殺風景な場所も、プロが撮るとここまで絵になる
2017/07/08
「選択の芸術」とも言われる写真は、たとえ同じ景色でも、切り取り方によって全く違うものに仕上がります。たとえばプロフォトグラファー・Vijceさんがシャッターを切ると、何の変哲もない場所がこんな風に。
光が差し込む
この場所は…
モノクロームな世界で物思いに耽る人に、やさしい光が差し込む中ゆっくり下るサラリーマン。
これ、どこで撮影したかというと…
どこにでもありそうな駅の階段。
続いてこちら。
カラーフィルムでアンニュイな雰囲気が醸し出されていたり、まるでソール・ライターかのような赤い傘が映える画に仕上がっていたり。
ここはもうお分りの通り、
何の変哲もないエスカレーターでした。
心で考えて
魅力を引き出すんだ
Vijceさんは、写真を撮るときのコツを次のように話しています。
「大切なのは、とにかくいろんな角度からその場所を見てみること。
どんな場所でも、ユニークなショットを撮ることはできる。自分の足で歩いて、普段は見逃していた魅力を見つけるんだ。見下ろしたり、見上げたり、近付いてみたり、遠ざかってみたりね。
どんな風にその場所を切り取るのが一番素敵か、しっかりと心で考えるんだ。きっと、自分にしか撮れない素晴らしい作品が生まれるはずだよ」
いつも素通りしているあの場所で、あなただけのショットを見つけてみるのもいいかもしれません。
Licensed material used with permission by Vijce