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石川「地震だ 頭を守ろう」 県民一斉 防災訓練
県民一斉の地震防災訓練「シェイクアウトいしかわ」が十日、各地であった。「まず低く」「頭を守り」「動かない」の三動作に学校、企業、病院など場所を問わず取り組む米国発の訓練で、県では五年目。揺れが収まるのを見計らって避難するまでの行動指針を浸透させるのが狙いで、事前登録した三十万八千人余の七割が午前十一時を期して身をかがめた。 金沢市疋田町の千坂こども園では全園児と職員ら二百人余が机の下に一分間隠れた後、給食室から出火したとの想定で隣の公園に避難した。防災頭巾や緊急用サンダルを配るなど園側の備えも万全で、清水裕斗ちゃん(5つ)は「地震が起きたらガラスが割れたりするし怖い」。 輪島市門前東、門前西の両小学校では全校児童や教師ら百三十人余が一分間、机の下へ。門前東小六年の山綱毅君(11)は「本当に起きたらと考えたら緊張でドキドキした」と話した。 白山市熱野町の中村留精密工業では、従業員約五百五十人が通路など広い場所に避難したり、机や椅子の下に隠れたりした。 机の下に潜る訓練は日本でも学校などでなじみ深いが、東日本大震災を機に全国各地の自治体がシェイクアウトへ発展させた。県内の参加登録は昨年より一万四千人以上も増えた。県によると、町内会や地域の防災組織では定例訓練に合わせて別の日に実施するところも多い。(岡本真穂、山本義久、冨田章午) PR情報
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