否定派の主張 
南京で日本兵による強姦事件が発生していれば、 必ず混血児が生まれていたはずだ。
ベトナムでも韓国兵による混血児が生まれている。ソ連兵によるベルリン強姦でも混血児が生まれている。南京では混血児は出生したという話を聞かない。南京では、日本兵による大量の強姦などなかったのである。
ベトナムでも韓国兵による混血児が生まれている。ソ連兵によるベルリン強姦でも混血児が生まれている。南京では混血児は出生したという話を聞かない。南京では、日本兵による大量の強姦などなかったのである。
反論
強姦があったら混血児が生まれる、そしてそのことが報告される、という推定には何段階もの飛躍がある。たとえば、ソ連軍の満州侵攻時の日本女性に対する強姦の話はよく聞くが、その結果、ロシア人との混血児が多数生まれただろうか。生まれたという話を聞いたことがあるだろうか。もちろん、強姦の事実がなかったのではない。日本に帰還した被害者たちは100%近くが医師によって堕胎をしたものと考えられる。
望まない妊娠をしたときに、近代的医療の整った国においては堕胎が、近代的医療の普及していない国では間引きが選ばれる。キリスト教的倫理のある国では間引きはもちろんのこと堕胎も罪悪視され、なるべく避けられる。日本では欧米に較べて堕胎の罪悪視は比較的弱く、後述するように中国では堕胎の罪悪視はさらに弱かった。強姦による児の出産、育児がどのくらいあるものかを知るためにはその国の文化、経済、近代医療の普及度などの背景を理解しなくてはならない。
ベトナムで韓国兵による混血児が多く出産した、という説はネットで見かけられるが、実は強姦によるものではなく、韓国人との合法的ロマンスによって生まれた子どもたちの問題である。
（参照「被害者の出産ラッシュ？」 ... ゆう 06/7/16(日) 8:49）
http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=one;no=2...
「情を通じた」交わりによる妊娠は出産に至ることが多いのが当然で、強姦による出産とは事情が大いに異なる。このことは戦後に日米混血児が多数生まれた理由としても理解可能だろう。
ソ連兵によるベルリン強姦では強姦された女性の20%が妊娠していた。そのうち90%は中絶し、10%が出産した、とされる（ヘルケ・ザンダー、バーバラ・ヨール著「1945年 ベルリン解放の真実−戦争・強姦・子ども」）。強姦による妊娠、出産はどのような社会にあっても望まれないに違いないが、ドイツは近代医療の恩恵に浴しており、堕胎はもし望めば出来る環境にあった。しかし、キリスト教倫理観のため堕胎が100%にはならなかったということがこの結果となっている。
では南京ではどうだったのだろう。
まず、強姦された女性は直後にどうなったかというと
１．殺害された
２．子どもを産むことができない体になった
３．精神的なショックから自殺に追い込まれた
などがある。
強姦され、望まない妊娠が判明した後どうしたかというと
４．堕胎を試みた
この選択を取った女性も少なくないと考えられる。それは医師による堕胎ではなく、多くは危険を伴う民間医療による堕胎であっただろう。
５．出産直後に間引きをした
おそらくはこのケースが最も多かっただろう。
中国では出産直後の子殺し、すなわち間引きは非常に多かったという事実がある。多く子が産まれれば養いきれないから間引きをすることは近代以前の社会ではよく見られた。日本でも東北地方の一部では明治時代まで間引きの習慣は残っていた。しかし、中国では出生児の制限するという目的に加えて男児を確保するという至上命題があった。中国においては男系子孫が祖先を供養することが「孝」の最大の義務であった。
子どもの数を制限するためだけであれば、予定の人数を超えた子どもから間引きするだけでよく、男女比はほぼ同数に保たれるはずである。ところが男系子孫を確保することが、第一であるから、養うことができるこどもの数が３人であれば、二人女児が続けば三人目からは男児が生まれるまではこどもを設ける努力をしつつ、生まれて来る女児は何人でも間引きを続けなければならないことになる。その分、間引きされる子どもの人数は多くなる。結果として女児は選択的に殺害され、中国では古代から、現代に至るまで一貫して男女比が異常に高くなっている。（宣統年間 江寧省で男女比１１９）
キリスト教国では子殺しが罪として強く忌避されたが、儒教国である中国では男系子孫を確保するということこそが最高の道徳規範であり、女児殺しはその規範から見ればより小さな罪でしかなかった。そのことが子殺しに対する抑制を軽減し、間引きの頻度を高めた。
中国特有の社会背景の事情は上述の通りである。日本兵の強姦の後に間引きが増加したという資料は見いだされていないが、強姦も間引きも強く忌避されることであり、語られることが少ないのは明らかであろう。日本兵の強姦による男児の出産は女児の出産よりさらに望まれない出産であるから、間引きされたことは疑いを容れない。
この否定論が特に悪質であるのは、そのような事情を顧慮することなしに、南京市民から強姦や間引きについて問いただせ、と言わんばかりの言説であるからである。これは被害女性にとって、まさしくセカンドレイプそのものでしかない。
資料 『文明の人口史』湯浅赳男著 pp155､156
被害者の「出産ラッシュ」？
http://www.geocities.jp/yu77799/higasinakano1211.h...
