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 KDDIは10日、端末補助がない新料金プランの利用者向けに、新しく買った端末を2年後に下取りし、端末代を実質的に引き下げる独自の新サービスを始めることも発表した。田中孝司社長は朝日新聞の取材に「料金が下がり、2年ごとに端末も替えられるという満足感でお客様を縛りたい」と話した。

 端末補助がなくなると月々の負担が増え、新機種に買い替えづらくなる。新サービスは分割払いをこれまでの2年(24回)から4年(48回)に増やすことで月々の負担を軽減。2年後に新機種を買う際にKDDIが端末を下取りし、残り24回分の支払いを免除する。手数料として分割代金以外に月390円が必要で、下取りはKDDIで端末を買う場合のみだ。

 サムスン電子の「ギャラクシーS8」の場合、実質負担は4万1760円(税込み)で、月々の補助が出る現方式より7920円安いという。当面、iPhone(アイフォーン)などアップル製の端末は対象外で、田中氏は「アップルとの交渉が間に合わなかった」と説明した。(徳島慎也)

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