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 盛岡市の認可外保育施設で預かり保育中の乳児が食塩中毒で死亡したとされる事件について、済生会横浜市東部病院の谷口英喜・周術期支援センター長は、体格などの個人差もあるが、1歳児ならば小さじ1杯程度(5~6グラムほど)の食塩を摂取すると、致死的になる恐れがあると説明。「食塩をそのまま摂取するのに比べ、水に溶けた状態で摂取するほうが一気に小腸に吸収されるため、より危険性が高い」と指摘する。心不全や肺水腫の状態になるほか、高ナトリウム血症から不整脈を引き起こし、最悪の場合、死に至るという。