加齢によって訪れる男性の下半身のトラブル、代表的な病に、前立腺肥大症があります
前立腺は、男性特有の生殖器で、前立腺液の分泌や射精時の筋肉コントロールのほか、膀胱の下に位置していて、排尿にもかかわっている器官です
男性は、加齢にともなって前立腺が肥大する(ホルモンバランスの乱れに原因があるようです)と、尿道が圧迫されるために、尿が出にくくなり、残尿感に苦しむことになります。
また、一回で尿を出し切れず、過活動膀胱(膀胱に尿が溜まっていないのに、勝手に収縮してスペースが狭くなることで、すぐに満杯になり尿意が引き起こされる)を併発しやすいために、頻尿にもなってしまいます
・尿の勢いが弱くなり、尿が途切れるようになった
・尿が出始めるまでに時間がかかるようになった
・尿を出すときに、おなかに力を込めなければ出てこなくなった
・尿意があるのに出てこない
・最近、放尿後に尿が残っている感覚がある
・トイレに行く回数が増えた(頻尿)
・夜に尿意で目が覚めるようになった(夜間頻尿)
上記のような尿トラブルが出ている方は、前立腺肥大症の可能性が高いです
前立腺肥大症の心配がある方は、泌尿器科受診を検討してください
前立腺という尿排出の抵抗がある男性と違い、女性の場合は、ブレーキとなる前立腺がなく、また、尿道も短いために、男性とは逆で、加齢によって、尿が漏れやすくなります
年をとることで骨盤底筋や靭帯が衰え緩んでくることで、尿の排出を自分でコントロールできなくなってきます
せきをしたとき、くしゃみをしたとき、笑った時など、日常のふとした瞬間、自分の意志に反して、尿が排出されてしまいます
そして、尿漏れの悩みは、なかなか人に言えず、医者にもかかりづらいために、深刻化しがちです
尿漏れ対策としては、骨盤底筋のトレーニングが効果的です
こちらのサイトを参考にして、取り組んでみてください