サハラ砂漠に水・食糧なしで放置、移民67人を救助 ニジェール
2017年07月10日 18:57 発信地:ニアメー/ニジェール
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【7月10日 AFP】西アフリカ・ニジェール北部のサハラ砂漠(Sahara Desert)に、密航業者によって水や食糧を与えられずに放置された西アフリカ出身の移民67人が当局によって救助された。人道支援の関係筋が7日、AFPに明らかにした。うち1人は後に死亡したという。
関係筋の話によると、サハラ砂漠の中に位置するセグエディーネ(Seguedine)付近で今月5日、「瀕死(ひんし)の移民67人が防衛・治安部隊によって救出された」という。
移民らはサハラ砂漠の端に位置するアガデス(Agadez)を3台の車に分乗して出発した後、密航業者から何も与えられずに砂漠に放置されたという。
アガデスはアフリカにおける密航や人身売買の中心地となっており、欧州を目指す移民希望者らを密航業者が勧誘しているという。移民らが救助されたセグエディーネはアガデスの北西635キロに位置している。(c)AFP
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