我が家は2歳7ヶ月と生後3ヶ月の兄弟との4人暮らし。
2歳半の上の子は、すっかりキッズになって日々やんちゃに過ごしています。自分の感情をしっかりと言うようになったし、色んな所作にもたどたどしさがなくなってきました。
ただ、まだまだ魔の2歳児の真っただ中だけあって、情緒が不安定になったり、イヤイヤしたり、ちょっと荒っぽかったりと目が離せません。
下の子も生まれ、荒っぽいヤンチャだけでは困るようになってきたこの頃。小さなカニとの共同生活を始めました。
出会いはスーパー
計画的に飼いだしたわけではありません。1週間ほど前に近所のスーパーで買い物していると食用として生きているカニが売っていました。サワガニです。
そういえば小さい頃近所の山に居たな…。東京に出てきてから目にすることはありませんでしたが、食用として売っているんですね。ちなみに1匹100円でした。
生きているカニが目の前を闊歩している…。当然2歳児は大興奮です。売り場の前で石になり、かじりつくようにカニを見てもう離れません。
というわけで、そろそろ生き物に興味が湧いてきた頃だし、そんなに長生きもしないだろうから買って(飼って)みようかとなったのです。
ちなみに長生きしないだろうと勝手に思い込んでいましたが、上手に飼えば10年くらい生きるらしいです…。
とりあえず1週間経ちました
飼い始めて1週間が経ちました。このために100均で虫かごを買い、息子が散歩の度に持ち帰ってくる石を入れて住処にしています。
サワガニはキレイな水のもとで生きるので、毎日毎日水替えをしてあげています。タイミングが合えば息子と一緒にやって、息子はきゃっきゃ喜んでいます。雑食なのでエサは余ったご飯粒です。
そんな緩々な飼い方ですが、今のところ元気に生きています。
飼い始めての2歳児の変化
変化らしい変化はまだ見られません。相変わらず荒っぽいし、相変わらずのやんちゃでイヤイヤ坊主です。
でも、カニが入った虫かごを手荒に扱ったときに「カニさん、びっくりするから優しくしようね」と注意するのですが、これだけでも飼いだした意味があるなぁと思っています。
それまで家にあったのは、手荒に扱っても何の問題もないオモチャばっかり。実際のところ、投げられ落とされ虐げられ、壊れてしまったオモチャ達もたくさんあります。我が家のオモチャは基本ボロボロで次男坊にお下がりできるかなぁと心配になるほどです。お下がりするけど。
なので、こうやって「大切に扱おうね」ということを教えることができるだけでも、やんちゃ2歳の経験としては大きな意味があるはずです。
それがたった100円、虫かご代を入れても200円で提供できたんだから安いものです。
2歳児、始めての生き物にサワガニが良かったところ
今回たまたまサワガニを飼うことになりましたが、結果的にはこの小さなカニが2歳児が初めて飼う生き物として適していたと感じています。
実際に生活を共にして感じたサワガニと2歳児の相性の良さを挙げていきます。
興味を惹く見た目
まずはその特徴的な見た目。大きな殻から生えた左右4本の足がニョキニョキうごめき、両手には格好いいハサミを携え、なんてったって横にニョロニョロ動く。改めて見てみると相当な気持ち悪さですが、2歳児の好奇心をくすぐるのには十分すぎる風貌です。
サイズ感
大きすぎず小さすぎず。20cmの水槽で十分堪能できます。
飼いやすさ
食事は雑食だし、一日一回水を入れ替えてあげればあとは放任で問題なさそうです。なので2歳児でも楽しくお世話できます。
夏場にエアコンなしの部屋やベランダに置いてしまうと茹でガニになってしまうようですが、幸い2歳児と0歳児が生活している我が家は、部屋の温度に気を使わざるを得ない家なので、結果的にサワガニにも住みやすい家となっています。
程よい生き物
生物に程よいも何もないですが、例え短命に終わってしまっても過度に落胆しないだろうし、でも死んでしまったらそれに気付く存在なので、命ということを知るのにはちょうど良いのかなと思っています。
もっと大きな動物で長生きしてしまっても困るし。
我が家では、観葉植物に水やりをしたり、それとなく色んな情緒を教えているつもりですが、その一環としてこのくらいの生物を飼ってみるのは良かったです。
ちなみにサワガニって体内に寄生虫がいるらしく、ハサミもあるので触らせないようにしています。
おわりに
まだまだ元気に生きている我が家のサワガニさん。我が家にやってきてからさらに元気を増してしまいちょっと苦笑い。
最初はちょこっと気持ち悪かったですが、何だか私まで愛着が湧いてきてしまいました。数日生きてくれたらいいやと思って買いましたが、できればこの夏を越してほしいなぁ。
そして上の子には命の存在を少しでも感じて貰えたら嬉しいです。