デッド?(ドアチューニングその2)
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2015年8月25日
前回のデッドニング(ドアチューニング)のブログデッド?(ドアチューニング)に続く
謎の怪しいデッドニング(ドアチューニング)方法の第2弾。
PHASSの価値あるものを活かすためのデッドニング(ドアチューニング)法を公開しているだけだが…
全てのメーカーのドアスピーカー箱づくりに活かせる(笑)
ブログを見ていただいている方々のみが知りえる秘技、、、、、
フルレンジやコアキシャルを考えている・使っている人には大いに役立つだろう。
もちろんマルチウェイのドアウーハーにも有効、、、。
コアキシャルもフルレンジも闇雲にデッドニングすれば音楽が飛ばない。
可聴帯域の中でも重要な帯域を担当するスピーカーから十分に音楽を飛ばしてあげれば
誰でも簡単に幸せになれる、、、。
前回のブログの真意は人間の耳が敏感に反応する周波数帯域を感じにくくする目的だ、、、
具体的な周波数の数値を書くなら2,400ヘルツから2,600ヘルツにかけて。
この周波数帯域が目立つと…
低音域が出ていないように感じ、高音域がうるさく、定位が曲によって変わり、聴き疲れをする…
この問題を解決する方法は、ひとつはスピーカー箱の作りを工夫して
低周波帯域から思い切り音楽を出してやる、、、それだけ。
他にはクロスオーバーのカット具合が上記の周波数あたりがディップするものを使えば同じような効果が期待できる。
しかしツィーターとウーハー(ミッドバス)の位置関係がある法則にないと意味がない、、、
自分なりの好ましい条件を満たすクロスオーバーを使うメーカーは…PHASS…
他には…漏れる(笑)…
ちなみに常識のデッドニング(ドアチューニング)は悲しい結果しか待っていない。
どんな問題も解決できる(と思いこまされている)デジタル調整をしているのに
問題が解決できない原因は音楽を飛ばすための基本のドア作りが出来ていないから。
基本は大事、、、、、
ワシはデジタルは原則使わんがね(笑)
前回のブログは全体域の音の飛び具合を考えた方法を公開しました。
今回は低音域を物理的に調整する方法を公開しようか…
前回のブログの方法では音はキレイに下から出るようになるんだが、全てのスピーカーに万能…
というわけじゃない。
低音域がなんとなく弱い場合がある。マルチウェイのツィーターの位置や他のユニットの取付状態も関係あるが…
低音域が弱い原因は何だろう。
スピーカーの高級・低級、高額・低額、メーカーによる違いなど全く関係ない。
では何か?それは単純にスピーカー口径の差。
いくら箱づくりを工夫しようとも、口径の違いからくる低音の響きはどうにもならない。
そこで低音域の響きを調整してやろうというのが狙い。
・主にDIYで図画工作が楽しめる人に向けて。
・インナーバッフル前提で書いてますが、アウターバッフルの場合にも応用できます。
常識とは外れたことばかり書くから信じない人は信じなくて良いよ。
常識から。
不要な共振を徹底して抑えるため、バッフルを特殊なものに変える。
より重く、より固く、より高価で、より希少なバッフルを使う。
理想は金属バッフルや、ホームヲデオの一流メーカーと同じ希少な最高級バッフルなら間違いない。一流だから間違いない。
いかにも特別な印象のバッフルを使うことにより、低域がクリアになり迫力の低音だけが出る。
そのバッフルをインナーパネルに装着するが、その時にバッフルとインナーパネルの間にスポンジや制振材やゴムを挟む。こうすることで音漏れしなくなる。
バッフルをインナーパネルにネジ止めするが、その時のネジはネジが折れそうなくらい強く締めつける。
理由はよく分からないがガッチリつけるといいらしいので、その通りにする。
また、バッフルをつける時は純正バッフルを外した時に空いていた穴の通りにネジを入れる。
ネジ穴がズレていたら、ネジ穴に合うバッフルが見つかるまで買い直す。
スピーカーをバッフルにガッチリ固定する。
終わり。
非常識なバッフルおよび調整法について解説を入れながら説明(笑)
不要な共振を抑えるよりも必要な振動を好きなように使えるメリットが大きいので
木のバッフルを使う。もう一つ大きなメリットが、、、加工しやすい、、、
バッフルは、
より軽く、より固く、より安いホームセンターなどで手に入りやすい木材を使う。
板の厚みは9ミリでいい。9ミリ厚か12ミリ厚の板がよく売っていて、
9ミリが安いから。
安いから。
安いから。
まだ足りないか?
