑星が見えていることもあります。図の中にない明るい星が空に輝いていたら、きっと惑星でしょう。
よく知られている北斗七星の柄の部分の星を結んでカーブを伸ばしていくと、「うしかい座」のアルクトゥールスと「おとめ座」のスピカが見つかります。この大きなカーブを「春の大曲線」と呼び、春の星座や星を見つける目印になっています。
また、アルクトゥールスとスピカ、そして「しし座」のデネボラを結んでできる三角形を「春の大三角」と呼び、こちらも目印になっています。
春の星座
監修者
株式会社アストロアーツ
多くの方々に天文・宇宙を身近に感じていただくために、ゲーム機からスマートフォン、パソコン用のソフトウェア製品の開発を行なっています。また、雑誌や書籍などの出版物を通じて、天体観察の楽しみ方、機材の紹介や使い方の紹介もしています