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1歳女児 食塩中毒死、「体全体に塩の結晶」
岩手県盛岡市内の保育施設で1歳の女の子に食塩を混ぜた飲み物を飲ませ中毒死させたとして、施設の元経営者が逮捕された事件で、「女の子の体全体に塩の結晶がついていた」と父親が話していることが分かりました。
11日、傷害致死の疑いで逮捕された保育施設の元経営者・吉田直子容疑者(33)は12日午後、盛岡地検に身柄を送られました。死亡した下坂彩心ちゃん(1)の両親の弁護士によりますと、父親が施設で彩心ちゃんを引き取る際、首や背中など全身に塩の結晶がつき、ベビー服も塩でかたくなっていたということです。
盛岡赤十字病院の高野長邦医師によりますと、「多量の汗をかいたまま放置されたことや塩の入った液体をかけられたまま放置されたことなどが考えられる」ということです。
飲まされた塩の量は特定されておらず、警察は血液の塩分濃度などから彩心ちゃんが吉田容疑者の供述よりもはるかに多い量の食塩を飲まされたとみて捜査を進めています。