安いから(笑)
組みつけた時のバッフルの厚みの違いによる音が気になる?
安心してくれ、大差は無い。ただし下記の条件による。
板の厚さは薄いほうがいい。ある調整をする時に重要な意味を持つからだ。
でも、、、磁石ケースが大きいスピーカー…PHASSのほとんどのスピーカー。
だから薄い板を使って磁石ケースやスピーカーバスケットがどこかに接触しそうな時は厚い板を使う。
厚い板、、、といっても例えば薄い板を接着剤などで重ねて使うのはNG、、、
1枚モノを使うように心がけてくれ。
音の全体域を見てバランスがいい低域が十分に出る結果が待っている。
バランスがいい低域が出ると
音楽全体の迫力が段違いに増し、小音量時も大音量時も気持ちよく聴ける。
また、音楽が飛び出してスピーカーの存在が消える。
低域だけ強烈に出るバッフルを使えば…ユニット地獄沼やイコライザー調整沼へ直行なんだな、、、、、
フルレンジやコアキシャルで金属バッフルを使えば強烈に低音は出るが高音が出ない…その逆もしかり、、、
音楽を楽しむためのフルレンジやコアキシャルを使う意味がなくなる、、、。
木材バッフルはインナーパネルに直付け。
バッフルをインナーパネルに付ける時に秘密が…(笑)
これから書くことはオカルトのようでオカルトではない…れっきとした調整方法、、、
振動エネルギーを制御して低音を調整(チューニング)する。
なんとなく難しそうで、実に簡単…手間はかかるが、、、
バッフルを留めるネジの締め具合で音の低域・中域・高域のバランス調整をする。
ネジを締めるトルクで物理的トーンコントロールをするイメージ。
純正バッフルが付いていた時のネジ穴とは別の穴をインナーパネルに新たに空けることが多い。
スピーカーをバッフルにガッチリ固定する。
スピーカーが出す振動エネルギーをバッフル受けて均等に広げてインナーパネルに伝える。
その後はエネルギーが伝わるところ全てで増幅または減衰して豊かな音場が出来、
聴感上ドアスピーカーの存在が消える。
エネルギーが伝わるのはドアだけで完結しない…ボディーにも伝わる。
恒例の?脱線。
バッフルについて。
バッフルの素材の違い
…何も違わない、、、
と言いたいところだが違ってくるんだな、、、
単純にスピーカー口径の違いでバッフル木材を使いわけたいところ。
定番のスピーカー径の16・17センチは、定番のシナ合板。
低音に締まりがある聴こえ方。程よい低域。中域・高域とのバランスもいい。
ところが小口径スピーカーを組み合わせた場合、サミシイ低音が出がち。結果、中域以上が目立ち、低域が出ていないように感じる。それに音が飛びにくい。
定番の口径以外、例えば13センチ・10センチとなれば、
シナランバーコア合板を使う。
シナ合板より、大変軽く(湿気を含んだMDF材の約半分の重さ)固い。
そのくせMDF並みに加工しやすい。
低域に締まりはないが、驚くほど豊かな深い低音が出る。
締まりのない低域の欠点は、小口径スピーカー特有のコーンが無駄に動かない長所が欠点を無くす。
必要な低音が必要な音量と長さで出る。
定番の16・17センチ口径のスピーカーを組み合わせた場合、低音が出過ぎる。
低音がダラダラと余韻が長く出る。
定番の口径以外ではシナランバーコア合板。10センチ…13センチ…そして…
20センチ…ボソッ
バッフル素材と口径のバランスを考えよう。
バッフルのスラント
音楽仕様を目指す場合、、、前方定位も含む、、、
バッフルは左右のドアスピーカーを向かい合わせて平行にするのが原点であり目標、、、
たまに見かけるが、定位を上げるために少しでも上方向にスラントさせて…というもの…。
上方向にスラント、特にフルレンジやコアキシャルの場合、高音帯が上を向いて出るから
なんとなく定位が上がったように感じるだけで、その実、高音帯のみ上に来てる状態。
全体域が効率よくバランスよく広がらない。音が飛ばなくなる。音楽の魅力が薄くなる瞬間、、、、、
まず、バッフルスラントは色々な実験をした経験が必要です。
スラントをさせる目的は音楽エネルギーが出すぎている場合に
エネルギーをどこかへ逃がす目的で使います。
