九州北部豪雨 福岡と大分で２２人の死亡確認7月10日 20時49分

九州北部を襲った記録的な豪雨で、福岡県と大分県では合わせて２２人の死亡が確認されました。また、１０日に新たに２人が心肺停止の状態で見つかっています。

福岡県警察本部によりますと、１０日朝、福岡県朝倉市杷木松末の川の近くで、男性１人が心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。警察は身元の確認を進めるとともに詳しい状況を調べています。

これまでに死亡した人は、福岡県で１９人、大分県で３人の合わせて２２人となっています。福岡県で亡くなった１９人のうち、６人は身元が確認されていません。

豪雨災害で死亡した人のうち、１０日に新たに２人の身元が判明しました。朝倉市役所によりますと、８日、朝倉市杷木池田の川で見つかった遺体は朝倉市杷木白木の小嶋※ハツ子さん（６９）と確認されたということです。（※「初」の左側がしめす偏）。

また、９日に朝倉市山田で見つかった遺体は近くに住む村山幸子（８０）さんと確認されたということです。

このほか、これまでに死亡が確認されたのは次の方々です。福岡県朝倉市杷木松末の藤本哲夫さん（６６）。朝倉市山田の加藤年彦さん（８７）と妻の幹子さん（８５）。朝倉市宮野の浦塚茂弘さん（７０）。朝倉市杷木松末の樋口健太さん（２１）。朝倉市黒川の渕上麗子さん（６３）と渕上さんの娘で朝倉市一木の江藤由香理さん（２６）。それに江藤さんの息子の友哉ちゃん（１）。朝倉市杷木池田の岩下ひとみさん（３６）。東峰村宝珠山の熊谷圀茂さん（８１）と妻の千鶴代さん（８１）。

大分県日田市小野の山本岳人さん（４３）。日田市鶴河内の矢野英俊さん（７９）と妻の知子さん（７０）です。