絵画の登場人物になりきる、ユニークなイベントについて取材した。
美術館で「アートコスプレ」フェス
徳島県鳴門市の「大塚国際美術館」は21日から「#アートコスプレ・フェス」を開催する。

提供:大塚国際美術館
アートコスプレとは、名画の登場人物の衣装を着ることができる同美術館で人気のプログラム。
開催期間は7月21日(金)~9月30日(土)の9:30~17:00まで。入館者ならだれでも無料でアートコスプレを体験することができる。
古代~現代まで、15作品35衣装
フェスで体験できる衣装は、古代から現代までの15作品に登場する人物の衣装35着。古代ステージ「秘儀の間」の「入信式の花嫁」や、

提供:大塚国際美術館「秘儀の間」
中世ステージの「皇帝ユスティニアヌスと随臣たち」「皇妃テオドラと侍女たち」、

提供:大塚国際美術館「皇帝ユスティニアヌスと随臣たち」「皇妃テオドラと待女たち」
他にも「マルガリータ王女」や「真珠の耳飾りの少女」、ピカソの「窓辺に座る女」など、絵画に描かれた人物に仮装。アートコスプレ姿で作品と記念撮影をしたり、名画へ通じるランウェイをモデル気分で歩くこともできる。
同美術館の人気プログラム
楽しそうなイベントについて、詳しい話を聞いた。
—–どのようなきっかけで発案したのですか?
大塚国際美術館では、絵画を身近に楽しんでいただこうと、毎年夏の期間に体験プログラムを実施しています。
これまでのプログラムで特に人気が高かったのが、名画の登場人物の衣装を着ることができる“アートコスプレ”です。
今回は古代から現代までの絵画にちなんだ35着をご用意し、ア-トコスプレ・フェスを開催する運びとなりました。

提供:大塚国際美術館「わが唯一の望みの」
—–「アートコスプレ」は普段でも体験できる?
普段は35着のコスプレはできませんが、記念撮影コーナーにフェルメール「真珠の耳飾りの少女」のターバンと耳飾りのご用意があり、名画の主人公になった気持ちを味わうことができます。
性別・国籍問わず、子どもから大人まで体験
—-アートコスプレ作品はどのような基準で選出?
お客様に人気のある有名絵画や時代の特徴があらわれたファッション(古代のトガ、近代のバッスルスタイルなど)が描かれた作品を選んでいます。
—–どんな人が体験?
性別や国を問わず、子どもから大人まで幅広い世代の方に体験いただいております。
名画に登場する衣装を着ることによって、その作品に親しみをもち、より深く鑑賞するきっかけとなっているようです。

提供:大塚国際美術館「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
世界で類をみない陶板名画美術館
同美術館は、大塚グループが創立75周年事業として設立した日本最大級の常設展示スペースを有する「陶板名画美術館」。
館内には完全再現された「システィーナ礼拝堂」や画家ジョットが描いた聖書の世界が広がる「スクロヴェーニ礼拝堂」、

提供:大塚国際美術館「スクロヴェーニ礼拝堂」
「自然光で見てほしい」というモネの願いを実現した「大睡蓮の屋外展示」に、お土産の「ムンク阿波三盆糖(税込み756円)」など魅力的な企画が盛りだくさんだ。

提供:大塚国際美術館「ムンク阿波和三盆糖」
—–「こだわり」や「大切にしていること」は?
当館は、世界で類をみない陶板名画美術館として、世界25ヶ国の西洋美術を代表する名画1000余点を原寸大で再現しています。
教科書や美術書などで一度は見たことがあるような名画が一堂に会し、日本に居ながら世界の美術館を体験できます。
この特徴を活かし、季節やテーマに沿ったイベントやギャラリートークを開催することで、アートへの入口を広げ、楽しみながらより絵画を身近に感じていただけるよう企画しています。
当館で西洋絵画に親しみ、いつか現地を訪れるきっかけとなればと思います。

提供:大塚国際美術館「屋外展示、モネの“大睡蓮”」
「名画を身近に感じるきっかけに」
最後に、同フェスに込める想いを聞いた。
今回は古代から現代までの衣装がラインナップします。
美術館は敷居が高いと思われがちですが、名画に登場する人物になりきってアートコスプレを楽しむことで、名画の世界を身近に感じるきっかけとなればと願っています。

提供:大塚国際美術館「モネが愛した青い睡蓮」