夢を真にする者たち

営業部 2004年入社 金谷 慎一

必死に動き回った日々

新卒で入った会社は製造業。希望した営業職だったが、決まった顧客先を回るルート営業に満足できなくて、1年で辞めた。もっといろんな人に出会える仕事がしたい。自分の力を思いっきり試してみたい。刺激に飢えていたんだと思う。そんな自分に夢真は魅力的に映った。若いメンバーが多く、活気にあふれていた。ここなら日本中の建築会社が営業対象。いくらでも営業できる。やれる自信はあった。経験不足、知識不足は行動量で補ってやる。そう思って必死に動いた。毎日誰よりも早く来て新聞に目を通し、求人情報があれば誰よりも早く電話を掛けた。移動中は資料を穴が開くほど読み込んで、知識を身につけた。土日は地図を片手に担当エリアを歩き、めぼしい現場を探して回った。忙しそうにしている現場をみつけて私服のまま飛び込んだ時もある。「お前、変わったヤツだなあ」そう言いながら名刺を受け取ってくれた現場監督さんとは今もお付き合いがある。

あこがれた先輩たちのように

覚悟はしていたけれど、ゼロからの新規開拓は簡単じゃなかった。正直へこたれそうにもなったこともある。それでも頑張ってこられたのは身近に目標となる先輩たちがいたから。知識が豊富で仕事が出来る先輩たちはとても格好良く、お客様からの信頼も厚い。毎日問い合わせの電話がお客様の方から掛かってくる。一方、自分はといえば相変わらず飛び込みの毎日。「早くあんなふうになりたい」といつも思っていた。3年が過ぎた頃、ちょっとした変化があった。営業先で話す自分の言葉に相手が身を乗り出して聞いてくれる。業界の傾向や将来展望、そんな話が少しずつ出来るようになっていた。必死で駆け回った日々が知らないうちに自分の血となり肉となっていた。「お前だから頼むんだぜ」。そう言って下さるお客様の言葉はなによりありがたい。気がつけば自分もあの時の先輩のような立場になった。でも、まだ足りない。もっと、もっと出来るヤツになりたいから。

仕事風景PHOTO

担当している技術者一人ひとりの技術や経験、性格などについては把握するようにしている。