何か運命的な描写で印象的
ごめん、愛してる 第1話。ドラマのオリジナルは韓国で2004年に放送され話題を呼んだ作品。予告を見た限りでは、少し重くて悲しいストーリーなのかなと、予想していましたが、何となくそんな気配がありますね。でもそこまでダークさは今の所感じなかった。これからの展開が楽しみです。
さて、ストーリーの始まりがソウルからで。沢山の韓国のスポットが出ていて新鮮さを覚えました。冒頭のシーンで主人公の律と凜華がすれ違うシーンは何か運命的な描写で(個人的に)印象的でした。律は裏社会で生きる組織の一員で、ある仕事の際に「カモ」として狙っていた凜華と出会うのですが、最終的に助けて一晩を共に過ごしていました。 怖くないのかな。と、違和感でしたが、何か通じるものがあったのでしょう。
しかも、ご丁寧に盗られた物まで全部取り返してくれてるからなぁ。これが現実なら恐らく女子はキュンとするだろう。しかし「おじさんタイプじゃないんで。」は、好きな表現でした。凜華はピアニストのサトルのスタイリスト兼付人で、幼い頃からほぼずっと一緒で、ソウルへも公演の為に訪れていて、密かにサトルを想っている。サトルがおどけて、裸になっていた時かけられた言葉に切なさを感じてましたよね。
当のサトルは塔子に一筋。確かに、塔子さんは魅力的だもんな。とか、一人で考えてました。サトルは本当、「ぼっちゃま」だなぁ。プレッシャーとかもそうだけど、一流のアーティストでピアノに関しては、秀でてるけど、その他の事には不器用。塔子は恐らく、「人」としての魅力はサトルには感じていないのでしょうね。デート中に黙って出ていき、外で楽しそうにサックス吹いてるんだし。塔子は未だ掴めませんけど、取り敢えずサックスに触れてる時はカッコイイ。サトルの公演で他人が持ってる薔薇の花を一輪サトルに渡してて印象的でした。
律は若頭に気に入られていて、その若頭のパーティーで若頭を狙う者が若頭に銃を向けていて、それを阻止した為に重傷となる怪我をするんですけど、私はここに律の人柄を感じました。その後のシーンで「愛されてる人間には生きる価値があるんだ」というセリフが手伝ってよりその人柄を感じられました。こういう時に人の本心は出るもんだ。
情が入ってしまっていた自分に気付きました
日本に戻ったサトルが塔子にフラれ、ひきこもってる事をサトルの母、麗子から聞かされ、ピアノをまたひく様に説得してほしいと頼まれてたシーンでは、自分のサトルへの想いを秘めつつサトルを必死にケアして励まし、麗子からの期待を裏切らず、サトルに尽くす凜華の人柄を感じました。サトルは苺のサンドイッチで心を開いちゃうんですね。子供の様だ。麗子は一流のピアニストだtらのでサトルは自慢の息子で、自らの分身の様な想いなんでしょうね。
病院にて余命を告げられ、若頭の計らいで切られてしまい 、律はずっと持っている指輪を頼りに自分を捨てた母親を探す為日本へ行くんですけど、これもまた定めなんですかね。何か安心して、いつの間にか情が入ってしまっていた自分に気付きました。母親に捨てられ、養子に貰われ、成長して裏社会で生きていき、人を庇って大怪我をして余命を告げられるって想像できない。色んな意味でタフ!!ここまでだけで見ると悪人なんだか善人なんだか。と思ってしまいます。
自分をつけていたジャーナリストに母親の居場所を聞いて、勝手にお邪魔して律はついにその母親、麗子と対面したけど、拒否られ傷心するんですけど、麗子からすれぼ当然のリアクション。でも律はずっと探してた人だから本当に色んな想いが溢れてしまったんだと思ってます。律は黙って出ていきますが、私なら必死に存在を訴えていたでしょう。次回の予告ではジャーナリストに誘惑されてリベンジをするのか?って、思う様な場面がありますが、きっとしないでしょう。川に飛び込んで人を助ける位だし。来週はどうなるやら。。