ポジ熊の人生記

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悪魔のいけにえの感想 忘れられないホラー映画です

もう、ずいぶんと前のホラー映画になるのですね。

『悪魔のいけにえ』

僕が観たのは公開40周年記念版(字幕版)です。

これ、R15+ですね。

いやはや、凄い映画で・・・

※過激な描写を含むレビューです。

詳細はWiki参照

メインコンテンツは、予備情報がほとんどない人が映画を観た感想ですから。

ストーリーやキャスト、裏話など細かく知りたい人はWikiへ。

悪魔のいけにえ - Wikipedia

 

感想1 いきなり死んだ

若い男女が車でテキサスの旅をしてます。

男3・女2

車椅子の男がひとりいて、そいつがどうも、ハブられているというか。邪険にされている感じで、ジメジメとした印象。

そうこうしているうちに、陽気なヒッチハイカーの男性を拾うんですけど、こいつがどうも頭おかしい。いきなりナイフで自分の手を切り始める。車内はキャーやらギャーやら悲鳴で阿鼻叫喚、ヘンテコなヒッチハイカーはその場で降ろされてしまうんですね。これが序章。ばっちり、フラグ立ってます。

 

車が動かなくなったかで、立ち往生しちゃう5人。付近を探索していた仲の良い男1・女1が民家を発見して、男が中に入る。「誰かいませんかー?」的な。ま、普通ですよね。田舎で立ち往生して、付近に民家あったら、ヘルプ求めるの、人情ですよね。

 

で、奥の部屋に入るんですよ。男が。

そしたら、そのまんま同じアングルで

 

謎の大男にハンマーで殴られて卒倒→床に血まみれで痙攣

 

(;゚Д゚)←このシーン観た時の僕

 

いやいやいや、いきなりかい!!

 

和製ホラーって、こうやって誰かが致命的な一撃を浴びるまでは、もっと引っ張るじゃないですか。こう、色んな複線張って、精神的に追い詰めて、満を持した感じでがツーンと。ね?

 

でも、悪魔のいけにえは甘くなかったです。いきなり、ハンマーでぶん殴られて主要キャラと思わしき男性が半殺し。「うわ、これは常識が通用しねえ映画かもしれん」とか思わされましたね。

 

「いきなり死んだ」と銘打ちましたが、この時点で死んだかどうかはわかりません。ハンマーで殴られたあと、奥の方へ引きずられていきました。もう、絶望感しかないです。これで生きている方が不思議。だって、見知らずの相手に全力でハンマーで一撃する奴に捕まったら、もう駄目じゃないですか?

 

 

参考画像です。

左手のチェーンソーを無くして、ハンマーだけ持っている姿で再生ください。

感想2 針に吊るすシーンが圧巻

ちょっと思い出して頂きたい。この民家を訪れたのは男1・女1のカップルです。で、男1は家に入って早々、ハンマーでやられました。

 

じゃ、残りの女1はどうするのか?

 

そりゃ、不審がって家の中に入って男を探しますよね。あーあ、駄目だ、これはやられる(;´・ω・)

 

って思ってたら案の定、また例の大男に捕まりました。

 

・・・おや、なんだろう、この大男の顔は。

どこか、不自然じゃない?

 

って感じてたら、なんか人の皮を被ってるぅーーー!!

 

 

はい、ってなわけでレザーフェイスです。

どうやら、この大男、人の皮を顔に被ってるようです。

こええ、こええよ!イカれてやがる!

最高にクレイジーだっ!!

 

さて、女の子、捕まっちゃいました。

さっきの男のやられっぷりを見てますから、映画を観ているこっちも絶望感が半端じゃないです。「これからどうやって殺されちゃうのだろう」って。

 

そしたら、どうなったと思います?

 

天上に吊るされた針に、女を「よいしょ」って感じて吊しやがった!

家畜のような扱いをしやがるのです!

女は絶叫!ひたすら絶叫です!

針を両手で持ってどうにかしようとしますが、無駄な抵抗です。

 

針で吊るされたあと、目の前では先ほど殴られた男が、チェーンソーで解体されようとしています。このシーンで、場面は終わり。

 

あー、それにしても、どうですか。天井に吊るしてある釣り針みたいのに、大男に捕まってグサリと吊るされる気持ちなんて、想像できます?僕には無理ですね。あまりにも絶望的すぎます。それに、残酷ですよ。だって、即死できないじゃないですか。背中から心臓を貫くような刺され方ならわかりませんが、劇中ではそうではありませんでした。意識も痛覚も残っているし、なにより悲鳴がとても痛々しくてリアルです。強烈です。

 

どれだけ強烈かは、実際に映画を観てください。ほんと、圧巻です。

その日、夢に見ちゃうくらいに。

 

感想3 レザーフェイスが執拗すぎる

さて。

男1・女1は無事(?)にやられましたが、ほかの男3・女1はどうなったかというと。

  • 男1は家に迷い込んでガツーン
  • 男1は家のそばでチェーンソーでウィーン

とやられます。

残ったのは、女1。この人、おそらく主演ですね。

最後まで、絶望的な恐怖に襲われ続ける役ですから。

 

車椅子の男がチェーンソーでウィーンと殺されたあと、女1はひたすら逃げます。逃げて逃げて、逃げまくる。「そろそろ逃げ切りor殺されかな?」って思ってても、まだ執拗に追われるシーンが続きます。「おいおい、そろそろ楽にしてやれよ、どんだけ追えば気が済むんだ」っていうくらいに、チェーンソー男のレザーフェイスは女を追い回すのです。冗談抜きで、このシーンは迫力満点。普通、「いつまで追ってるんだ、間延びするじゃねえか」って思いがちなシーンですけれども、見てて飽きないんですよ。いつまでも追われてて、あと一歩で殺されるかどうかってラインで、絶妙に逃げ続けるけど希望もない。そんな、まばたきすら許さないシーンが続くんです。

 

・・・とまあ、レザーフェイスのチェーンソー追撃感想はこのへんにしておきます。いやほんと、いちどはこれ、観てくださいってば。レザーフェイス、めっちゃ速いですよ。実際に追われたら、多分駄目です。僕なら、映画の女優さんの半分くらいで諦めてると思う。

 

総評 忘れられない

執拗に追い回される最後の生き残りの女は、もっともっと怖い思いをします。いちど捕まって、人肉の晩餐につかされて、そこで変態一家の狂気に遭遇。発狂寸前の恐怖を体験してしまいます。

なんとか逃げおおせたは良いものの、再びチェーンソーを持ったレザーフェイスに、絶望の追撃を受けるのです。いつまでも果てることのない、終わりなき追撃を。さて、最後の生き残りの女性は、果たして逃げおおせることができるのか?

それは実際に映画を観てのお楽しみといったところでしょう。この映画は、Amazonプライムビデオで観ることも可能です。

 

40年前の映画なのに、いちど観ただけで脳裏に焼き付いて離れない!!

 

こんなふうに素で思わせてくれるホラー映画のレビューをお届けしました。とにかく、雰囲気が最高です。変態一家の内部に入った女性が、その異様な光景を目にした際の絶望的な描写。それに、なによりも、レザーフェイスです。この大男のファンに、映画を観た人はなってしまうでしょう。間違いありません。狂気の大男、執拗で素早い、絶望のチェーンソー追撃手、レザーフェイス!

 

凄い映画でした、『悪魔のいけにえ』