格安SIM対策としてNTTドコモがdocomo withを、KDDIがauピタットプランという料金を安くする新しいプランの導入してきていますが、本当に安くなるのかが気になるところです。
2017年8月にdocomoを契約して2年経過し端末の割引期間が終了するのでどうしようか検討しているところなので、NTTドコモ、au、格安SIM(代表としてLINEモバイル)の3社で料金を比較してみたいと思います。
なお、ソフトバンクは新しい料金プランを現時点で発表していないので除外、UQモバイルとワイモバイルもiPhone7でテザリング機能を使うことができないなど色々と使いにくい部分があるので除外しました。
docomo with・auピタットプラン・格安SIM(LINEモバイル)で料金が安いのはどれ?
いくつかのパターンでシミュレーションをしてみます。
一人で「かけ放題・2GB・端末購入」で契約する場合
まず、一人で契約する場合でNTTドコモ、au、格安SIM(LINEモバイル)で比較してみます。
条件は以下の通り。
- 通話:かけ放題(10分)プラン
- データ通信:2GB(LINEモバイルは2GBがないので3GBで)
- 端末は2万円〜3万円の端末をチョイス(LINEモバイルは分割購入に対応していませんが分かりやすいように分割で計算します。)
- auピタットプランはauスマートバリューには加入しないバージョンで計算(スマートバリュー前提っておかしくない?)
docomo with | auピタットプラン | LINEモバイル | |
基本料金 | カケホーダイライト (10分かけ放題) 1,700円 |
スーパーカケホ (10分かけ放題) 4,480円 |
10分電話かけ放題 880円 |
データ通信 | データSパック(2GB) 3,500円 |
2GB (基本料金込み) |
3GB 1,690円 |
IPS | SPモード:300円 | LTE NET:300円 | - |
端末代 | arrows Be F-05J 1,188円/月(28,512円/総額) |
Qua phone QX 1,350円/月(32,400円/総額) |
HUAWEI nova lite 830円/月(19,900円円/総額) |
割引 | docomo with -1,500円 |
ビックニュースキャンペーン -1,000円(1年間) |
- |
合計 | 〜24ヶ月:5,188円 25ヶ月〜:4,000円 |
〜12ヶ月:5,130円 13ヶ月〜:6,130円 25ヶ月〜:4,780円 |
〜24ヶ月:3,400円 25ヶ月〜:2,570円 |
新しく発表されたauピタットプランが予想以上に高くなってビックリです。ただ、auの場合は1GBプランがあるのでデータ通信量が少なくていいのであれば上記金額よりも1,000円安く契約することができます。
KDDIが発表した資料では固定回線を同時利用した時に受けることができる割引・auスマートバリューを前提とした書き方をしているので、普通に安く見えますがスマートバリューを外した状態の料金プランを見るとさほど安くなっていないですね。
一人で「かけ放題・2GB・端末持ち込み」で契約する場合
次にSIMフリー端末持ち込みでシミュレーションしてみます。docomo withは指定機種を必ず購入する必要があります。購入した端末はヤフオクなどで売却することとします。
シミュレーションの条件は以下の通り。
- 通話:かけ放題(10分・5分)プラン
- データ通信:2GB(LINEモバイルは2GBプランがないので3GBプランで)
- SIMフリー端末を持ち込み(docomoは端末を売却する前提)
docomo with | auピタットプラン | LINEモバイル | |
基本料金 | カケホーダイライト (10分かけ放題) 1,700円 |
スーパーカケホ (10分かけ放題) 4,480円 |
10分電話かけ放題 880円 |
データ通信 | データSパック(2GB) 3,500円 |
2GB (基本料金込み) |
3GB 1,690円 |
IPS | SPモード:300円 | LTE NET:300円 | - |
端末代 | arrows Be F-05J 1,188円/月(28,512円/総額) |
- | - |
割引 | docomo with -1,500円 端末売却:-500円(12,000円で売却できたと仮定) |
ビックニュースキャンペーン -1,000円(1年間) |
- |
合計 | 〜24ヶ月:4,688円 25ヶ月〜:4,000円 |
〜12ヶ月:3,780円 13ヶ月〜:4,780円 |
永年:2,570円 |
12,000円で売却できたらと仮定していますが、ヤフオクを見ると17,000円くらいで取引されているようなので実際はもっと高く売れると思います。
もし、光回線を同時契約できた場合、ドコモの場合は上記料金から-500円、auの場合も-500円値引きされます。
docomo | au | LINEモバイル | |
光回線値引き | ドコモ光セット割 -500円 |
auスマートバリュー -500円 |
- |
合計 | 〜24ヶ月:3,988円 25ヶ月〜:3,500円 |
〜12ヶ月:3,280円 13ヶ月〜:4,280円 |
永年:2,570円 |
1年目はドコモよりもauが安いですが2年目以降はドコモになります。光回線込みで考えるとドコモはかなり安い価格になりますね。LINEモバイルと比較しても2年後で1,000円程度しか変わらない計算になります。
一人で「かけ放題・5GB・端末持ち込み」で契約する場合
次のデータ通信量5GBで比較してみます。
条件は以下の通り。
- 通話:かけ放題(10分・5分)プラン
- データ通信:5GB
- SIMフリー端末を持ち込み(docomoは端末を売却する前提)
