クリオネの灯りは、「いじめ」をテーマとした
作家・ナチュラルレインさんによる小説を原作としたTVアニメ。
2007年にはYahoo! JAPAN「ネットの名作!泣けるサイト特集」に
選出されるなど他にもappstore有料アプリランキング9位など
多くの話題を呼んだ。
現在までに書籍化や舞台化などもされており2017年夏10分枠の
TVアニメとして放送される事が決定した。
主人公の”ミノリ”こと雨宮実役を務めるのは、
乃木坂46の松村沙友理さんが声優に抜擢された。
クリオネの灯り
ストーリー
ずっとイジメられっ子のレッテルを貼られていた実(ミノリ)。
そんな彼女の笑顔を見たいと願う方(タカシ)と杏子(キョウコ)は、
ある雨の日の午後、思い切って声をかける。
けれど結局、本当の笑顔は見られないまま、
彼女は体調を崩し学校に来なくなってしまう。 それから二ヶ月・・・
方と杏子の元へ一通の不思議なメールが届いた。
送り主の名前もなく返信すら出来ないそのメールは、
隣町の夏祭りを知らせるものだった――
スタッフ・キャスト情報
原案:ナチュラルレイン
監督:石川プロ
シナリオ:MOLICE/ツカサ/ナチュラルレイン/尾中たけ
キャラデザイン:ナチュラルレイン
音響監督:伊豆一彦
制作:京風とまと
アニメーション制作:drop
声優:松村沙友理、大平峻也、原奈津子、佐々木李子、飯田里穂、鈴木愛奈、影山灯、藤田勇紀、大橋岬、月野もあ、葵井歌菜
主題歌情報
OP:「クリオネの灯り」 aki
ED:「空ヲ飛ブ風」aki
放送情報・配信情報
放送情報
AT-X:2017年7月12日(水)20:20~
TOKYO MX:2017年7月12日(水)22:30~
サンテレビ:2017年7月12日(水)24:00~
とちぎテレビ:2017年7月12日(水)24:00~
南海放送:2017年7月13日(木)26:59~
BSフジ:2017年7月16日(日)24:30~
西日本放送:2017年7月16日(日)26:00~
ミヤギテレビ:2017年7月18日(火)26:29~
福島中央テレビ:2017年8月5日(土)26:40~
配信情報
Amazonプライム・ビデオ
キャストコメント
原奈津子(キョウコ役)
キョウコを演じてみていかがでしたか?
当初、杏子ちゃんは「明るくサバサバした、面倒見のいい子」だとうかがっていました。でも、台本を読み進めていくうちに、空気を読んであえてテンションを上げてタカシくんをからかったりするなど、その行動の根底に彼女の優しさがあることがわかってきたので、そこを大事にしたいなと思って演じています。 ストーリーの序盤では、ミノリちゃんのことが気になっているけど、周囲の目が気になって、自分らしく声をかけることができない、という葛藤を抱えているので、そこに共感してくださる方もいらっしゃるんじゃないかと思います。彼女たちの悩みを、視聴者のみなさんも一緒になって考えてください。
皆さんにメッセージをお願いします。
「いじめ」というテーマから重苦しいお話を想像される方も多いと思いますが、今作は「クリオネの灯り」というタイトルの通り、見ている人の心に明かりを灯すような心温まる作品です。いじめられている人、それを見ているだけで何もできない人、いじめている人たち……それぞれが少しずつ変化していく様子から、何かを感じとって「自分も少し変わろう」と思っていただけると、とても嬉しいです。
佐々木李子(ナナミ役)
ナナミを演じてみていかがでしたか?
ナナミは、気弱だけど優しい心と正義感を持った女の子で、物語のカギを握るとても重要な役どころです。演じる私としても、その重責に対する緊張はありましたが、何度も練習を重ねてからアフレコに臨んだので、思うように演じられました。アフレコ現場は暖かい人たちばかりで、すごく楽しみながら、あっという間に収録が終わってしまいましたね。
皆さんにメッセージをお願いします。
「クリオネの灯り」の原作小説は、ずっと心に温かく残るような作品です。アニメでも、たくさんの方の心に残るような作品をお届けしたいと思っていますので、ぜひ放送を楽しみにしていてください。私は、挿入歌の「百日の花 -ヒャクニチノハナ-」も歌わせていただいているので、そちらにも注目していただけると嬉しいです。
飯田里穂(ユナ役)
ユナを演じてみていかがでしたか?
ユナちゃんは、第1話ではまだ明確に描かれていませんが、女子3人組「たいやきシスターズ」の中でも、特に番長感のある女の子です。それは決していい意味ではありませんが、じゃあ「ただの嫌なヤツ」なのかと聞かれると、私は違うような気がするんです。彼女には彼女なりの、まだ明かされていない事情のようなものがあると思うので「絶対的な悪者」にならないように心がけています。 また、気が強く小生意気で、セリフにも強い言い回しが多いので、自分自身では言わないようなことが言える、というお芝居ならではのやり甲斐がありますね。
皆さんにメッセージをお願いします。
「クリオネの灯り」は、各話10分間というショートアニメですが、そうは思えないほどに濃密で深い内容の作品です。「いじめ」という題材はどうしても避けられがちですが、きっと誰しもが何らかの形で経験することで、いじめの当事者たちだけでなく、その周囲で傍観していたという人もたくさんいるはず。今作はそうした人たちにスポットを当てた作品でもあるので、多くの方に共感していただけるんじゃないかなと思っています。 どうしても暗くなりがちなテーマですが、その中に垣間見える少年少女たちの清らかな心や、明るい音楽、映像美などにも注目していただきたいですね。
鈴木愛奈(カホ役)
カホを演じてみていかがでしたか?
