北海道の男性「ダニ媒介脳炎」で死亡 国内2例目

北海道の男性「ダニ媒介脳炎」で死亡 国内2例目
北海道で70代の男性が、マダニにかまれることで発症する「ダニ媒介脳炎」という感染症にかかり、今月死亡したことがわかりました。北海道によりますと、ダニ媒介脳炎による死亡は去年、道内で確認されたのに続いて国内で2例目だということです。
北海道によりますと、先月中旬、道内に住む70代の男性が発熱や意識が薄らぐなどの症状が出て医療機関で受診したところ、マダニにかまれたことでおきる「ダニ媒介脳炎」に感染している疑いのあることがわかりました。

このため血液検査を行ったところ、感染が確認されて函館市内の病院で手当てを受けていましたが、今月死亡したということです。北海道によりますと、ダニ媒介脳炎による死亡は、去年8月に道内で確認されたのに次いで国内で2例目だということです。

ダニ媒介脳炎の原因となるウイルスは、北海道に広く分布しているのがわかっているということで、北海道は男性がマダニにかまれた場所の特定を進めるとともに、マダニが生息する森林や草地などに入る際には長袖や長ズボンを着用して肌の露出を少なくするよう注意を呼びかけています。