2017年7月6日木曜日

Nike Zoom Shift 情報

Nike Hypershiftの後傾と思われる”Nike Zoom Shift”がUS Nike.comでドロップされた模様。(やっと名前にZoomが付きましたね。)

個人的にHypershiftが好きだっただけに今シーズンモデルは気になっていた所。
ちょっと見てみようと思います。
(Via Nike.com)※イメージが上手く拝借できなかったので、写真だけWheartestersからお借りします。

http://weartesters.com/wp-content/uploads/2017/06/Nike-Zoom-Shift-Available-Now-800x608.jpg
現在販売されてるカラーはブラックとホワイト。
ブラックは完全ソリッドのラバーですが、ホワイトの方がいまいち分からず。トランスルーセントにも見えるんですよね…。(色差でグリップ力に差が出なきゃ良いですが…。)

アッパーはテキスタイル系のメッシュ素材のようですが、これまた拡大写真で見てみるとブラックとホワイトで折り目が違うという…。
ホワイトはEM風に見えますし、ブラックはニット系に見えますし…。果たしてどっちが正しい仕様何でしょう…。(どちらも何でしょうけど、色によっては着心地に差が出るとは如何に…。)

http://weartesters.com/wp-content/uploads/2017/06/Nike-Zoom-Shift-White-Ice-1.jpg
http://weartesters.com/wp-content/uploads/2017/06/Nike-Zoom-Shift-Black-1.jpg
※これ以降は写真写りの良いホワイトを載せてきま。

アウトサイド側の踝周りにTPUフレーム的なレイヤーが。
インサイドはHypershiftの様なスリーブ自材なので、外側補強を強化した模様。
TPUのヒールカウンターも追加されており、大分良さそうな雰囲気。

ただ、横からのシルエットを見る限り少しミッドソールが厚そうな気がするのが個人的に気になる所。
Hypershiftのフロアフィールが好印象だっただけに、ここはあまり変わってほしくないポイント。

レースホールは今作もアッパーを貫通させたものですが、今作はFlywireの実装は無し。
若干アングルを付けたレースパターンです。

http://weartesters.com/wp-content/uploads/2017/06/Nike-Zoom-Shift-White-Ice-2.jpg
http://weartesters.com/wp-content/uploads/2017/06/Nike-Zoom-Shift-White-Ice-3.jpg
ミッドソールはベース不明+フォアフットZoomAirの組み合わせ。恐らくベースはファイロン。
パターンはヘリンボーンベースの変形ブレードパターン。

http://weartesters.com/wp-content/uploads/2017/06/Nike-Zoom-Shift-White-Ice-5.jpg
ここまで見てきて、ふと思ってしまったのですが…
「あれ?もしかして”Zoom Live”とくっつけやがった!?」
という事…。

確かに投入当初のプロダクトコンセプト(ナチュラルモーション)は近いですが、それとこれとは別の話の様な…。
特に個人的には今期”Zoom Live”より”Hypershift”の方が感触が良かっただけに、この想像が当たらない事を祈るばかり…。

”Zoom Shift”はNike.com(US)で既に販売されており、価格は$100−。国内販売価格だとで13000円位ですかね?
国内に入って現物が確認でき次第、改めてアップデートしようと思います。

2017年7月5日水曜日

Nike Zoom Evidence レビュー

さて、Hypershiftのレビューで建てたフラグを回収しに来ました!
というわけで、今回はNikeバスケットボールシューズの中でも超低コストな”Zoom Evidence”を見てみようかと。果たして、一体何人が興味があるのか。

個人的には実は地味に興味が合ったんですよ。
というのは、周りでプレイされてる方でこのモデルの前進”Zoom Ascention”の着用率が割と高く。
で、所感を聞くと一様に「これで良い」と…。(そして皆さん上手い方…。)
”弘法筆を選ばず”とは言いますけど、何故この格安モデルなのか?もしかしたらめちゃくちゃ良いのでは?と興味が唆られまして。

では早速!

