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第一話「俺の自己紹介とか」
一応、一話は完成です。(変なところで終わってるが)
連載は予定していますが話の先が自分でも見えていないのでどうなるかはわかりません。そこらへんはご愛嬌。
ニートって言葉をご存知だろうか。国によって定義は違うらしいが、今はそんなことはどうでもいい。
俺は、普通なら高校に通ってるはずの16歳の少年だった。しかし、俺は高校は受験しなかった。よくラノベなんかでは多くの主人公が高校に通っているが、残念ながら俺は違う。
中学の3年の後半頃から俺は学校に来なくなっていた。引きこもり、いわゆるニート予備軍になっていたのだ。ちょうどその時期は受験受験と周りのやつが焦り始めていた。俺は根っからのヲタクで、こんなことしてていいのかよと思いつつも毎日のようにアニメばかり見ていた。オヤジは厳しい人で常に俺に怒ってばかりいたが、それが裏目に出たのか俺はどんどんやる気をなくし、ついにオヤジはうつ病になった。もともと心臓が弱くストレスで限界になっていたのだろう。3年の8月中旬、オヤジは死んだ。俺はオヤジが嫌いだったのでその時はせいせいしていた。
オヤジは「葬式なんぞはやらんくていい」といつも言っていたが、オヤジの弟さんがやっぱりやるべきだと言っていたので、葬式は行われた。しかしながら俺は出席しなかった。母親は泣いていた。俺が参加しなかったこともそうだろうが、俺がこんなふうになってしまったのは自分のせいだと思い込んでいたのだろう。
母親はそういう人だった。いつも自分を責めていた。このことをきに母親はパートを始め、母子手当てももらい、なんとか生活できていた。俺はそれに腹を立てていた。家庭がこんなふうになっていったのは母親のせいじゃない。なのになんでここまでするんだ、と思った。
妹は人付き合いが苦手でいつも「おにい、おにい」と俺にくっついていた。しかし、生活が苦しかったので妹は施設に預けられた。妹は泣いていた。「おにいと離れたくないよぉ」と。でも、俺の心はそんなことを気にしている余裕はなかったのだ。
中学は、もう卒業式が終わりそれぞれ自分の進路先へと歩んでいった。一人孤独だと思っていたが、何人か中学時代の友人が家を訪れてきていた。しかし俺は部屋から出ず母親は訪れる友人たちに「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝り倒していた。ほとんどの友人たちは「こんな感じになるやつじゃなかったよなぁ」と言っていた。その通りだった。
中学1年2年のときはこんな暗い感じじゃなくて誰に対してもフレンドリーに接していた。それがこんなふうに変わっちまってみんな驚いていたことだろう。
俺が引きこもりになりはや1年が経とうとしていた真夏のある日。ある少女が訪ねてきた。名前は藤森桐香という名前だった。俺は心の中で「そんな馬鹿な。俺と関わりがあるような奴じゃなかったよなぁ」と思った。
藤森は中学1年の時のクラスメイトだったが話したのはほんの数回で、関わりがあるような奴じゃなかったし、ヲタクとかそういうのと関わりたくなさそうなイメージだったので、こちらからも向こうからも話すことは少なかった。しかしなんでまた、と思うあまり俺は部屋を出てそいつと話す気になった。母親は笑っていた。やや半年ぶりに部屋から出てきたのが嬉しかったんだろう。俺が「屋上で話してくるよ。」
というと少し焦ったような顔をしたがすぐに「わかったわ」と笑った。多分俺が自殺でもするんじゃなかろうかと思ったのだろう。
屋上には日差しがさし、俺は全身が痛くなった。ずっと暗いところにいるとここまでおちぼれるんだな、と思った。
藤森は今まで何も喋らなかったが、
「私のこと、覚えてますかね・・・」
少し照れながら、そう呟いた。
「一応な。」
俺はしばらく喋っていなかったので少し変な感じがしたがなんとか声にすることができた。
「よかった・・・」
彼女は少しほっとしたような顔をした。
そのあと、お互いの最近の近況なんかを話したがすぐに途切れてしまった。
気まずい雰囲気になってしまったので、今度は俺から話した。
「ところで、なんで俺なんかのところに来たんだ?」
ずっと疑問になっていたことを聞いた。すると彼女は
「いえ、実は最近あなたがこんなふうな生活をしていると聞いたもので・・・その・・・気になったんで す・・・」
「そうか。」
「私、両親が交通事故でなくなっておばあちゃんと二人で暮らしてるんです。」
「へぇ、知らなかったな。」
「私、あなたのこと気になってたんです。そ、その恋愛感情とかそういうのじゃなくて、その・・・
入学してすぐ、私は引っ越してきていたので友達がいない状態でのスタートだったんですけど。わたし が後ろからプリント回収してきて、あなたのプリントに名前がなかったので『名前がない...』って言 いましたよね。」
「ああ!そういえばそんなこともあったなぁ」
「その時『なんかお前アニメの無口キャラみたいな喋り方すんだな』って言ったんです。私、それがなん だか嬉しくてずっと心に残ってたんです。」
「ええ!なんでまた。まぁでもあんときは何かと現実の人間をアニメキャラにたとえて呼んでたからな。 」
「それから、友達もだんだん出来てきて。でも、そのセリフが忘れられなくて。」
「マジかよ・・・お前なんかズレてんのな」
「で、でも!嬉しかったんです!!あんなこと言ってもらえる人周りにその時いなかったので」
「お、おお、そうか・・・」
「だから、そんな人がこんなふうになっちゃったなんて、びっくりしたんです。」
「ああ、そういうことだったのね・・・」
「それでですね、今日は伝えたいことがあってきたのです・・・」
「な、何?」
~~~~~~~~~~~続く(ってかここまでしか考えてねぇww)~~~~~~~~~~~~~~~~~
初の投稿になります。ぱるぷんてと申します。
この話、ちょっとシリアスですが今後どうなるかはわかりません。
正直、主人公の状況が俺とほぼ同じなので、書きやすかったりはします。
一部ノンフィクションでお送りしているのでwww
てことで、中途半端なところで終わってますが一応一話完結でございます。
それでは皆さん、次回お会いしましょう。
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