まず言っておきます。
海外にいるだけで英語が話せるようになるという考えは捨ててください。
↑こんな生意気なこと言ってる筆者のプロフィールはこちら←
スポンサーリンク
Introduction
留学して英語が話せるようになるかどうかは、あなたが留学前、留学中にどれだけ勉強するかで決まる。
留学するだけで英語が話せるようになると思ってる人が多いと思うんですけど、そんなことないんですよね〜
そりゃ留学すれば多少は英語力は上がるけど、留学するだけじゃ話せるようにはならない。
しかも何?1年?半年?1ヶ月!?それしか留学しないの!?
じゃあなおさら勉強しないと英語は習得できないよ。
これからの留学に不安を持っているあなた、そして早く英語を話せるようになりたい留学真っ最中のあなたへ、
渡米当初は英会話力0だった筆者がアメリカの大学で普通に生活できるようになるまでに実践した勉強方法を伝授したる。
英会話学習において一番重要なことは何か。
場面ごとのレパートリーを増やすこと。
これ。
これだけ意識してれば英会話なんて余裕のよっちゃん。
もちろん文法、発音、読解力、そしてセンスも重要だけど、英会話をマスターして留学を成功させたいのなら、そんな細かいこと忘れて、とにかくレパートリーを増やせ!!
日本にいたって、高級なバーに行ったことがない人は高級なバーでの注文の仕方なんてわからない。なぜならその人は高級なバーで使う日本語のレパートリーをまだ持ってないから。高級なバーに慣れるには、最初は自分で調べるなり、他の人の真似をするなりして、注文の仕方を学ぶ必要がある。それで回数を重ねることで、自分の中に「高級なバーでの注文の仕方」という日本語のレパートリーが出来上がる。
英語だって同じ。英語で挨拶したことない人に、英語での挨拶の仕方がわかるわけがない。その人は英語ができない訳でも、文法力がない訳でもない。ただ英語での挨拶の仕方のレパートリーを持っていないだけ。英語での挨拶の仕方を自分で調べて覚えておけば、英語での挨拶の仕方に困ることはなくなる。つまり、「英語の挨拶の仕方」というレパートリーを持っておく必要がある。
お店で買い物をするのにも、友人と話すのにも、プレゼンテーションをするのにも、何をするのにもレパートリーが必要で、その場面のレパートリーを持ってない人はそれに対応できない。
このレパートリーの考え方こそが、留学すると英語の上達が早いと言われる所以で、たくさんの場面の英語のレパートリーが日常生活に溢れてるからこそ海外に行くことが英語学習には良いって言われるわけよ。
でも海外にいるだけじゃ英語は上達しない。上の例でも挙げたけど英語での挨拶の仕方を知らなかったら挨拶すらできないんだから、 事前に挨拶の仕方のレパートリーを頭に叩き込んでおかなきゃいけない。自分で事前に勉強して英語の場面ごとのレパートリーを増やしておけば、実際にその場面になった時に対応できる。まあ別に事前である必要はない。知らない場面に遭遇してからその場面の勉強をするのもおk。それからその場面の経験を実際に積むことで、その場面のレパートリーが本当に身につく。
海外にいるってのは、その場面を経験できる機会が多いってだけ。いくら場面が多くても、結局自分で勉強しないと意味がないのよ。わかってもらえたかな?
↑この理論を理解できるまで読み返して〜。筆者は文章力がないから読者の読解力で補ってくださいお願いします。
じゃあ理解できたところで、具体的な英語のレパートリーの増やし方を伝授しよう。
ひたすら映画、ドラマを見る
勉強が嫌いな人はこれ。とは言ってもただ映画・ドラマを楽しむだけじゃだめ。ちゃんと俳優の英語を聴きとるようにしないとね。
まあ最初から字幕なしで見ろってのは厳しすぎるから日本語(できれば英語)の字幕をつけて見るといい。とにかく吹き替えはNG。
英語のレベル別に具体的な勉強方法を伝授↓
英語の勉強をしたことがないレベルの人
そんな人はとりあえず日本語字幕をつけていいから、お気に入りの洋画を見まくる。同じ作品を何回も見る。最初の数回は普通に内容を楽しんで、その映画の内容と、できればセリフ(日本語字幕)を覚える。内容が完璧に頭に入って、飽きてきたら、俳優のセリフ(英語)に耳を傾けてみる。日本語字幕で好きなセリフは特に俳優のセリフ(英語)をよく聞くといい。最初はどんな英語を言っているのかは全くわかんないかもしれないから、セリフのリズムで覚える。好きなセリフの英語のリズムが頭に入ってきたら、その映画の英語字幕バージョンを見て、実際にどんな英語を言っていたのかを確かめる。
この勉強方法の一例↓
映画1〜3回目:内容を頭に叩き込む、好きな日本語字幕のセリフを10個程度覚えておく。
映画4〜5回目:俳優のセリフ(英語)に耳を傾けて、好きな日本語字幕のセリフを英語のリズムで覚える。
映画6〜7回目:英語字幕で見て好きなセリフの英語の表現を確かめる。
