子供が産まれてから案外ハマっているのが、土いじりです。ガーデニングや園芸と呼べるほどのレベルではないので、「土いじり」…。
わが子はのんびりショッピングさせてくれるタイプの子ではないので、日常、外に出ると言えば公園か散歩か近所のスーパーやコンビニでぱぱっと買い物する程度。ベビーカーで銀座や代官山などをぶらぶら…なんて夢のまた夢です。

そんなわけで、子供が寝ている間にできる「自分の時間」と言えば、家のなかでできるインターネット、読書、ビデオ鑑賞、そしてタタミ一畳ほどの庭での土いじりなのです。
ですが、あまり日当たりもよくない我が家、少し掘ったら石ころや針金が出てくるような土なので「庭作り」の道は険しい…。しかし、そのぶん面白くなり始めたのが寄せ植えなど鉢植えのガーデニング。長雨のときは軒下に取り込んだりと管理しやすいので、地植えより失敗が少ない!ように思います。
ところがやり始めると、次々に鉢を買いたくなっていけません…。でもうまく育ったものは、なるべく株分けやさし芽にしてやりたいし…。

と思っていたところ目にしたのが、園芸本『吉谷桂子のガーデニングワールド』の1ページ。このなかで、ペンキの缶に穴をあけ、鉢として使うアイデアが紹介されていました。
そういえば子供が0〜1歳児の頃にたくさん買ったミルクの缶がたくさんあるじゃないか!ミルク缶は他の空き缶と違ってフタを開けた部分でケガをする心配がないので、小缶は子供が大きくなったら缶ポックリでも作ろう、大缶は乾物入れにして、他にも何か使い道があるかも…と捨てずにとっておいたのです。ネットを見ると他にもいろいろ再利用のアイデアがありますが、あまり作りたいと思うものがなく…もう資源ごみで出そうかと思っていた頃でした。

ミルクの大缶は直径約13センチ、だいたい4〜5号くらいの大きさになります。ただ、スチールで錆びたりするでしょうから、置き場所は雨よけできるベランダや軒下向けかな。ミルク缶なので絵柄がかわいすぎる気もしますが、花のない葉ものを植えればバランスがよくなるかな?アイビーなどのつた系で隠すのもアリかな…など、考えるのも楽しいものです。

PAP_0014PAP_0013「明治ステップ」は開口部が一般的な缶と同じ円形ですが、「森永チルミル」は開き口が半円状(写真参照)のため、植木鉢としては使いにくいかも。でもペチュニア・サフィニアのような小さい苗から大きく育てる花や、挿し芽などには十分使えそうです。
まだ鉢底石を敷いて土づくりをしただけですが、友人からゼラニウムの挿し芽をもらえることになったので、楽しみに待機しています。

『吉谷桂子のガーデニングワールド』には、他にも水抜き穴のない水さしの利用法や多肉植物に卵の殻を使う方法も載っています。また『吉谷桂子のコンテナガーデン』も、ビギナーにもすぐマネできる寄せ植えの実践的なテクニックがいろいろ紹介されており、こちらもお気に入りの一冊です。