キログラムの再定義が2018年に予定されるという話があったが(過去記事)、米国立標準技術研究所がキログラムの新たな測定方法を発表した(GIGAZINE)。この方法は2018年開催の国際会議で議論され、承認されれば新たな定義として使われることになる。キログラムは現在「キログラム原器」の質量が基準とされている。しかし、このキログラム原器は人工物であるため劣化や環境における変化の可能性があり、より正確な定義が求められていた。定義については複数の案が出ていたが、精度の問題などから議論が続いている状況だった。
なんだと!? (スコア:3, おもしろおかしい)
ε=(^。^;) ホッ
1㎏ = 1024g
に改定されるわけじゃなかった
# メガ盛りギガ盛りの次はテラ盛りだ!ペタ盛りは。。。
Re: (スコア:0)
ペタは盛ってる感じが無いな…
はっ! ペタだからパッドで盛るのか。
シリコン球 (スコア:2)
結局プランク定数ベースなのね
そういえばSi28の結晶を
アボカド球形に磨き上げて原子の数数えてアボガドロ数から1kg定義するのはあかんかったん?Re:シリコン球 (スコア:1)
私も勘違いしていたのですが、プランク定数から定義するのは既に決っていて、そのプランク定数を精度よく求める方法として、ワットバランス法がいいか、アボガドロ数がいいか、他の方法がいいか、と競争している段階だったようです。
ワットバランスに負けてしまったとなると、日本連合としてはやはり残念ですが...
Re:シリコン球 (スコア:1)
プランク定数が使えるのなら、もういっそプランク単位に統一してしまった方が、後世のためにも良いような気がしてきます(^^;)
「いやー、先月食べ過ぎたせいで体重が46メガ増えちゃったよ」
へ へ
の の
Re:シリコン球 (スコア:1)
何故訂正線ひいたし。
そこはアボガドロ数にアボカドのリンクを張るところだろ。
# 大爆笑間違いなし
# 二番煎じとか気にしたら負けだと思う。
Re: (スコア:0)
28SiがなんかSi28になってる…
Re: (スコア:0)
あくまで案の一つということかと。
アボガドロ数から定義する方とこれ、どちらにするかをこれから決めるにしても、実際にモノが作れることを示さなければ土俵に上がれないのではないかと。
これでもうkg原器もお払い箱? (スコア:1)
歴史的価値はあるだろうから保管は続けられるだろうけど、今とは扱いが変わるんだろうな。
Re:これでもうkg原器もお払い箱? (スコア:2, おもしろおかしい)
そいや、一足早く現役を退いたメートル原器先輩は健やかに余生送ってるのかな。
#「げんき」だけに…
Re:これでもうkg原器もお払い箱? (スコア:3, 興味深い)
http://www.aist.go.jp/aist_j/news/20120420.html [aist.go.jp]
メートル原器の場合は重要文化財となりましたから、キログラム原器も同様に重要文化財・国宝として永代に引き継がれていくでしょう。
重要文化財指定リスト
指定名称:メートル条約並度量衡法関係原器
・メートル原器 1本
・メートル副原器 1本
・尺原器 2本
・附(つけたり)
・トンヌロー温度計 2本
・メートル原器校正証明書 1通
*附(つけたり)の前までが本指定、附はこれを補うものです。
ケース類は、名称には出てきませんが、付属品として記録されています。
1923年(大正12年)の関東大震災では、東京府にあった中央度量衡検定所(工業技術院計量研究所の前身)も新しい建物を除き灰燼に帰しましたが、幸い、メートル原器は第1次定期検査のためにフランスの国際度量衡局に送られており無事でした。他の原器類も無事でしたが、多くの資料を焼失しました。
1944年(昭和19年)には太平洋戦争における空襲被害により原器を失うことが懸念されたため、メートル原器は、茨城県にある中央気象台柿岡地磁気観測所に約1年半疎開しています。
メートル原器にもドラマあり。
Re: (スコア:0)
トンヌロー温度計ってどんなんだろ。
物理学史上もっともインパクトの強い名前を持つと言っても過言ではないマリー=アントワネット・トンヌラ [wikipedia.org]のことかと思ったが、彼女が温度計なんて作ったとは思えないし、そもそも1912年生まれだから関係あるはずないし・・・。
# メガンテ
Re: (スコア:0)
7/22の産総研の一般公開で、メートル原器のオリジナルが「御開帳」されます。サイエンス・スクエアにある展示用レプリカではなく、重要文化財の方です。「1日限りの限定公開」だそうなので、興味ある方はチャンスですよ。
http://www.aist.go.jp/tsukuba/ja/pr/2017/events_01_2/ [aist.go.jp]
Re: (スコア:0)
1944年(昭和19年)には太平洋戦争における空襲被害により原器を失うことが懸念されたため、メートル原器は、茨城県にある中央気象台柿岡地磁気観測所に約1年半疎開しています。
メートル原器にもドラマあり。
米軍さんは、メートル原器を巻き添えにしてもいいから、その時に柿岡地磁気観測所も爆撃して焼き払ってくれればよかったのに・・・by常磐線沿線住民
Re: (スコア:0)
さ、さむい
ゼロ度原器だ
Re: (スコア:0)
原器は必要です
計測器メーカーや都道府県の工業試験場(今は産業技術何とかセンターっていう名前になってるけど)にワット天秤が備え付けられるようにならない限り、校正・試験に使うための(国際標準のワット天秤で校正済みの)原器は必要になります
Re:これでもうkg原器もお払い箱? (スコア:1)
今後も必要になることはわかるけど、それは既に「原器」ではなく、ただの「超精密な分銅」に過ぎないのでは?