ここまでできたら映画を変えて、また1から始める。英語字幕で見たときに少し英語字幕だけで内容を理解できるようになったら次のレベルに進んでいい。
まあ映画で英語を学習するのはいいと思うんだけど、正直、英語の勉強をしたことがないレベルの人には向いてないと思う。1つの映画を7回見てようやく英語のセリフのリズムだけが頭に入る程度なんじゃないかな。とにかく時間かかりそう。
勉強が嫌いって人はこの方法で頑張っても構わないけど、勉強する程やる気がある人は「ひたすら文章を覚える」方法を試した方がいい。
英文法は一通り頭に入ってて、自力で(辞書使用可)英文を訳せるレベルの人
このレベルの人は映画もしくはドラマを日本語字幕で何回か見て、慣れてきたら日本語字幕を隠しながらみるといい。
とにかく1回目は日本語字幕で映画、ドラマの内容を頭に入れる。
2回目以降は字幕を隠しながら見る。
↑こんな感じに隠す。それで俳優の英語に集中する。できれば要所要所で一時停止して、そのセリフの訳に当たる日本語字幕を確認する。
↑こんな感じに。これを3回くらいやって、日本語字幕を覚えてきたら、今度は英語字幕で同じことをやる。英語字幕を隠して、要所要所で一時停止して、英語字幕を確認する。ここまでやると文法を理解している人なら結構英語が頭に入ってくる。満足いくくらい1つの作品の英語のセリフを理解したら、次の作品に。英語字幕を見てすぐ意味がわかるようになったら、次のレベルに進んでいい。
ちなみにこの画像の作品は「ブレイキング・バッド」。アメリカドラマの名作。
英文を読むこと書くことは問題なくできるけど、英語を聞くこと話すことが全くできないレベルの人
渡米当初の筆者がこれに該当した。以下は実際に筆者がやっていたこと。
このレベルの人には日本語字幕は甘え。いきなり英語字幕で映画やドラマを見なさい。とは言ってもおそらく1回や2回じゃ完璧に内容を理解することはできない。最初は字幕の切り替わりが早くて付いていけないと思う。とりあえず、ある程度内容を理解できるまでは一時停止をせずに何回か同じ作品を見る。ある程度内容が頭に入ってきたら、よくわからなかったセリフのところで一時停止をして、英文を確認する。
具体的に筆者がやっていた流れは、
1〜2回目:ひたすら英語字幕を追って、内容を理解する。
3〜5回目:気になったところで一時停止して、英文をしっかり確認する。
という感じ。気になる英文がなくなったら次の作品に。ひたすらそれを繰り返す。
映画を使った英語学習のメリット、デメリット
メリットは1つ。楽しみながら英語を勉強できること。これがめちゃくちゃでかい。楽しいに越したことはないからね。ただまあ、何回か見てると飽きちゃうかも。
デメリットはまず、時間がかかること。映画を見るのは楽しいけど、映像だけのシーンがあったり、全く実用性のない英語が使われてたりするから無駄が多い。しかも何回も見るとなると余計に時間がかかる。英語学習に効率を求めるなら最悪の勉強方法。
あとは英語のレベルによって勉強方法をだいぶ変えなきゃいけないこと。どこまでいったら勉強方法を次のレベルにあげるのか、とかが曖昧で、急に勉強方法を変えなきゃいけないのも結構めんどくさい。
映画、ドラマを使った学習のコツ
どの英語レベルの人にも共通するコツは、とにかく好きな作品を選ぶこと。英語の勉強として映画を見るなら、何回か同じ作品を見ないといけない。そうなると好きな作品じゃないと見てらんない普通は。何回見ても楽しめるくらい好きな作品を選ぶこと。
そんな作品ないわ!という人にはこの勉強方法は向いてない。
あとは現実的な映画、ドラマの方がいい。あまりにもファンタジーすぎると、映画の中で使われてる英語もファンタジーの世界でしか使われないようなものが多い。そんなファンタジー英語をレパートリーに増やしても実際は使い所がないから、できることなら避けたい。
英語学習に理想的なのは「フルハウス」や「フレンズ」といった、日常生活を描いたドラマ。ドラマのセリフをそのまま使える(少し古い表現も多いけど)。まあ一番大事なのは好きな作品を選ぶこと。
どこで作られた映画なのかにも目を向けられるといいかも。これからアメリカに留学する、アメリカに留学中の人は、アメリカで作られてる(アメリカが舞台の)映画やドラマを見た方がいいし、イギリスが留学先の人はイギリスの映画やドラマを見た方がいい。なぜなら英語の訛りがだいぶ違うから。自分の留学先で使われる英語の訛りを知っておくといい。
おすすめの教材
huluなどのビデオオンデマンドサービス。英語学習者は登録必須。もちろんほとんどの有名作品は見放題。日本語字幕、英語字幕ともにしっかりしてる。無料で試せる期間があるなら試さないわけにはいかない。これがあなたの英語学習のスタートになる。
ひたすらポッドキャストを聞く
これは筆者が一番重点的にやってた勉強法。ある程度英語の単語、文法が頭に入ってる人向け。
ポッドキャストを使った具体的な勉強方法
基本的にはディクテーション+シャドーイング。
