鉢の上にちょこんと置ける、小さなガーデンテーブルの作り方ご紹介。スチロールのザラザラ感が、木製テーブルを表現するのにぴったり!4つ穴ボタンを利用すると簡単に作ることができますよ。前回記事のガーデンチェアと共に並べて、箱庭などいかがでしょう。
あっという間に出来ちゃう!ガーデンテーブル
前回の記事で、ガーデンチェアの作り方をご紹介しました。
お子さんが大好きな紙粘土も使います。猫ガードの一部を使うことで、ワイヤーだけで作るよりもずっと簡単。イベントや夏休み工作にもおススメですよ。
▼ガーデンチェアの作り方はこちら
今回はこのガーデンチェアに一緒に並べると、より一層可愛らしい雰囲気になる、ガーデンテーブルの作り方をご紹介します。
とても簡単なので、ぜひどうぞ。
4つ穴ボタンを利用したガーデンテーブル
今回は、上画面のガーデンテーブルを作ります。
まず、スチロールとワイヤーだけで作る場合、以下が難しい点だと思います。
・4本の脚は同じ長さか
・天板と脚の接着はどうするか
・接着面が少なくてガタつかないか
そこで、接着面に4つ穴の大きめなボタンを使います。
これらの難しいポイントが、一瞬で叶ってしまう優れもの。簡単で~す。
材料について
◆4つ穴の大き目なボタン。平らだと扱いやすいです。
◆発砲スチロール板 (100円ショップでも見かけますよ)可能なら厚さ1センチ以上
◆盆栽用アルミ線 太さは色々。細いものが扱いやすいです。
◆アクリル絵の具 茶・黒・白・黄色(テーブルに染める色。お好きな色でOK)
◆先の細いペンチ ・カッター ・木工ボンド
材料が無い場合の工夫
◆4つ穴ボタンが無い場合
少し耐久性は劣りますが、お菓子箱などの厚紙や薄い段ボールで代用できます。
キリやシャープペンシルの先端で4つ穴を開けて、そこにワイヤーを通せば同じように作れますよ。
◆盆栽用アルミ線が無い場合
100円ショップのアルミワイヤーでもOK。ただ、本物っぽい雰囲気は出にくいですね。ポップな雰囲気にしたいのなら良いと思います。
盆栽用アルミ線を使うのは、水に当たっても錆びない事、柔らかくて扱いやすい事から。そして、少しペンチで擦るとアンティークな雰囲気が出るんですよ。表面の茶色が良い感じに落ちてくれます。園芸店にあります。カゴも編めて楽しいので是非。
作り方
スチロールで天板を作る
スチロールをカット
4センチ×4センチくらい、厚みが5ミリくらいになるようカッターで切ります。
丸いテーブルにしても良いし、4センチ四方じゃなくてもOK。
スチロールがツルツルしている場合は、カット面を少しスライスして、断面を使うと木目の良い感じ、ザラザラ感が出ます。
さらに、上画像のように溝をつけると、ウッドテーブルらしくなりますよ。
カッターの刃を浅くV字に入れても良いし、使っていないクレジットカードや、定規などを押し付けても良いです。
少し角を押し付けたり、溝の掘り具合を適当にすると使い込んだ雰囲気出ます。
アクリル絵の具でお化粧
お水を少なめに絵の具をといて使うと、いい感じに仕上がります。
私は茶色をベースにして、黄、白、黒を所々に入れてみました。長年使い込んだ木材の感じになるように塗るのも楽しいです。
サイドも忘れないように塗りましょうね。
白を基調に、ほんのすこし茶色を入れるのも素敵かもしれませんね!
裏は適当でもOK。このへんは我ながら大雑把な性格が出ますねぇ。
15分くらいで乾きます。
その間にワイヤーでテーブルの足を作りましょう~
ワイヤーで脚を作ります
同じ長さの盆栽ワイヤーを2本用意
この画像の場合は16センチを2本カット。
それぞれユーピンのように半分に折っておきます。
ボタン穴にワイヤーを通す
さっき作っておいたワイヤーを、ボタン穴の上から挿します。
私はクロスして通しましたが、並行に通しても問題ありません。
その方が作りやすいかも。
この上に天板が乗るというわけです。
グラつかないよう、ボタンの真下でぐるぐると巻いて固定します。
ぎゅっとかしめて、動かないようにしておくと、後で脚のカタチを作るのに楽ですよ。
▼以下は完成した状態の裏。赤い矢印部分にぐるぐる巻いておきます。
4本の脚を広げて、安定するように曲げる
安定すれば良いだけなので、デザインはお好きに楽しんでくださいね。
私は先端を丸めましたが、シンプルに少し横に曲げただけでもOK。
先端の丸め方は慣れてしまえば簡単ですよ。
コツは、いろんな場所を触らないこと。先端だけをつまんで丸めることです。
丸め方
1.ほんの数ミリ程度、先の細いペンチで先端を曲げる
2.ペンチを持つ手のひらが外に向くように摘まみ方を変える
3.そのままぐいっと手前に一周。ワイヤーがペンチに巻き付くように手首をひねる
4.また、2のように持ち変えて好きなところまで丸める
木工ボンドで天板と脚をとめて完成
ボタンが接着面になります。
グッと押し込んで接着面が沢山つくようにしましょうね。
やわらかいスチロールだから、ボタンの上が凸凹でも押し込めることが出来ます。
実は・・・古さを出すために、盆栽ワイヤーに白いペンキを少々つけています。
こんなことをしなくても、ちょっとヤスリをかけたり、ペンチで強くつまんでみたりして傷を付けるだけでもだいぶ変わりますよ。
長い年月が経っている雰囲気を出すように工夫すると、味が出ていい感じになります。
▼椅子と並べるとこんな感じになりますよ~。
▼ガーデンチェアの作り方はこちらへどうぞ
色々書いたので、最後に簡単にまとめますね。
①スチロールを4センチ四方、厚さ5ミリ位に切る
②ザラザラ面に溝を作って、アクリル絵の具でお化粧
③ボタン穴にワイヤーを通し、脚が安定するよう好きな形にする
④天板(スチロール)と脚(ボタン)を木工ボンドで固定する
となります。とっても簡単なんですよ~。
色々な発想で楽しいテーブルセットを作ってみませんか。