docomo with | auピタットプラン | LINEモバイル | |
基本料金 | カケホーダイライト (10分かけ放題) 1,700円 |
スーパーカケホ (10分かけ放題) 6,480円 |
10分電話かけ放題 880円 |
データ通信 | データMパック(5GB) 5,000円 |
5GB (基本料金込み) |
5GB |
IPS | SPモード:300円 | LTE NET:300円 | - |
端末代 | arrows Be F-05J 1,188円/月(28,512円/総額) |
- | - |
割引 | docomo with -1,500円 端末売却:-500円(12,000円で売却できたと仮定) |
ビックニュースキャンペーン -1,000円(1年間) |
- |
合計 | 〜24ヶ月:6,188円 25ヶ月〜:5,500円 |
〜12ヶ月:5,480円 13ヶ月〜:6,480円 |
永年:3,100円 |
docomo | au | LINEモバイル | |
光回線値引き | ドコモ光セット割 -800円 |
auスマートバリュー -1000円 |
- |
合計 | 〜24ヶ月:5,388円 25ヶ月〜:4,700円 |
〜12ヶ月:4,480円 13ヶ月〜:5,480円 |
永年:3,100円 |
当然ですが格安SIMのLINEモバイルが安いですね。一時期は大手キャリア3社の料金は横並びでしたが、今は微妙に違うので価格差が出てきてしまいますね。ちゃんと比較しないといけないですね。
家族で2台契約する場合
さて僕が一番気になっている部分です。家族で2台のスマートフォンを契約する場合、どれくらい料金に差が出てくるのか比較します。2台目はガラケーではなくスマートフォン、かけ放題プランを付けず従量制、データ通信量も必要最低限に抑えることを条件とします。
- 1台目:かけ放題(10分・5分)プラン、2台目:従量制
- データ通信:1台目は5GB、2台目は一番少ないの
- 1台目の端末は持ち込み、2台目の端末は2万円〜3万円程度
docomo with(データパックM 5GB) | auピタットプラン(5GB) | LINEモバイル | |
1台目合計 | 〜24ヶ月:6,188円 25ヶ月〜:5,500円 |
〜12ヶ月:5,480円 13ヶ月〜:6,480円 |
永年:3,100円 |
2台目基本料 | シンプルプラン(スマホ)従量制 980円 |
auピタットプラン(シンプル)従量制 2,980円 |
3GB 1,690円 |
2台目データ通信 | シェアオプション:500円 | 1GB(基本料金込み) | - |
2台目IPS | SPモード:300円 | LTE NET:300円 | - |
2台目端末代 | arrows Be F-05J 1,188円/月(28,512円/総額) |
Qua phone QX 1,350円/月(32,400円/総額) |
HUAWEI nova lite 830円/月(19,900円円/総額) |
2台目割引 | docomo with -1,500円 |
ビックニュースキャンペーン -1,000円(1年間) |
- |
2台目合計 | 〜24ヶ月:1,468円 25ヶ月〜:280円 |
〜12ヶ月:3,630円 13ヶ月〜:4,630円 |
〜24ヶ月:2,520円 25ヶ月〜:1,690円 |
2台合計 | 〜24ヶ月:7,656円 25ヶ月〜:5,780円 |
〜12ヶ月:9,110円 13ヶ月〜:10,110円 |
〜24ヶ月:5,620円 25ヶ月〜:4,790円 |
光回線のセット割を適用するとこうなります。
docomo | au | LINEモバイル | |
光回線値引き | ドコモ光セット割 -800円 |
auスマートバリュー -1000円 |
- |
合計 | 〜24ヶ月:6,656円 25ヶ月〜:4,980円 |
〜12ヶ月:8,110円 13ヶ月〜:9,110円 |
〜24ヶ月:5,620円 25ヶ月〜:4,790円 |
お〜!ドコモ様が安いじゃないですか。2台持ちなら2年目以降でdocomoとLINEモバイルはほぼ同じ価格にすることができますね。何気にドコモの料金プランってものすごく練られていると思います。すごく頭のいい人が組んだんだろうなーって思います。
それにしてもauの料金プランは合ってるのかな?複雑すぎてよく分からない。キャンペーン価格とかはマジでやめた方がいいと思うんですよね。1年後に値上げされる意味が分からない。auは他にも家族向けの安い料金プランがあるのだろうか。調べた限り、auピタットプランのシンプルプランが一番安いように見えたましたが。
とにかく、大手キャリアの中ではシェアプランを持っているdocomoが複数台契約するにおいて、うまく設定することで安い料金にすることができるはずです。
まとめ:1台持ちなら格安SIM、家族2台持ちならdocomoがオススメ
自分の中で結論が出ました。8月にNTTドコモの2年契約終了にともない、このようにしようかと思います。
- 機種変更(docomo withの端末を一括購入)し、カケホーダイライトプラン + 5GBに加入。SIMをSIMフリー版のiPhoneに入れて運用。
- 妻が使っている格安SIMを解約し、NTTドコモにMNP(docomo withの端末を一括購入)シンプルプラン(スマホ)+シェアオプションに加入。SIMをSIMフリー版のiPhoneに入れて運用。
- docomo with端末はヤフオクなどで2台とも売却。
- 光回線をドコモ光に変えて光セット割を適用
- スマホ2台で永年4,980円で運用可能に!
1台持ちなら格安SIMの方が安いのは間違いないのですが、家族2台目からはNTTドコモの料金プランをうまく使うことで安い金額で契約できることがわかりました。
しかも、僕の場合は息子のキッズケータイをNTTドコモで契約しているし尚更なんですよね...。