アマゾンジャパン「当日配送 今後も維持・拡大」
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ネット通販大手「アマゾンジャパン」のジャスパー・チャン社長は10日、NHKの取材に応じ、有料会員を対象に注文を受けた日に無料で荷物を届ける『当日配送』など一部に遅れが出たことを陳謝したうえで、今後も日本市場でサービスを拡大させていく考えを示しました。
アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は10日に都内で開いた有料会員を対象にした特別セールの会場でNHKのインタビュー取材に応じました。
この中でチャン社長は、有料会員を対象に注文を受けた日に無料で商品を届ける『当日配送』など一部に遅れが出たことについて「申し訳ない」と陳謝したうえで「すでに遅れは解消されている」と述べました。
そして「日本は重要なマーケット」としたうえで「今後、中小の宅配事業者も広く活用してサービスを提供し、拡大させていきたい」と述べ、『当日配送』を維持するとともに、日用品や書籍などのほか、生鮮食品を短時間で配達するサービスなどを強化していく考えを明らかにしました。
一方、宅配最大手のヤマト運輸がアマゾンに対し、『当日配送』の縮小や料金の値上げなどを要請していることについてチャン社長は「現在、交渉中で詳細は控えたい」と述べるにとどまりました。
この中でチャン社長は、有料会員を対象に注文を受けた日に無料で商品を届ける『当日配送』など一部に遅れが出たことについて「申し訳ない」と陳謝したうえで「すでに遅れは解消されている」と述べました。
そして「日本は重要なマーケット」としたうえで「今後、中小の宅配事業者も広く活用してサービスを提供し、拡大させていきたい」と述べ、『当日配送』を維持するとともに、日用品や書籍などのほか、生鮮食品を短時間で配達するサービスなどを強化していく考えを明らかにしました。
一方、宅配最大手のヤマト運輸がアマゾンに対し、『当日配送』の縮小や料金の値上げなどを要請していることについてチャン社長は「現在、交渉中で詳細は控えたい」と述べるにとどまりました。
サービス拡大の一方、宅配体制確保という課題も
アマゾンはことしに入って日本国内で有料会員向けのサービスの強化を相次いで打ち出し、会員の取り込みに力を入れています。
ことし4月には大手デパートの総菜やドラッグストアの化粧品などの注文をインターネットで受け付け、最短で1時間以内に配達するサービスをはじめたほか、野菜や肉などの生鮮食品を最短4時間で配達するサービスも都内でスタートさせています。
有料会員向けのサービスの強化を相次いで打ち出しているのは、利便性を高めることでアマゾンが提供するさまざまなサービスを繰り返し使ってもらう狙いがあります。
こうした有料会員に支えられる形でアマゾンは成長を続けていますが、それに伴って商品を速やかに届ける配送体制の確保が課題となっています。
これまで当日配送などを支えてきたヤマト運輸はドライバーの人手不足に対応するためサービスの見直しを進めていて、アマゾンに対し当日配送の縮小や料金の値上げなどを要請しています。
このためアマゾンではサービスを維持するため、ほかの宅配事業者による配達を増やすなどして対応するとしていますが、最近では一部の宅配業者で配達の遅れが発生するなどトラブルも起きていて、配送体制の確保が喫緊の課題となっています。
ことし4月には大手デパートの総菜やドラッグストアの化粧品などの注文をインターネットで受け付け、最短で1時間以内に配達するサービスをはじめたほか、野菜や肉などの生鮮食品を最短4時間で配達するサービスも都内でスタートさせています。
有料会員向けのサービスの強化を相次いで打ち出しているのは、利便性を高めることでアマゾンが提供するさまざまなサービスを繰り返し使ってもらう狙いがあります。
こうした有料会員に支えられる形でアマゾンは成長を続けていますが、それに伴って商品を速やかに届ける配送体制の確保が課題となっています。
これまで当日配送などを支えてきたヤマト運輸はドライバーの人手不足に対応するためサービスの見直しを進めていて、アマゾンに対し当日配送の縮小や料金の値上げなどを要請しています。
このためアマゾンではサービスを維持するため、ほかの宅配事業者による配達を増やすなどして対応するとしていますが、最近では一部の宅配業者で配達の遅れが発生するなどトラブルも起きていて、配送体制の確保が喫緊の課題となっています。