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逆転の発想で注目される日本発のドローン「PD-ANY」

登場から数年で、急速に普及した「ドローン」。個人向けの趣味としてだけではなく、映画撮影用の空撮から産業用のものまで、用途や機能などに応じて、世界各国で様々なタイプが開発されている。

ここ日本でも、新しいコンセプトのドローンが誕生した。産業用ドローンの世界一を目指し、数々の産業用ドローンを世に送り出している日本のProdrone社が開発したのは、「ドローンで物を運ぶ」のではなく「運びたい物をドローンにする」という新しいコンセプトのドローン「PD-ANY」だ。

軽量なのに力持ち

「PD-ANY」は、「運びたい物そのもの」にプロペラ付きモーターユニットを直接取り付けることで、なんでもドローンとして飛行を可能とすることができるプロダクトである。

椅子や机など、あらゆるものに取り付けて使用することが可能だ。総重量4kgという軽さでありながら、15kgという大容量なペイロード(最大積載量)を可能としている。

これまでにないコンセプトで開発された「PD-ANY」は、大きな荷物を運ぶ際に、プロペラ付きモーターを4つ取り付ければ直接運搬することが可能となる。最大速度は時速20キロ、飛行可能時間は10分となっている。雨天でも飛行が可能な設計だ。モーターの取り付けも簡単で、取り付けが完了したらスタートボタンを押すだけの簡単操作だ。

アメリカ連邦航空局の長官も注目する「PD-ANY」

2017年5月9日から11日まで、アメリカ・ダラスで開催される世界最大規模の産業用ドローン展「AUVSI Xponential 2017」のPRODRONEブースにおいて、「PD-ANY」の参考展示が行われた。

約685の企業・団体が参加したこの展示会において、同ブースにはアメリカ連邦航空局(FAA)のMichael Huerta長官も視察に訪れたとのこと。この出来事は「PD-ANY」の注目度の高さを物語っているといえるだろう。

さらなる開発が進められる

今回発表された「PD-ANY」は、プロペラの取り付け位置、高さなどを計算し、一般的なドローンと同じ性能で飛行できることを目標としているという。「PD-ANY」の将来型としては、プロペラの二重反転化やモーターユニット間の完全ワイヤレス化、また自動飛行キャリブレーション化などを行う予定とのことだ。

「全ての物体がドローンになれば」という発想から生まれたという「PD-ANY」。日本のモノづくりの技術と、逆転のアイデアで世界から注目を集める日も近い?

PD-ANY
Courtesy of Prodrone

bouncy編集部
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