福地慶太郎
2017年7月11日19時15分
国内で製造されていない乳児用液体ミルクの普及をめざす自民党の野田聖子・元総務会長らでつくる勉強会は11日、加藤勝信1億総活躍担当相らに、国内で普及するまでは緊急的に海外製の液体ミルクを輸入して防災拠点に備蓄するよう提言した。野田氏によると、加藤担当相は政府内で検討する考えを示したという。
液体ミルクはお湯がいらず、吸い口を付けてすぐに飲める。熊本地震の際には海外から支援物資として届けられ、注目された。
国内には粉ミルクの安全基準しかなく、液体ミルクは「乳児用」として販売できない。ただ、「乳飲料」として扱えば販売は認められ、インターネットで輸入品を買うことができる。
野田氏らは、塩崎恭久厚生労働相と松本純防災担当相にも速やかな基準作成を求めた。厚労省は現在、企業側に安全性に関する試験データの提出を求めており、安全性を確認して基準ができるまでは時間がかかるという。(福地慶太郎)
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