望まない妊娠をしたときに、近代的医療の整った国においては堕胎が、近代的医療の普及していない国では間引きが選ばれる。キリスト教的倫理のある国では間引きはもちろんのこと堕胎も罪悪視され、なるべく避けられる。日本では欧米に較べて堕胎の罪悪視は比較的弱く、後述するように中国では堕胎の罪悪視はさらに弱かった。強姦による児の出産、育児がどのくらいあるものかを知るためにはその国の文化、経済、近代医療の普及度などの背景を理解しなくてはならない。
ベトナムで韓国兵による混血児が多く出産した、という説はネットで見かけられるが、実は強姦によるものではなく、韓国人との合法的ロマンスによって生まれた子どもたちの問題である。
（参照「被害者の出産ラッシュ？」 ... ゆう 06/7/16(日) 8:49）
http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=one;no=2...
「情を通じた」交わりによる妊娠は出産に至ることが多いのが当然で、強姦による出産とは事情が大いに異なる。このことは戦後に日米混血児が多数生まれた理由としても理解可能だろう。
ソ連兵によるベルリン強姦では強姦された女性の20%が妊娠していた。そのうち90%は中絶し、10%が出産した、とされる（ヘルケ・ザンダー、バーバラ・ヨール著「1945年 ベルリン解放の真実−戦争・強姦・子ども」）。強姦による妊娠、出産はどのような社会にあっても望まれないに違いないが、ドイツは近代医療の恩恵に浴しており、堕胎はもし望めば出来る環境にあった。しかし、キリスト教倫理観のため堕胎が100%にはならなかったということがこの結果となっている。
では南京ではどうだったのだろう。
まず、強姦された女性は直後にどうなったかというと
１．殺害された
２．子どもを産むことができない体になった
３．精神的なショックから自殺に追い込まれた
などがある。
強姦され、望まない妊娠が判明した後どうしたかというと
４．堕胎を試みた
この選択を取った女性も少なくないと考えられる。それは医師による堕胎ではなく、多くは危険を伴う民間医療による堕胎であっただろう。
５．出産直後に間引きをした
おそらくはこのケースが最も多かっただろう。
中国では出産直後の子殺し、すなわち間引きは非常に多かったという事実がある。多く子が産まれれば養いきれないから間引きをすることは近代以前の社会ではよく見られた。日本でも東北地方の一部では明治時代まで間引きの習慣は残っていた。しかし、中国では出生児の制限するという目的に加えて男児を確保するという至上命題があった。中国においては男系子孫が祖先を供養することが「孝」の最大の義務であった。
子どもの数を制限するためだけであれば、予定の人数を超えた子どもから間引きするだけでよく、男女比はほぼ同数に保たれるはずである。ところが男系子孫を確保することが、第一であるから、養うことができるこどもの数が３人であれば、二人女児が続けば三人目からは男児が生まれるまではこどもを設ける努力をしつつ、生まれて来る女児は何人でも間引きを続けなければならないことになる。その分、間引きされる子どもの人数は多くなる。結果として女児は選択的に殺害され、中国では古代から、現代に至るまで一貫して男女比が異常に高くなっている。（宣統年間 江寧省で男女比１１９）
キリスト教国では子殺しが罪として強く忌避されたが、儒教国である中国では男系子孫を確保するということこそが最高の道徳規範であり、女児殺しはその規範から見ればより小さな罪でしかなかった。そのことが子殺しに対する抑制を軽減し、間引きの頻度を高めた。
中国特有の社会背景の事情は上述の通りである。日本兵の強姦の後に間引きが増加したという資料は見いだされていないが、強姦も間引きも強く忌避されることであり、語られることが少ないのは明らかであろう。日本兵の強姦による男児の出産は女児の出産よりさらに望まれない出産であるから、間引きされたことは疑いを容れない。
この否定論が特に悪質であるのは、そのような事情を顧慮することなしに、南京市民から強姦や間引きについて問いただせ、と言わんばかりの言説であるからである。これは被害女性にとって、まさしくセカンドレイプそのものでしかない。
資料 『文明の人口史』湯浅赳男著 pp155､156
清末の中国社会について桑原隲蔵は次のように述べている。「女児殺害の蛮習は現今支那全土を通じて実行されているが、殊に南支那に多い。男児も時にこの悲しむべきぎせいに供せられるが、男系血統を尊重する支那人間の出来事としては、当然女児の殺害される方がはるかに多い。信ずべき欧人の記録に拠ると、福建地方では出産女児の二割は殺害せられ、更に広東の一地方では女児三人を生むと、その一人だけ養育して、他の二人を殺害する慣習であるという。」
さらに桑原は一九〇一年（宣統二年）の統計から、次のように人口における男女比率を計算して、当時の世界で最も男子の比率が高いと言われたインドにおいても男子五一に対し女子四九であるとして比較している。
地域 男子 女子
直隷省 六三強 三七弱
山西省 五七強 四三弱
江西省 五七弱 四三強
浙江省 五四強 四六弱
貴州省 五五弱 四五強
被害者の「出産ラッシュ」？
http://www.geocities.jp/yu77799/higasinakano1211.h...