定位が上に来ないからと、バッフルを上方向に向ければ向けるほど音を聴く仕様になっていく…
エネルギーが逃げます、、、なんとなく間抜けな音になります、、、
定位が上がるのは、音楽エネルギーをぶつけて合体させると勝手に音が定説通りの場所に流れることを言う。
高音は高いところに、低音は低いところに。
ちょっと一言、、、モノラル音声にしたら勝手に定位は上がります。しかもブレない。
バッフルを向かい合わせて平行にするのは仮想のモノラルを目指すため…ボソッ
しかも合わせ鏡で無限に左右に景色が続いていくかのごとく、音場に広がりを持たせるためでもアリ、、、
バッフルを取り付けるネジの素材
これこそオカルト…関係ない…
磁力の関係で磁石にくっつかないアルミを使ったほうが…
いやいやヲデオといえばメッキ素材でしょう…いやいや振動を止めるために重金属を使ったほうが…
そうか!なるほど!腕時計を近づけただけで劇的に音が変わると言いたいらしい、、、
アホか。
ちなみにワシ、、、ホームセンターで4本のボルトと4つのナットセットで税込200円前後の物しか使わない(笑)
バッフルの形
インナーパネルへのネジ止めのための穴が3ヵ所必要でスピーカー外周からバッフルを伸ばさないほうが好ましい。
標準は三角形。忍者が使っていた「まきびし」あるよな、、、。
なんとなくあの形に成形すればOK。三角形の一辺の中心がスピーカー外周に近づくイメージ。
面倒なら正三角形でもOK。
特殊な例…これは次に挙げる場合の話。
ハードトップなどの窓枠がない車、オープンカー、そして箱に入れずスピーカーを裸で取り付ける場合。
ミッキーマウスのシルエットあるだろう…◯があって耳が2つ付いているシルエット。
あの耳を3つにすればいい。耳穴が等間隔になるように成形しよう。
バッフルをスピーカー外周がギリギリつく大きさのドーナツ型に切る必要があるが、
耳がある状態になるよう板を切断するようにしよう。
接着材でドーナツに耳を3つ付けると失敗の元。
切りにくい形だからサンドペーパー仕上げになってくる…メンドクサイ…
だから標準じゃない…
標準も特殊な例も、バッフルはコンパクトに仕上げる。といってもインナーパネルに隙間は出来ないように。そんなことすればデッドニング(ドアチューニング)の意味が無い。
コンパクトに仕上げる理由はインナーパネルと接する面積を小さくとる。こうすれば、板の厚みの違いによる音楽への影響が少なくて済む。
それに、面積を小さくするということは取り付けのネジ部分にかかるエネルギーが大きくなるということ…。
インナーパネルと接する面積が大きいほど振動エネルギーがバッフルからパネルに逃げてしまう…
これからネジの締め具合で調整するというのに。
さて、話を元に戻そう。
ネジ締め調整について。
これは楽器経験者じゃないと分かりにくいところだが、例えばサックス。
口元の息を吹き入れる土台にアイスクリームの木スプーン(リードという)のような部品を取り付けて息を吹き込めば音が出るのだが、この部品を固定する時に2ヵ所でネジ止めする。
この止め方だが2ヵ所とも限界まで締めない。
1ヵ所は80%前後で、もう1ヵ所は50%前後のトルクで締める。
これで音の響きの調整をしてる…。
これと同じことを車でやる。
バッフルを3ヵ所のネジで留めるのは振動の伝わり方がアンバランスだからだ。
愛車のホイールも、他の人の愛車のホイールもボルトは4本以上で留まっているだろう…
これには理由があって、特定の1本のボルトにエネルギーが集中しないためだ。バランスが取れる。
3本のボルトでホイールが留まっている現代の車は見たことなかろう。
3本だと1本にエネルギーが集中しはじめると、集中が止まらないんだよ、、、
その結果ボルトが折れる、、、それかナットが外れる、、、。
この考え方をバッフルの留め方に使う、、、それだけの話。
バッフルの付け方はハザードランプ(左右のウインカーが同時に光るやつ)あるわな…。
あのマークを上下逆にした状態と同じようにバッフルをインナーパネルに取り付ける。
上の2つのネジをいっぱい締めこまないで、やや強めに締める。
そして下の1つのネジを始めは軽く、かろうじてパネルに留まっているようなトルクで締める。
