第4回 【歴史、農業からコスプレまで！？】面白くて勉強になる！珍しいテーマを追求したマンガ
マンガで勉強！？歴史からオシャレまで、マンガから得られる知識もある！
マンガのジャンル、テーマはさまざま。最近ではマニアックな題材を扱った作品も増えていますよね。一般の人では知らないような知識もたくさん織り込まれ、読んでいるだけで勉強になる作品も珍しくありません。
そこで今回は、珍しいテーマを深く扱った「面白くて勉強になる！」マンガを15本集めてみましたよ～。テーマは歴史、経済、医療や農業、さらには落語やコスプレ、オシャレまで！？ さあ、マンガで楽しみながらお勉強しましょう！
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<作品内容>
男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減。男女の立場が逆転した世界に生まれた貧乏旗本の水野は、大奥へ奉公することを決意する。女性の将軍に仕える美男三千人が集められた女人禁制の場所・大奥で巻き起こる事件とは…!?＜○○に詳しくなる！＞
もし将軍が女だったら？ 「if」から見る壮大な江戸300年の歴史！男女が逆転し、将軍も女性が務める「if」の江戸時代。男女が逆転したことにより、大奥も美女3,000人ではなく美男3,000人に！ 将軍、うらやましいですね……。
大奥に選ばれたイケメンと将軍のラブロマンスもあるのですが、この作品のキモとなるのは、丁寧な歴史の描写です。将軍が女であること以外は史実に沿って作り込まれており、歴代将軍がどんな生涯を送ったか、その時代に何が起こったか、大奥内でどんな権力争いがあったかなど、本当に教科書のように詳しく書かれています。
江戸時代をしっかり勉強したいという人はぜひ！ -
<作品内容>
群雄割拠、下剋上の戦国時代。立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。織田信長（おだのぶなが）の家臣・古田左介（ふるたさすけ）。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千宗易（せんのそうえき＝利休）から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。生か死か。武か数奇か。それが問題だ!!＜○○に詳しくなる！＞
戦国武将にもオタクがいた！？ 数寄に生涯を捧げた男の物語お次は戦国時代のお勉強です。戦国時代というと、戦に次ぐ戦、主君のためなら命など惜しくない……というイメージがありますが、なかには「戦より茶の湯がしたい！ 大事な茶器のためなら命など惜しくない！」というオタク武将もいたんです。
その名は、古田織部（佐助）。「数寄」と呼ばれる珍しいお皿やお茶碗、茶道道具などに命をかけた武将です。彼は千利休に学び、信長・秀吉・家康という3人の時代を生き抜きます。ちなみに変わった趣味を持つ人のことを「すき者」と呼ぶのは、この「数寄」からきているのだとか。
戦よりもお茶に命を賭けた織部の視点から戦国時代をみてみると、きっと新しい発見がありますよ！ -
<作品内容>
日本仏教の要である、比叡山延暦寺の開祖である最澄、弘法大師の名で日本人なら誰もが聞いたことがある空海。レオナルド・ダ・ヴィンチにも匹敵するといわれる日本史上、比類ない天才である、最澄と空海がまさに華麗に、繊細に、そして豪快に描かれる人間ドラマです！平安の世、当時のニッポンを変えた！といっても過言でないこのふたりは、その青年期は人も羨むエリートコースを歩んでいたが・・・・・・・・・・・本作『阿・吽』は、『サプリ』『＆-アンド-』で女性の心情を美麗な筆致で、細やかに描いてきた著者の新境地です！＜○○に詳しくなる！＞
ただの仏教の話じゃない、狂気の天才2人が問いかける「生きる意味」！日本仏教界の天才、天台宗の開祖・最澄と真言宗の開祖・空海。これだけ聞くと「難しい話？」とかまえてしまいそうになりますが、それで敬遠するのはもったいない！
これは2人の若者が「どうやって生きるか」「どうやって人を救えばいいか」を悩み苦しむ人間ドラマです。歴史や仏教に詳しくなくても、誰もが共感し、自分の生き方を考えさせられる物語となっています。
そして、おかざき真里先生の美しい絵で描かれているため、空海も最澄もめちゃくちゃイケメンです……！ -
<作品内容>
舞台は紀元前。奴隷の身分にありながら、豊かな教養と観察眼、判断力、そしてそれらを駆使して行動を起こす度胸を兼ね備えた、不思議な青年・エウメネスがいた。あの偉大なる哲学者・アリストテレスの逃亡を助けたりしながら、彼が目指していたのは、「故郷」と呼ぶカルディアの街……。のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作が登場！＜○○に詳しくなる！＞
政治、哲学、戦争、経済……さまざまなものの基礎が作られた紀元前を知る！紀元前330年頃、古代ギリシャが舞台です。この時代は、現代まで続く哲学思想、政治、さらに発明などの基礎が作られた時代でもあります。
主人公のエウメネスが特にその才能を発揮するのは、戦場。古代の戦場での兵器の発明、戦略の発明など、次々とアイデアを生み出します。
それでも主人公に好感が持てるのは、ひょうひょうとした性格もあるのではないでしょうか。ただし、戦場のシーンで少しグロテスクなシーンがあるので、苦手な方は気を付けてくださいね。 -
<作品内容>
「私の母は娼婦――そして父は怪物だ」15世紀のイタリア、ルネッサンス時代。現代政治学の祖・マキァヴェッリに「理想の君主」とまで謳われながら、歴史の闇に葬られた英雄チェザーレ・ボルジア。争いに向かおうとする不穏な時代に、全ヨーロッパ統一という野望を抱いた男の戦いの物語。本邦未訳『サチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝』(イタリア語原書)を精査し惣領冬実が描く、華麗なるルネッサンス絵巻！＜○○に詳しくなる！＞
美しい筆致でルネッサンス時代の革命児を描く！続いては、中世ヨーロッパ・ルネッサンスの時代を描いたマンガです。悪名高き富豪一族として語られるボルジア家。そこに生まれた革命児チェーザレ・ボルジアの一生を描きます。
重厚な歴史物ですが、惣領冬実先生は元々少女漫画を描いていた作家なので、絵柄や心理描写の面で女性も読みやすい作品です。当時のイタリアの貧富の格差、教会制度などについても勉強になるので、世界史を学ぶ高校生の方にもオススメです。