- ディクテーションっていうのは、耳で聞いた英語をひたすらノートに書き出す学習方法で、
- シャドーイングっていうのは、耳で英語を聴きながら、聴こえてる英語のすぐ後についていくようにボソボソと聴こえている英語をそのまま声に出す勉強法。
まずは英会話の音声と、台本が公開されてる英語学習サイトを探す。
気に入ったサイトを見つけたら、自分が勉強したい英会話の場面を選んで、その音声をダウンロードする。一つの音声が3分前後のものがおすすめ。
そしたらディクテーション開始。ノートとペンを用意して、音声を再生。頭で覚えてられる範囲で音声を一時停止して(筆者は2秒おきくらい)、聴こえた英語をそのままノートに書く。別にあってるかあってないかはどうでもいい。聴こえてきた英語をそのまま書く。
最後まで終わったら、もう1回音声を再生。1回目によく聞き取れなかった部分を補強。
ここまでやったら台本を見て答え合わせ。自分が間違った単語、表現をマーカーなどで目立たせておく。一つ一つ辞書を使って意味を調べてその英会話の内容を完璧に理解する。
そしたら次は音読。自分がディクテーションしたノートを音読する。スラスラ言えるようになるまでなんども音読する。この時台本を音読しないよう注意。間違ったところを目立たせてある自分のディクテーションノートを読むことに意味がある。
そしたら次はシャドーイング。音声を流して、一時停止することなく音声についていくように、聴こえてくる英語を声に出す。これもスラスラついていけるようになるまでなんどもやる。
ここまでやればその英会話の場面は完璧。あとは実際にその場面を経験できれば完全にその場面は身につく。
ポッドキャストを使った英語学習のメリット、デメリット
メリットは自分の好きな場面を選べること。これは大きい。必要な場面があればそれを優先して勉強できる。
めちゃくちゃ効率がいい。筆者の場合は45分くらいで1場面分の勉強が終わる。時間がかからないってのは勉強のモチベーション維持に必須。
デメリットはレベルが高いこと。そもそもある程度英語を勉強したことがある人じゃないと、この勉強方法を実践できない。この勉強方法に必要なスキルは、まあまあのリスニング力、単語力、文法力あたり。
おすすめの教材
日本語の教材はそんなにいいのがないから、英語の教材を選ぶこと。
英語の教材のサイトが理解できなくて困ってる人には、まだこの勉強方法は早い。他の勉強方法から始めるべき。
筆者は去年までは完全無料の「ESL Podcast」を使ってたけど、なんか有料になって、システムもややこしくなっちゃったから、もう今はおすすめできない。
それで今筆者が愛用してるのはこれ↓
音声を聞くだけなら無料。ただ、台本を読むには契約しないといけない。まあでもめちゃくちゃよくできた教材が多いからお金を払う価値はある。気になる人は音声だけでも聞いてみるといい。
ひたすら文章を覚える
これは筆者が渡米直前にやってた勉強方法。誰でも簡単に始められる。
瞬間英作文の具体的な勉強方法
基本的には英語の文章のレパートリーを増やす。文章をひたすら覚える。日本語を見た瞬間英訳できるようにする。
本当にひたすら英文を覚える単純作業なんだけど、この記事↓に完璧にまとめられすぎてるからこの人のこの記事を読んでみてほしい。
筆者が書くより数億倍わかりやすく勉強方法がまとめてある。
瞬間英作文のメリット、デメリット
まず大きなメリットは、どの英語のレベルの人でも簡単に始められること。勉強方法も英語レベルによって変わらないから安心。とにかく英文を覚える。
そして何より、安い!!一冊買えば半年はもつ。コスパ最強。
デメリットは、めちゃくちゃつまらないこと。ひたすら英文を覚えるだけの単純作業。しかもマスターするには同じ教材を10周以上しなきゃいけない。マジで飽きる。
おすすめの教材
上で紹介したブログで使われてるやつ。筆者はこの教材を瞬間英作文の入門書だと思ってる。何を買えばいいかわからないならこれ↓にすれば間違いはない。筆者もこれ使ってた。
あとはこれ↓筆者は上の教材をやってる途中でこれに切り替えた。この教材の魅力は場面がはっきりしてること。場面ごとに英語を覚えるという筆者の考え方に完璧にマッチした一冊。
まあ結局、好み。
まとめ
ここまで、「英語の場面ごとのレパートリーを増やす」ための英語勉強方法を紹介してきた。
色々言われて何からやればいいかわかんない人は、とりあえず映画を見ればいいと思う。楽しいし。映画は英語学習に興味を持つにはもってこいの勉強方法。
とにかく、留学予定もしくは留学中の人はマジで今すぐにちゃんと勉強を始めた方がいい。「留学すりゃ英語話せるようになんだろ〜」とか、なめたこと言ってると後々めちゃくちゃ後悔するよ。
英語習得までの道のりはかなり険しいけど、
頑張って👏
※なんか思ったよりごちゃごちゃしちゃったんでそのうち大見出しの内容は一つ一つ記事にします。
スポンサーリンク