ナットはロックナットのようなゆるみ防止構造のあるナットじゃないと緩む。
いいか?2本ネジを強めに締めて、残りの1本ネジで調整だ。
調整する時は大胆に、1ヵ所以上触らないこと。
締めこんで行くほどに低音がスッキリする。低音に効く調整方法(笑)
スッキリするといっても軽く取り付けた状態と比較したら…の話。
全てのネジを常識通りに限界まで強く締めても
シナランバーコア合板の豊かな響き・豊かな鳴りに驚くだろう…。
熱心なヲデオマニアほど使わない、発砲スチロールと間違うような軽い素材、、、
スピーカーをガッチリバッフルに取り付ける。
気の利いたメーカーであれば、スピーカーのバスケットは巨大で強固です…。
そんなバスケットは、この調整をする時に活きてくる。
スピーカーコーンの振動を確実にバッフルに伝えてくれるだけでなく、
バッフルとインナーパネルをつなぐネジに強力に力を伝えてくれる。
終わり。
※バッフルには湿気を防ぐためシリコン系ラッカースプレーなどで防水処理をしましょう。
木は生きてます。何も処理しないとカビが生えて腐ります。
MDF材について。
絶対に使いません。湿気による影響が見過ごせないからです。
信じられない…でも事実の話…
MDF材は製造された地域や季節や、手元に届く直前の保管状況などで
重さが変わります。強度も変わります。湿気を含めば体積も変わります。
防水処理をすれば問題ない?
それが…取付の時につけた目に見えない傷から湿気を吸う、、、
危ないのが取付の時のネジとMDF材の接触面…
シナランバーコア合板、、、
発砲スチロールのような軽い木材を固いシナ材でサンドイッチした合板。
軽くて、叩けば軽石のような響きを聴かせてくれる、、、
でも…値段が少し高い…厚みが厚いほど高い…
アメリカの自動車会社、シボレーのコルベットにはシナランバーコア合板と同じ原理の素材が使われている…ボソッ
軽いバルサ木材を強固なカーボンパネルでサンドイッチすることで驚きの強度と超軽量を誇る素材…ボソッ
謎の怪しいデッドニング(ドアチューニング)方法の第2弾。
PHASSの価値あるものを活かすためのデッドニング(ドアチューニング)法を公開しているだけだが…
全てのメーカーのドアスピーカー箱づくりに活かせる(笑)
ブログを見ていただいている方々のみが知りえる秘技、、、、、
フルレンジやコアキシャルを考えている・使っている人には大いに役立つだろう。
もちろんマルチウェイのドアウーハーにも有効、、、。
コアキシャルもフルレンジも闇雲にデッドニングすれば音楽が飛ばない。
可聴帯域の中でも重要な帯域を担当するスピーカーから十分に音楽を飛ばしてあげれば
誰でも簡単に幸せになれる、、、。
前回のブログの真意は人間の耳が敏感に反応する周波数帯域を感じにくくする目的だ、、、
具体的な周波数の数値を書くなら2,400ヘルツから2,600ヘルツにかけて。
この周波数帯域が目立つと…
低音域が出ていないように感じ、高音域がうるさく、定位が曲によって変わり、聴き疲れをする…
この問題を解決する方法は、ひとつはスピーカー箱の作りを工夫して
低周波帯域から思い切り音楽を出してやる、、、それだけ。
他にはクロスオーバーのカット具合が上記の周波数あたりがディップするものを使えば同じような効果が期待できる。
しかしツィーターとウーハー(ミッドバス)の位置関係がある法則にないと意味がない、、、
自分なりの好ましい条件を満たすクロスオーバーを使うメーカーは…PHASS…
他には…漏れる(笑)…
ちなみに常識のデッドニング(ドアチューニング)は悲しい結果しか待っていない。
どんな問題も解決できる(と思いこまされている)デジタル調整をしているのに
問題が解決できない原因は音楽を飛ばすための基本のドア作りが出来ていないから。
基本は大事、、、、、
ワシはデジタルは原則使わんがね(笑)
前回のブログは全体域の音の飛び具合を考えた方法を公開しました。
今回は低音域を物理的に調整する方法を公開しようか…
前回のブログの方法では音はキレイに下から出るようになるんだが、全てのスピーカーに万能…
というわけじゃない。
