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「野際陽子」逝去 “俺はからめ捕られちゃったの”千葉真一が明かす出会い
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週刊新潮 2017年7月13日号
2017/7/6発売
■俺をからめ捕った肉食系「野際陽子」 千葉真一インタビュー(上)
女優・野際陽子が亡くなった。享年81。凛とした大物役者の死だけに、数多の著名人が哀悼の言葉を述べたが、彼女の素顔を最も知るのは、元夫・千葉真一(78)に違いあるまい。「日本一の姑」は「肉食系」だった――。以下は、22年間連れ添った千葉の追悼インタビュー。
***
千葉真一
「ばぁか……。
陽子にはそう言いたいね。
仕事なんかやらなきゃ良かったのに。もうちょっとしっかりと休めば良かったのに。俳優は身体が第一だろ。それにもう年なんだからさ……。
実は、俺は娘を通じて彼女にそう伝えていたんだ。でも聞いてもらえなかった。まぁ、あの人は仕事が好きで好きでたまらなかったんだよ。だからそれを全うしたということになるのかな」
〈そう語る、千葉真一。独特の口調に、アクション俳優ゆえの身振り手振りを交えて「元妻」を回想する。〉
「亡くなった(6月)13日は、俺は地方にいたんだ。陽子の死は、(娘の女優・真瀬)樹里からの電話で知った。俺より何より、樹里のショックが大きくてね。電話口でワーワー泣くんだよ。陽子は死ぬ前に、『ママの跡をしっかり継いでね』と言ったらしい。だから、俺は『見るまで信じない』と言ったんだ。本心かどうか、それくらいしか言葉が見つからなかった」