どう定義を変えてもいいけど (スコア:1)
今より体重が増えない方向で変えていただきたい
Re:どう定義を変えてもいいけど (スコア:1)
誤差の範囲だろ
Re:どう定義を変えてもいいけど (スコア:1)
重力加速度って変化しないのかな (スコア:0)
同じ場所での重力加速度が変化すると今回の仕組みでは意味がなくなるようなきがします。
それとも電磁力で重力加速度相当をキャンセル仕組みがあるのかも?
でも、電磁力の強さは電流量から導き出せるのでしょうから、いいアイデアのように思えます
Re:重力加速度って変化しないのかな (スコア:3)
標準質量の「重量」を測るのではなく「質量」を測るので,重力加速度は関係ないです.
「質量」を測る方法は,力を加えて加速度を計測します.
詳しいやりかたを示したNIST作成の動画がありました.
https://www.youtube.com/watch?v=oST_krdqLPQ [youtube.com]
ばね振り子(上下に振動する,ばねにつながれたおもり)の周期が重力加速度によらない
ことは,ニュートン力学の教科書にはたいてい出て来るので,興味があったら
読んでみて下さい.
たぶん,18桁めくらいになると,一般相対論が効いてくるのでしょうが,
今のところ心配する必要はなさそうです.
Re: (スコア:0)
> https://www.youtube.com/watch?v=oST_krdqLPQ [youtube.com]
これなんですが、ちっともわかりません。
ふつうの天秤に見えるので、重力加速度の中で作業しているように見えます。
解説を横向きの場合(重力加速度が関係ない=無重力でもできるハズ)で作って見せてほしかったなぁ。
高校の文系ではばね振り子は出てきませんでしたが、重いモノ(質量が大きいモノ)と軽いモノで周期が違うということは経験的に想像つきます。
それでの説明をしてくれたほうが理解しやすいような気がします。
ばね振り子ということは、振動させることで相反する加速度で質量を測れるという感じでしょうか。
とするなら、無重力な場所でも有効そうですね。
そうか!振り回して遠心力でも測定できそうですね。
Re:重力加速度って変化しないのかな (スコア:1)
重力加速度は高精度な測定装置がすでに市販されていますので
それで別途計測すれば良いと思います
測定原理は古典的で
- 振り子の振動の周期を測る方法
- 自由落下にかかる時間を測る方法
などを使います
前者は、たとえば単振り子を使うと
振動の周期をT、紐の長さをL、重力加速度をgとするとT=2π√ (g/L) となるので、
TとLを測ればすぐに g が求まります。
夏休みの自由研究レベルで、空気抵抗等は無視、Tはストップウォッチで、Lは定規で測るような安易な方法でも
数十回計測を繰り返せば、それなりの精度で値が得られます。
後者は、例えば、真空の筒の中で物体を自由落下させて、落下距離はレーザーで、要した時間は原子時計で計測して
g を求めます。
Re: (スコア:0)
で、大きく揺らすとTがLだけに依存しない! と発見してレポート書いたら「お前の実験が悪い」とか教師にバツくらうと
そりゃ理系離れ待ったなしだわ
Re:重力加速度って変化しないのかな (スコア:1)
そりゃそんな「発見」をレポートに書いてたら、ダメだしくらって当然でしょう。
高校物理レベルだと、まず「T=2π√ (g/L) 」という式の導出から行うものでしょうけど、その過程では「sinθ≒θ」の近似を使います。
この近似式が成り立つのはθ=0近傍だけですから、大きく揺らしたらこの式からずれてくるのは当然です。発見でもなんでもありません。
Re: (スコア:0)
高校で公式の丸暗記に留まらず証明のロジックをそこまで詳細に教えてくれていたら、ダメだしを食らっても仕方ない。
でも、「sinθ≒θ」という近似がθ=0の近くでしか成り立たない、よってこの実験には目新しさはない、ということを理解するには、数学の方でテイラー級数を学んでいないといけないじゃないか。
自分は海外の高校に行ったので日本の高校理数カリキュラムがどうなっているのかよく分かってないのだが、実際どうなん?