低音域がなんとなく弱い場合がある。マルチウェイのツィーターの位置や他のユニットの取付状態も関係あるが…
低音域が弱い原因は何だろう。
スピーカーの高級・低級、高額・低額、メーカーによる違いなど全く関係ない。
では何か?それは単純にスピーカー口径の差。
いくら箱づくりを工夫しようとも、口径の違いからくる低音の響きはどうにもならない。
そこで低音域の響きを調整してやろうというのが狙い。
・主にDIYで図画工作が楽しめる人に向けて。
・インナーバッフル前提で書いてますが、アウターバッフルの場合にも応用できます。
常識とは外れたことばかり書くから信じない人は信じなくて良いよ。
常識から。
不要な共振を徹底して抑えるため、バッフルを特殊なものに変える。
より重く、より固く、より高価で、より希少なバッフルを使う。
理想は金属バッフルや、ホームヲデオの一流メーカーと同じ希少な最高級バッフルなら間違いない。一流だから間違いない。
いかにも特別な印象のバッフルを使うことにより、低域がクリアになり迫力の低音だけが出る。
そのバッフルをインナーパネルに装着するが、その時にバッフルとインナーパネルの間にスポンジや制振材やゴムを挟む。こうすることで音漏れしなくなる。
バッフルをインナーパネルにネジ止めするが、その時のネジはネジが折れそうなくらい強く締めつける。
理由はよく分からないがガッチリつけるといいらしいので、その通りにする。
また、バッフルをつける時は純正バッフルを外した時に空いていた穴の通りにネジを入れる。
ネジ穴がズレていたら、ネジ穴に合うバッフルが見つかるまで買い直す。
スピーカーをバッフルにガッチリ固定する。
終わり。
非常識なバッフルおよび調整法について解説を入れながら説明(笑)
不要な共振を抑えるよりも必要な振動を好きなように使えるメリットが大きいので
木のバッフルを使う。もう一つ大きなメリットが、、、加工しやすい、、、
バッフルは、
より軽く、より固く、より安いホームセンターなどで手に入りやすい木材を使う。
板の厚みは9ミリでいい。9ミリ厚か12ミリ厚の板がよく売っていて、
9ミリが安いから。
安いから。
安いから。
まだ足りないか?
安いから(笑)
組みつけた時のバッフルの厚みの違いによる音が気になる?
安心してくれ、大差は無い。ただし下記の条件による。
板の厚さは薄いほうがいい。ある調整をする時に重要な意味を持つからだ。
でも、、、磁石ケースが大きいスピーカー…PHASSのほとんどのスピーカー。
だから薄い板を使って磁石ケースやスピーカーバスケットがどこかに接触しそうな時は厚い板を使う。
厚い板、、、といっても例えば薄い板を接着剤などで重ねて使うのはNG、、、
1枚モノを使うように心がけてくれ。
音の全体域を見てバランスがいい低域が十分に出る結果が待っている。
バランスがいい低域が出ると
音楽全体の迫力が段違いに増し、小音量時も大音量時も気持ちよく聴ける。
また、音楽が飛び出してスピーカーの存在が消える。
低域だけ強烈に出るバッフルを使えば…ユニット地獄沼やイコライザー調整沼へ直行なんだな、、、、、
フルレンジやコアキシャルで金属バッフルを使えば強烈に低音は出るが高音が出ない…その逆もしかり、、、
音楽を楽しむためのフルレンジやコアキシャルを使う意味がなくなる、、、。
木材バッフルはインナーパネルに直付け。
バッフルをインナーパネルに付ける時に秘密が…(笑)
これから書くことはオカルトのようでオカルトではない…れっきとした調整方法、、、
振動エネルギーを制御して低音を調整(チューニング)する。
なんとなく難しそうで、実に簡単…手間はかかるが、、、
バッフルを留めるネジの締め具合で音の低域・中域・高域のバランス調整をする。
ネジを締めるトルクで物理的トーンコントロールをするイメージ。
純正バッフルが付いていた時のネジ穴とは別の穴をインナーパネルに新たに空けることが多い。
スピーカーをバッフルにガッチリ固定する。
スピーカーが出す振動エネルギーをバッフル受けて均等に広げてインナーパネルに伝える。
その後はエネルギーが伝わるところ全てで増幅または減衰して豊かな音場が出来、
聴感上ドアスピーカーの存在が消える。