カホちゃんは明るく活発な女の子ですが、石川プロ監督から「ナチュラルなお芝居をしてください」と言われていたので、普段みんなから「うるさいよ(笑)」って言われてしまうくらい元気な私としては、とても自然体でお芝居ができました。「いじめ」という、とても現実的な問題を扱った作品だからこそ、お芝居にもリアリティが求められ、また私もそうできたらと思って演じています。また、そんな中で「自然なお芝居ほど難しいものはない」ということも実感しましたね。
皆さんにメッセージをお願いします。
今作のテーマである「いじめ」は、ずっと昔からあって、絶えない問題です。それをどうやってなくしていくのか……他人への思いやりや、相手の気持ちを考えての行動など、さまざまなことを考えさせられる作品だと思います。みなさんも、ぜひ考えながら作品をごらんくださると嬉しいです。
影山灯(サヤカ役)
サヤカを演じてみていかがでしたか?
サヤカは「たいやきシスターズ」3人の中でも、ちょっと背伸びをしているような、大人びた雰囲気を持った女の子です。でも、やっぱり大人にはなりきれていなくて、自分と合わない人との距離感のとり方がわからずに、誰かを傷つけてしまう。その弱さを隠すために、強がって大人のふりをしてしまう、という一面を大事にしています。これまでに演じたことがなかった役柄で、私にとっては新しいチャレンジなので、学校内での人間関係の生っぽさやリアリティを表現するのに苦労しました。
皆さんにメッセージをお願いします。
今作は「いじめ」を第一のテーマとした作品ですが、いじめられている子自身が主人公ではなく、その周囲の子たちが、いじめられている子のために何をしてあげられるのかを考えていくという物語です。「他人との関わり方」について、深く考えさせられる作品なので、学生の方はもちろん、社会人としての生活を送る中で人間関係に悩む方々にも見ていただきたいなと思っています。また、映像面では、とても幻想的な世界観が表現されており、重たいテーマとのバランスが素敵な作品になっていますので、ぜひ楽しみにごらんください!
藤田勇紀(ゲン役)
ゲンを演じてみていかがでしたか?
ゲンはいじめの主犯である「たこやきブラザーズ」3人組の、それもリーダー格という役どころですが、昔の僕自身はいじめられる側に近かったんです。なので、いじめる側の心境を理解するのが難しく、本を読んだりしながら調べていく過程で、過去の記憶がフラッシュバックしてしまうこともあったりと、正直厳しい時もありました。でも、その甲斐あってか「自分がこんなふうに言われたら嫌だ」と思うように演じたらいいんだ、ということに気付けたのは大きな収穫でした。
皆さんにメッセージをお願いします。
今作は「いじめ」という重い題材を扱った作品ですが、みなさまの心に、何かひとつでも深く響くものがあればいいなと思っています。ぜひご視聴ください!
大橋岬(コウスケ役)
コウスケを演じてみていかがでしたか?
僕は声優としてのお仕事は今回が初めてなので、アフレコに参加するごとに新しい発見があり、日々が勉強になっています。「クリオネの灯り」は「いじめ」を題材にした作品なので、考えさせられることがとても多い作品ですね。自分の過去を振り返り、当時のさまざまな気持ちを思い出しながら、セリフのひとつひとつをていねいに表現するよう心がけています。
皆さんにメッセージをお願いします。
「たこやきブラザーズ」として、チームを組んでミノリをいじめるコウスケですが、タカシやキョウコたちが奮闘する中で、コウスケたちがどう変わっていくのかにも注目していただけたらと思っています。よろしくお願いします!!
月野もあ(ショウタ役)
ショウタを演じてみていかがでしたか?
翔太くんは、いじめの主犯格となる「たこやきブラザーズ」の中でも一番小生意気で、言動もいちいち嫌味な男の子です。でも、実は自分に自身が持てず、ほかの2人に空威張りで付いていっているという一面があるので、ただ口が悪いだけの子にならないよう、意識しながら演じさせていただいています。今回は初めての少年役で、男の子独特の言い回しが自然に出てこなかったので、いろいろな作品を見ながら勉強しました。
皆さんにメッセージをお願いします。
今作は、子どもたちの間の「いじめ」をテーマにしていますが、登場人物ひとりひとりがさまざまな思いを抱えていて、大人も深く考えさせられる作品です。綺麗な映像を目で楽しみつつ、ストーリーを心で感じとっていただきたいです。私の初少年役にも、ぜひ注目してくださいね!
葵井歌菜(いのうえ先生役)
いのうえ先生を演じてみていかがでしたか?
アフレコ前には絵がなかったので、漠然と35歳くらいの中堅の先生なのかなと考えていたんですが、第1話の収録直前に原作者のナチュラルレインさんからお話を聞ける機会があり、まだ25歳で、担任を持つようになって1年目くらいの駆け出しだということがわかりました。なので、当初自分が思い描いていた役柄とは大きく異なる部分がありました。今は、自分も教師として独り立ちできていない中で「いじめ」という問題に向き合っていかなければならないという新任教師の不安や、責任感を表現できたらいいなと思って演じています。
皆さんにメッセージをお願いします。
とても重いテーマを扱った、切ないお話ではありますが、それとは対象的に、ビジュアルや音楽は夏らしく美しい作品として仕上がっています。そのコントラストを、たくさんの方々に楽しんでいただければ嬉しいです。