
喉が痛い、頭が痛い、お腹の調子が悪い・・・など生活している上で突然体調が悪くなることってありますよね。いざ体調不良になっても、真夜中であったり、仕事や家事で忙しいなどの理由ですぐに病院へ行ったり、薬を購入しにいくことが難しい場合もあります。
今回は、万が一に備えて、これだけ揃えておけばひとまず安心、という常備薬をご紹介します。
また、4つのシーン別にプラスで用意しておきたい常備薬もご紹介します。いざというときに慌てないように、ぜひ参考にしていただければと思います。
1.最低限揃えておくべき常備薬7種類
あらゆる症状を想定して、全てに対処できるお薬を用意しておくと、大量のお薬となってしまうため、まずは、これだけは揃えておいたほうがよい常備薬をご紹介します。
イメージが湧きやすいように商品例も掲示しますが、様々な市販薬が販売されていますので、店舗でご相談しながらお買い求め下さい。
①風邪の諸症状に(総合風邪薬)
発熱や鼻水・鼻づまり、喉の痛み、咳などの風邪の諸症状が出た場合に備えておくと便利なのが、総合風邪薬です。ひとつのお薬の中に複数の諸症状に効果が期待できる成分が入っており、1つ用意しておくと安心です。
市販薬例:
新ルルAゴールドDX【指定第2類医薬品】/第一三共ヘルスケア
パブロンSゴールド微粒【指定第2類医薬品】/大正製薬
ベンザブロックL錠【指定第2類医薬品】/武田薬品工業
②発熱や頭痛、生理痛など様々な痛みに(解熱鎮痛薬)
総合風邪薬に含まれていることも多いのですが、発熱に対して解熱効果を期待できますし、頭痛や関節痛、生理痛など様々な痛みに対して痛み止めとしても使用することができるのでひとつあると便利です。
市販薬例:
ロキソニンS【第1類医薬品】/第一三共ヘルスケア
イブA錠【指定第2類医薬品】/エスエス製薬
バファリンA【指定第2類医薬品】/ライオン
③食べ過ぎ、飲み過ぎなど胃の不調に(総合胃腸薬)
食べすぎたり、飲みすぎたりすることによって胃に不調を抱えることもあるかと思います。そんなときのために用意しておくと安心なのが総合胃腸薬です。複数の諸症状に効果が期待できる成分が入っているので、1つ用意しておくと安心です。
市販薬例:
キャベジンコーワα【第2類医薬品】/興和新薬
太田胃散【第2類医薬品】/太田胃散
パンシロンZ【第2類医薬品】/ロート製薬
④お腹の不調に(整腸剤)
下痢や便秘など、お腹が不調のときに用意してあると便利なのが整腸剤です。副作用が少ないため、安心して服用することができます。腸内細菌のバランスを整えることによって、お腹の不調を改善する効果が期待できます。
市販薬例:
ザ・ガードコーワ整腸錠PC【第3類医薬品】/興和新薬
ガスピタンa【第3類医薬品】/小林製薬
新ビオフェルミンS錠【指定医薬部外品】/ビオフェルミン製薬
⑤虫刺されなど発疹・かゆみに(塗り薬)
外出時やレジャーなど日常的に起こりやすいのが虫刺されになります。かゆくて掻いてしまって症状が悪化するケースもあるため、炎症を抑える、かゆみを抑えるなどの成分を含んでいる塗り薬を用意しておくと安心です。虫刺されだけでなく、発疹やかぶれにも使用することが可能です。
市販薬例:
ムヒアルファEX【指定第2類医薬品】/池田模範堂
メンソレータム メディクック軟膏R【指定第2類医薬品】/ロート製薬
新レスタミンコーワ軟膏【第3類医薬品】/興和
フルコートf【指定第2類医薬品】/田辺三菱
⑥きずに対して(塗り薬)
日常的に起こりやすい擦り傷などに対しては、傷口をよく洗ってからお薬を使用します。赤く腫れたり化膿してひどくなりそうなときには、抗生物質を含んでいる塗り薬を用意しておくと安心です。
市販薬例:
テラマイシン軟膏【第2類医薬品】/武田薬品工業
ドルマイシン軟膏【第2類医薬品】/ゼリア新薬工業
オロナインH軟膏【第2類医薬品】/大塚製薬
⑦筋肉痛、ねんざなどの痛みに(湿布薬)
運動をされた翌日に起こる筋肉痛や軽度のねんざ、関節痛などには湿布薬が高価的です。消炎鎮痛剤を含んでいる湿布薬では、病院で処方される湿布薬と同様の成分を含んでいるものもあります。
市販薬例:
ロキソニンSテープ【要指導用医薬品】/第一三共ヘルスケア
ボルタレンEXテープ【第2類医薬品】/グラクソスミスクライン
フェイタス5.0【第2類医薬品】/久光製薬
2.4つのシーン別にプラス用意しておきたい常備薬
次に4つのシーン別に、第1章のお薬に加えて用意しておくと便利なお薬をご紹介します。
①小さなお子さんがいる
小さなお子さんがいる場合は、市販薬の服用できる年齢を確認して購入する必要があります。市販薬のパッケージや説明文書を確認すると、用法・用量の箇所に、服用できる年齢が書いてありますので、第1章でご紹介した常備薬を揃える場合には、よく確認するようにしましょう。
■あせもなどの皮膚症状に(塗り薬)
暑い時期に、汗を沢山かくようになるとお子さんで起こりやすい皮膚トラブル「あせも」に対して、常備薬があると安心です。炎症を抑える成分、かゆみを抑える成分、化膿するのをふせぐ成分が含まれている塗り薬が良いでしょう。症状が軽度であれば、ステロイドが含まれていないお薬のほうが安心して使用できます。
市販薬例:
ポリベビー【第3類医薬品】/佐藤製薬
レスタミンコーワパウダークリーム【第3類医薬品】/興和
