総務省とぴあは7月12日、マイナンバーを使ってチケットの高額転売を防ぐシステムの導入を検討していると明かした。ユーザー固有のマイナンバーで本人確認することで、1人が複数のチケットを不正購入、高額転売するのを防ぐ狙い。
総務省とぴあは2017年3月、プロバスケットボール「B.LEAGUE」観覧者の一部を対象に、マイナンバーカードを使った認証機能の実証実験をした。ユーザーがぴあのWebサイトでマイナンバーを入力してチケットを購入し、コンビニ端末にマイナンバーカードをかざして決済、会場入り口で再度かざして本人確認をする――という仕組みだった。
17年内に再び実証実験を行い、システムの内容、導入の可否を検討するという。導入時期などは未定。ぴあ広報部によると、「マイナンバーの活用方法として、総務省側から依頼を受けた」という。
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