Re:重力加速度って変化しないのかな (スコア:1)
重力加速度は変化するので随時(数年?)測定されています。
国土地理院 http://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/gravity_menu03.html [gsi.go.jp]
産総研 https://gbank.gsj.jp/gravdb/ [gbank.gsj.jp]
天秤でない超精密秤はこれらのデータで数値を補正したりします。
Re: (スコア:0)
地球の回転速度が一定ではない以上、変化するんじゃないでしょうかね。
Re: (スコア:0)
「だから赤道直下の国で売ってる秤と、日本で売ってる秤だと、使ってるバネが違うんだぜ。
遠心力なんかの分ずれるから、その分強さの違うバネが使われてるってわけ。」
というネタを思い付いた。
「水の渦ができるのはコリオリの力のせい。ほらその証拠に赤道よりちょっと南に来ると~」
という例の見世物レベルのネタだけど。
http://www.asahi-net.or.jp/~nm3k-tgc/africa/13/ [asahi-net.or.jp]
Re: (スコア:0)
重力加速度を左右し得るものは以下の二つ
・地球の質量及び内部構造や形状
・万有引力定数
Re:重力加速度って変化しないのかな (スコア:1)
・測定箇所の質点からの距離
が抜けてます。
で、さらに言うと、地球上のことについて論じている文脈で「重力」と言った場合、
「地球との万有引力と、自転による遠心力との合力」を指すのが一般的です。
ジオイド的に赤道付近は半径が大きい分万有引力は減りますし、遠心力の影響が最大になる
(緯度が高いと、回転半径は小さくなりますし、万有引力と方向がずれる分影響が減る)ので、「赤道に近いほど重力が小さい」というのは正しいですよ。
ただし、その差は赤道と極とでわずか0.5%程度ですので、精度の低いバネばかりなんかではわざわざバネの種類を変えたりはしないですね。
電子ばかりだと、日本国内で売られているクッキングスケールなんかでも、北海道~沖縄での0.1%程度の重力差を補正するために、数段階に分けた地域設定機能を持つのが一般的です。
Re:重力加速度って変化しないのかな (スコア:1)
他の重力源の影響も……。
なので、重さをはかっているところに太った人が近づくのは厳禁です(嘘)
へ へ
の の
Re: (スコア:0)
同じ建物の1Fと20Fの重力変化で値が変わる秤は市販されてますから、コリオリの力が洗顔所や湯船のレベルで働くという与太話とはちょっと別に扱った方が良いかもしれません。
もちろん普通に使う秤ではそんなことはされていなくても、違いを計測できる秤が売ってるというのは大きな差です。
Re: (スコア:0)
質量が重力加速度で変化するの?
重量が変化するならわかるけど。
Re: (スコア:0)
重量から質量を導く方法なので。
まだ国際単位系で消耗しなきゃいけないの? (スコア:0)
自然単位系のほうがシンプルでいいじゃん
Re: (スコア:0)
俺の体重を「1俺」と定義する。
# "体質量"か?
Re: (スコア:0)
そうだよね、時代はFFF(furlong-firkin-fortnight) [wikipedia.org]単位だよね。
# microfortnight (約1.2秒) はVMSユーザーにはなじみ深い・・・はず。
Gigazine なんて見たくないんだけどさ (スコア:0)
「新たな測定方法」ってのの説明が全くなく、Gigazine の記事にリダイレクトしてるだけなんだけど
スラドってこんなんだっけ?
Gigazine の宣伝サイトに落ちぶれたんだっけ?
Re: (スコア:0)
これで測れるのは力ですよね (スコア:0)
長さは特定の光の真空中の波長、時間は原子時計の振動数で直接測れますが、これって測れるの力であって質量はその際の加速度を調べないと出ないですよね。
質量基準は止めて力基準にして質量は力を加速度で割ったものとする言う話なら良いのですが、
あくまで基準は質量で力はそれに加速度をかけたものだと言うならば、算出に時間と長さがないと質量には変換できないこのやり方はなんだか気持ち悪いのですが。
選択肢として有力と言うことは実用上これの再現性が高いのでしょうけれど。
電磁気だとそんな単位ばっかりですが、だからこそ時間と長さと質量はバシッと単独で決めて欲しいと言う思いはあります。