今回はチームレッドを選択。
ブライトクリムゾンのFlywireが差し色になっていて良い感じです。


まずフィット。

アッパーはフューズメッシュ…と言って良いかと。非常にフレキシブル(…で、人によっては弱く感じる)なマテリアル。
内部はここ最近主流なスリッパ的なハーフスリーブ。

Flywierはアウトサイド側が下から2段目・3段目、インサイドが3段目・4段目という左右非対称の実装。
個人的見解ですが、”必要最低限”なローコスト実装かなーと。でも、個人的にはこの実装に不満は無く。
インサイドは土踏まず上に沿ってしっかりとした密着感が有りますし、アウトサイド側も斜め前への蹴り出し時に一番力の掛かる小指付け根部分にちゃんと配置されてるかと。

上記通り中足部に特に不満は無いですが、後足部周りの抑え込みが若干弱めなのがマイナスポイント。
ミッドカット宜しくトップレースは割と高めの位置に配されてますが、それでも特に踵・踝付近の押さえ込みが今一歩で、左右切り返しでヒールを使おうとすると逃げて若干ブレてしまう感覚が有ります。(それこそローカット並。)
コストカットの影響か後足部のパディングが少なめなので、おそらくそれが影響してるかと。
個人的にはもう1000円程上げていいので、この辺りのパディングがしっかりしてくるとメインで使用できるのになーと。(長く使えるかと言うのは別の話で。)

サイジングは細めのトゥルーフィット。
マイサイズで購入しましたが横幅は広めの人にはキツめ・甲も若干低め。縦幅は程よい捨て寸感。
ですので、足幅広めの方はハーフ〜1サイズアップまで検討を。縦幅との兼ね合いで選択した方が良いです。

インサイド。
毎回思うんですが、補強レイヤーはアウトサイドの方が効果が有るような…。
アウトサイド。
力のかかるポイントはアウトソールを巻き上げて強化。
左右非対称なFlywireの実装。
コストを下げつつ…な実装かな?と思ってますが、ポイント抑えてるので、個人的には特に不満は無いです。
見辛いですが、スリッパブーティ。
そう言えばヒールパデイィングの写真を撮り忘れた…。
クッションはファイロン + フォアフットZoom Air(らしい。分解写真が有る訳では無くトランスルーセントで見えてる訳ではないので、どういったエアバッグが入ってるか分からないですが、おそらくローコスト向けの細長の物じゃないかと。とりあえずちゃんと感じますよ。)。
この辺りは前作の”Zoom Ascension”と共通実装。

硬め&薄めな踏み心地でフロアの感触を掴みやすく、個人的には好印象な感触。=クッション性を求める人には物足りないかと。
まぁ、マテリアル的にもパワープレイヤー&ビッグプレイヤーには向かないプロダクトかと思いますが…。
バランスはほんのり弱前傾。

アウトソールは全体的なヘリンボーンパターン&フォアフットにフレックスグルーブが入ったもの。
ラバー自体はここ最近のNikeでも珍しい硬めのもので、最近は湿度的に不足を感じないですけど冬場 + 埃多めのコートだと若干トラクション不足に感じるかと。(現に昨年12月から利用してますが、冷えてる&埃多めのフロアの時はちょっと心許なかったです。)
割と学校の体育館を利用する機会が多いんですが、フロアのコンディションが悪いのであれば部活利用は避けた方は良いかも。怪我のリスクは出来る限り避けたいですしね…。

アウトソールの全体像。
全体的にヘリンボーン基調のパターン。(個人的には無駄がなくて割と格好良いと思うパターン)
フォアフット拡大。
フレックスグルーブが入ってます。
ラバーは少し硬め。感触的には普通の消しゴムとおもちゃ消しゴムの差位。
重量は26.5cmで319g。
十二分に軽い部類に入るかと。
体感的にZoom Kobe Venomenon 5より軽い気がしたんですけど、重心の差ですかね。



ということで、以下の様に評価してみます。

フィット …  7/10
グリップ … 7/10
ベンチレーション … 8/10
クッション … 7/10
コスパ … 8/10
-----------------
ALL … 37/50

正直殆ど不満なく、自分には寧ろこれで十分なんじゃないかと感じてしまいましたw

決して上手いプレイヤーでもシリアスなプレイヤーでもないので…ということもありますが、プロダクトとしてみた場合でも軽さ・接地感の良さ・フレキシビリティの自分好みの3つのポイントで評価が高いということも有り、個人的に満足度が高い1足に感じました。寧ろ、その3つを必要最低限のパッケージに纏めたたシューズと評しても過言は無いかと。
もちろんこの3つの項目は人によってはそのままデメリットにもなるので、人によっては”最低”という事にもなるかと…。

ただ、もし自分と同じようなプロダクトを求めてる方がいらっしゃれば、一度トライしてみても良いかもしれません。安いですし!(部活プレイヤーです!と言う方には正直オススメ出来ないですが…。毎日使った場合、いつまで保つか分からないので…。)

これも含めてですが、やっぱり自分は”Nikeローコストモデル、侮れない!”でした!
(コストカット = 不要な装備が無い!が寧ろプラス作用という危篤な人間なので…。ただ、Air MAXは要らないので、現行定価最安値なInfuriateを買う気はありませんが…。)