エネルギーが伝わるのはドアだけで完結しない…ボディーにも伝わる。
恒例の?脱線。
バッフルについて。
バッフルの素材の違い
…何も違わない、、、
と言いたいところだが違ってくるんだな、、、
単純にスピーカー口径の違いでバッフル木材を使いわけたいところ。
定番のスピーカー径の16・17センチは、定番のシナ合板。
低音に締まりがある聴こえ方。程よい低域。中域・高域とのバランスもいい。
ところが小口径スピーカーを組み合わせた場合、サミシイ低音が出がち。結果、中域以上が目立ち、低域が出ていないように感じる。それに音が飛びにくい。
定番の口径以外、例えば13センチ・10センチとなれば、
シナランバーコア合板を使う。
シナ合板より、大変軽く(湿気を含んだMDF材の約半分の重さ)固い。
そのくせMDF並みに加工しやすい。
低域に締まりはないが、驚くほど豊かな深い低音が出る。
締まりのない低域の欠点は、小口径スピーカー特有のコーンが無駄に動かない長所が欠点を無くす。
必要な低音が必要な音量と長さで出る。
定番の16・17センチ口径のスピーカーを組み合わせた場合、低音が出過ぎる。
低音がダラダラと余韻が長く出る。
定番の口径以外ではシナランバーコア合板。10センチ…13センチ…そして…
20センチ…ボソッ
バッフル素材と口径のバランスを考えよう。
バッフルのスラント
音楽仕様を目指す場合、、、前方定位も含む、、、
バッフルは左右のドアスピーカーを向かい合わせて平行にするのが原点であり目標、、、
たまに見かけるが、定位を上げるために少しでも上方向にスラントさせて…というもの…。
上方向にスラント、特にフルレンジやコアキシャルの場合、高音帯が上を向いて出るから
なんとなく定位が上がったように感じるだけで、その実、高音帯のみ上に来てる状態。
全体域が効率よくバランスよく広がらない。音が飛ばなくなる。音楽の魅力が薄くなる瞬間、、、、、
まず、バッフルスラントは色々な実験をした経験が必要です。
スラントをさせる目的は音楽エネルギーが出すぎている場合に
エネルギーをどこかへ逃がす目的で使います。
定位が上に来ないからと、バッフルを上方向に向ければ向けるほど音を聴く仕様になっていく…
エネルギーが逃げます、、、なんとなく間抜けな音になります、、、
定位が上がるのは、音楽エネルギーをぶつけて合体させると勝手に音が定説通りの場所に流れることを言う。
高音は高いところに、低音は低いところに。
ちょっと一言、、、モノラル音声にしたら勝手に定位は上がります。しかもブレない。
バッフルを向かい合わせて平行にするのは仮想のモノラルを目指すため…ボソッ
しかも合わせ鏡で無限に左右に景色が続いていくかのごとく、音場に広がりを持たせるためでもアリ、、、
バッフルを取り付けるネジの素材
これこそオカルト…関係ない…
磁力の関係で磁石にくっつかないアルミを使ったほうが…
いやいやヲデオといえばメッキ素材でしょう…いやいや振動を止めるために重金属を使ったほうが…
そうか!なるほど!腕時計を近づけただけで劇的に音が変わると言いたいらしい、、、
アホか。
ちなみにワシ、、、ホームセンターで4本のボルトと4つのナットセットで税込200円前後の物しか使わない(笑)
バッフルの形
インナーパネルへのネジ止めのための穴が3ヵ所必要でスピーカー外周からバッフルを伸ばさないほうが好ましい。
標準は三角形。忍者が使っていた「まきびし」あるよな、、、。
なんとなくあの形に成形すればOK。三角形の一辺の中心がスピーカー外周に近づくイメージ。
面倒なら正三角形でもOK。
特殊な例…これは次に挙げる場合の話。
ハードトップなどの窓枠がない車、オープンカー、そして箱に入れずスピーカーを裸で取り付ける場合。
ミッキーマウスのシルエットあるだろう…◯があって耳が2つ付いているシルエット。
あの耳を3つにすればいい。耳穴が等間隔になるように成形しよう。
バッフルをスピーカー外周がギリギリつく大きさのドーナツ型に切る必要があるが、
耳がある状態になるよう板を切断するようにしよう。
接着材でドーナツに耳を3つ付けると失敗の元。
切りにくい形だからサンドペーパー仕上げになってくる…メンドクサイ…
