特集
2017年7月12日
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ジェットスターのセールチケットで香港に行ってカレーばっかり食べてきた話です
カレー摂取量が多いほうだ。月曜日から金曜日までカレーを食べていることもある。だが、香港でもカレーばかり食べるのはアリなんだろうか。他にも、食べておいたほうがよいものって沢山あるんじゃないだろうか。
そう思いつつも、5食分のカレーを食べ歩いてみた。 前の記事:「静岡県吉原駅近くのスーパー「オカムラ」のあじ丼がうまい」 人気記事:「たいやきを泳がせたい」 > 個人サイト たぶん日記 カレーは野菜とスパイスだけで完全体になれるいちばん好感度が高かったカレーから話をすすめていきたい。
5軒目、飛行機に乗る直前に食べたカレーだ。 じゃがいものカレー。構成要素が、じゃがいも・スパイス・たまねぎしかない
香港にはカレーがわりとあるらしいぞというのは入国前に確認していた。旅先に好物があるか確認したくて「香港 カレー」でグーグル検索をかけたのか、香港を調べていた時にサジェストででてきたのか。詳細は忘れてしまったのだが、インターネットが教えてくれた。
実際に訪れてみて、たしかに他の東アジア圏(中国、韓国、台湾、モンゴル)と比べて、格段にカレー遭遇率は高いと感じている。東京都内の磯丸水産くらいはあったんじゃないか。 この日も、グーグルマップでカレー屋を探して、店舗情報に紐づいているレビューを見ていたところ、不審な日本語の羅列が飛び込んできた。 「子羊が起動するように」「カレーソースは鼻水」
事実をより混沌とさせている翻訳機能に心を駆り立てられてしまう。
レビューの読解はできなかったが、泊まったドミトリーの近辺にカレー屋が複数あるのはわかった
この店はまだ開店前
さらに3分くらい歩いた先にもカレー屋
ほの暗いが営業している
正午前の店内は閑散
直立のメニュー
けちって最安値の「じゃがいもカレー」を頼んだ直後に、てんこもりのお肉を発見してしまった
しまった。肉の入ったカレー頼めばよかったのでは
と、やや後悔しかけたところでカレーが到着した。やはりお肉は見当たらない
だが口にしたら、あっという間に肉のことがどうでもよくなってしまった。カレーは肉、いや、たんぱく質がなくても完全体になれるとわかったのだ。もしかしたら豚汁も、豚肉がなくても成立するのかもしれない。
タマネギはカレー液をどろっとさせる担当ではなく、しゃきっとした食感を担当している。キリっとしていて、いつものたまねぎよりちょっとかっこいい。 知ってる食材同士が知らない世界を形成している。噛むのが楽しい
自分の美味いって表情が祖母の顔によく似ていると感じた写真
下方に鎮座するじゃがいもが満腹への危機感をあおる
食べごたえがある。写真に撮り忘れているが、ここにはお茶碗2杯分くらいの白米も同席している。白米を見る目をすこし細めてしまいたい。ああ、なんて幸せな悩みなんだ。
だけどこのカレーに行き着くまでにはすこし紆余曲折があった。
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