トランプ氏長男 大統領選中にロシア人弁護士と面会 米紙報道

トランプ氏長男 大統領選中にロシア人弁護士と面会 米紙報道
アメリカのメディアは、トランプ大統領の長男が去年の大統領選挙中、民主党のクリントン氏に不利になる情報を提供すると持ちかけられ、ロシア政府とつながりのあるロシア人弁護士と面会していたと報じ、トランプ陣営がロシアの支援を受けようとしていたことを示すものだと伝えています。
アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは9日の電子版で、トランプ大統領の長男のジュニア氏が大統領選挙中の去年6月、対立候補だった民主党のクリントン氏に不利になる情報を提供すると持ちかけられ、ロシア政府とつながりのあるロシア人の弁護士と面会していたと報じました。

面会には、トランプ大統領の娘婿のクシュナー氏や選挙対策本部の幹部を務めていたマナフォート氏も同席したということです。ニューヨーク・タイムズは「トランプ陣営がロシアの支援を受けようとしていたことを示している」と伝えています。

これに対してジュニア氏は「知人の要請で面会した」としたうえで「その弁護士は、ロシアとつながりのある個人が民主党に資金を提供してクリントン氏を支援している、という情報を持っていると主張したが、話があいまいで意味のある情報はなかった」と説明しています。

トランプ陣営とロシアの関係をめぐっては特別検察官による捜査が行われていて、疑惑を伝える報道が続いています。