【7月11日 時事通信社】発砲、銃撃事件が多発するブラジル・リオデジャネイロの市民の間で、スマートフォンのアプリを利用して身を守ろうとする動きが広がりつつある。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが1年前に発表した無料アプリ「フォゴ・クルザード(十字砲火)」は銃撃の発生場所や被害状況を地図に表示。一目で危険地帯を知ることができる。

 管理者のオリベイラさんは「市民が『十字砲火』にさらされている現状を広く知ってもらいたかった」と開発意図を説明。ダウンロード回数は予想を大きく上回る9万以上に達したという。

 リアルタイムで情報提供するアプリ「オンジ・テン・チロテイオ(撃ち合いはどこ)」も人気で、利用者からは「これ無しでは家を出られない」との声もあがっている。

 フォゴ・クルザードによると、6月までの11カ月間でリオ一帯で4398件の発砲・銃撃事件が発生し、1133人が死亡、1171人が負傷した。(c)時事通信社