■皮膚の乾燥を抑える(保湿剤)
小さなお子さんの皮膚の乾燥に備えて、用意してあると手軽に使用できるため便利なのが、保湿効果の高いヘパリン類似物質を含む保湿剤や皮膚の保護作用があるワセリン(白色ワセリン、プロペト、サンホワイト、ヴァセリンなど)です。
市販薬例:
HPクリーム【第2類医薬品】/グラクソスミスクライン
アットノンクリーム【第2類医薬品】/小林製薬
②長期で旅行に行きたい
常備薬を海外など長期で旅行したり、滞在したりする場合にプラスで持っておくと良いお薬をご紹介します。
■車や船などの移動に備えて(酔い止め)
旅行時に、乗り物酔いがひどい方の味方になるのが酔い止めです。吐き気やめまいを和らげる成分が含まれています。
市販薬例:
トラベルミン(大人用)【第2類医薬品】/エーザイ
アネロン「ニスキャップ」【指定第2類医薬品】/エスエス製薬
■突然の腹痛に対して(下痢止め)
旅行中にお腹を下してしまうとせっかくの良い気分も苦痛に変わりますよね。
そういった時にために薬を常備しておきましょう。
ただし、感染症などが原因で、下痢症状だけでなく強い腹痛や吐き気、発熱などを伴う場合には、脱水になる可能性もあるため、早めに医療機関を受診し、適切な処置を受けることが大切です。
市販薬例:
ストッパ下痢止めEX【第2類医薬品】/ライオン
ピタリット【第2類医薬品】/大正製薬
③仕事場に置いておきたい
仕事場に置いておきたいお薬を紹介します。
■納期が迫る仕事、重要な会議に備えて(眠気防止)
眠気が出ている場合には、睡眠不足ですので一番は寝ることが大切です。どうしても寝てはいけない状況にいるなどの理由がある場合に眠気を防止するひとつの方法として、市販薬があります。
市販薬例:
エスタロンモカ錠【第3類医薬品】/エスエス製薬
カーフェソフト錠【第3類医薬品】/エーザイ
■目の乾燥、疲れ、充血に(目薬)
1日中PCと向き合って仕事をしていると目が乾燥したり、目の疲れが隠せず集中できなくなってしまうこともあるかもしれません。1番は目を休めることが重要ですが、少しでも和らげるために目薬を使用することも一案です。
市販薬例:
スマイル40プレミアム【第2類医薬品】/ライオン
ロートV11【第2類医薬品】/ロート製薬
ソフトサンティア【第3類医薬品】/参天製薬
④災害時に備えたい
まず初めに、災害時には、普段お薬を服用されている方の場合は、必ず数日分の予備薬をすぐに持ち出せるようにしましょう。普段お薬を服用している状況がわかるようにお薬手帳を持っておくことも非常に重要です。
市販薬としては、第1章でご紹介したものに加え、怪我などに備えて、絆創膏、三角巾、はさみ、ピンセットなど緊急セットもしっかりと用意しておく必要があります。
その他、避難所で不眠症になられる方も多いので、耳栓や市販の睡眠改善薬を購入しておくことも良いでしょう。
■眠れないときに(睡眠改善薬)
病院で処方されるような睡眠剤(ベンゾジアゼピン系など)とは違うものになります。一時的な不眠症状を改善するお薬として、抗ヒスタミン剤を含む睡眠改善薬を市販で購入することができます。
市販薬例:
ドリエル【指定第2類医薬品】/エスエス製薬
グ・スリーP【指定第2類医薬品】/第一三共ヘルスケア
3.常備薬を管理する上での注意点
①お薬の期限・保管方法に気をつけましょう
市販薬にも期限があります。期限を定期的に確認し、古いものは破棄し、購入しなおすようにしましょう。
常備薬はついついそのまま放置しがちで、気づいたときには何年も経ってしまっているということもあります。市販薬によって期限は違うため、パッケージ等に記載されている期限をあらかじめ一覧にして作成しておくなど、すぐに確認できるようにしておくと便利です。
また、お薬の使用期限は、正しい保管方法が守られた場合の期限になります。気温が高くなる、直射日光が当たる、湿度が高いなどの場所には保管しないようにしましょう。特別な指示がない限り、冷蔵庫に保管する必要はありません。また、開封してしまったものは早めに使用し、残ったものは破棄するようにしましょう。
②症状が続く場合には、早めに医療機関を受診しましょう
常備薬は用意しておくと大変便利ですが、症状が軽度だったり、すぐに病院にいけない場合などに臨時で使用するものとしてお考えください。市販薬を2-3日服用しても、症状が続く、ひどくなる場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
原因が他の病気にある場合には、市販薬を飲んでも正しい効果は得られず、症状が悪化してしまう可能性があります。早めに原因を特定し、適切な治療を受けることが大切です。
4.おわりに
今回は、万が一のときに備えて、これだけ揃えておけばひとまず安心、という常備薬と、4つのシーン別にプラスで用意しておきたい常備薬のポイントをご紹介しました。体調不良になったときに、諸々の理由ですぐに病院にいけない場合があるかと思いますので、その際に少しでも常備薬が役立つと幸いです。
市販薬を服用しても症状が続いたりひどい場合には、ご自身で対処することは難しいため、早めに医療機関を受診するようにしましょう。




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