だから標準じゃない…
標準も特殊な例も、バッフルはコンパクトに仕上げる。といってもインナーパネルに隙間は出来ないように。そんなことすればデッドニング(ドアチューニング)の意味が無い。
コンパクトに仕上げる理由はインナーパネルと接する面積を小さくとる。こうすれば、板の厚みの違いによる音楽への影響が少なくて済む。
それに、面積を小さくするということは取り付けのネジ部分にかかるエネルギーが大きくなるということ…。
インナーパネルと接する面積が大きいほど振動エネルギーがバッフルからパネルに逃げてしまう…
これからネジの締め具合で調整するというのに。
さて、話を元に戻そう。
ネジ締め調整について。
これは楽器経験者じゃないと分かりにくいところだが、例えばサックス。
口元の息を吹き入れる土台にアイスクリームの木スプーン(リードという)のような部品を取り付けて息を吹き込めば音が出るのだが、この部品を固定する時に2ヵ所でネジ止めする。
この止め方だが2ヵ所とも限界まで締めない。
1ヵ所は80%前後で、もう1ヵ所は50%前後のトルクで締める。
これで音の響きの調整をしてる…。
これと同じことを車でやる。
バッフルを3ヵ所のネジで留めるのは振動の伝わり方がアンバランスだからだ。
愛車のホイールも、他の人の愛車のホイールもボルトは4本以上で留まっているだろう…
これには理由があって、特定の1本のボルトにエネルギーが集中しないためだ。バランスが取れる。
3本のボルトでホイールが留まっている現代の車は見たことなかろう。
3本だと1本にエネルギーが集中しはじめると、集中が止まらないんだよ、、、
その結果ボルトが折れる、、、それかナットが外れる、、、。
この考え方をバッフルの留め方に使う、、、それだけの話。
バッフルの付け方はハザードランプ(左右のウインカーが同時に光るやつ)あるわな…。
あのマークを上下逆にした状態と同じようにバッフルをインナーパネルに取り付ける。
上の2つのネジをいっぱい締めこまないで、やや強めに締める。
そして下の1つのネジを始めは軽く、かろうじてパネルに留まっているようなトルクで締める。
ナットはロックナットのようなゆるみ防止構造のあるナットじゃないと緩む。
いいか?2本ネジを強めに締めて、残りの1本ネジで調整だ。
調整する時は大胆に、1ヵ所以上触らないこと。
締めこんで行くほどに低音がスッキリする。低音に効く調整方法(笑)
スッキリするといっても軽く取り付けた状態と比較したら…の話。
全てのネジを常識通りに限界まで強く締めても
シナランバーコア合板の豊かな響き・豊かな鳴りに驚くだろう…。
熱心なヲデオマニアほど使わない、発砲スチロールと間違うような軽い素材、、、
スピーカーをガッチリバッフルに取り付ける。
気の利いたメーカーであれば、スピーカーのバスケットは巨大で強固です…。
そんなバスケットは、この調整をする時に活きてくる。
スピーカーコーンの振動を確実にバッフルに伝えてくれるだけでなく、
バッフルとインナーパネルをつなぐネジに強力に力を伝えてくれる。
終わり。
※バッフルには湿気を防ぐためシリコン系ラッカースプレーなどで防水処理をしましょう。
木は生きてます。何も処理しないとカビが生えて腐ります。
MDF材について。
絶対に使いません。湿気による影響が見過ごせないからです。
信じられない…でも事実の話…
MDF材は製造された地域や季節や、手元に届く直前の保管状況などで
重さが変わります。強度も変わります。湿気を含めば体積も変わります。
防水処理をすれば問題ない?
それが…取付の時につけた目に見えない傷から湿気を吸う、、、
危ないのが取付の時のネジとMDF材の接触面…
シナランバーコア合板、、、
発砲スチロールのような軽い木材を固いシナ材でサンドイッチした合板。
軽くて、叩けば軽石のような響きを聴かせてくれる、、、
でも…値段が少し高い…厚みが厚いほど高い…
アメリカの自動車会社、シボレーのコルベットにはシナランバーコア合板と同じ原理の素材が使われている…ボソッ
軽いバルサ木材を強固なカーボンパネルでサンドイッチすることで驚きの強度と超軽量を誇る素材…ボソッ